今朝、ニュースを見ていたら、アメリカの住宅事情の話が出てて、大変興味深い話でしたのでブログに…。
世界中で猛威を振るってる新型コロナ、観光はもちろん飲食店も大打撃でして、経済の後退が進むものと思われてます、
ただ、住宅事情は異なってて、日本でもそうでしたが(以外に住宅地への影響が少ない)、アメリカは如実、というか逆に価格が上昇しているらしい。
大きな理由としては「新しい生活様式」が大きく関連しますが、
・別荘購入が増えている。
・郊外の住宅に人気が集中
・高級な住宅の引き合いが高い。
・住宅ローン金利が低いので購入資金を得やすい。
そんな中で中古住宅市場は13%~15%以上の値上がりトレンドとなっています。
この生活様式、アメリカの家の在り方に影響が出ているようです。
アメリカでの住宅の購入(住み替え)のスタイルは
高校卒業まで親と実家→大学進学でルームシェア→結婚や同棲により安価な住居へ転居→出産とともに大きな家に住む→子供が自立したら小さめのタウンハウス(こっちでいうテラスハウスみたいなもの)に引っ越して老後を過ごす。
というのがサイクルですが(ちなみに新築するのは少数派)、
しかしコロナ禍の影響で、自立するはずの子供が実家を離れず、大学もリモートで行っているため、結局のところ、上記サイクルが崩れ始めました。
また、不況で若年層に十分な資力がない場合も多いため、オフィスへも親の実家から通うということにもなりました。
親世代がリモートワークの子供のために大きな家を買う、需要が集まるため価格が上昇→若年層の予算に合わない→さらに親世代が家を買うというサイクルになり、市場価格が上昇し、若い世代は都心及び周辺市での購入を断念し、日本でいう空家バンク(Cheap Old Homes(チープ・オールド・ホームズ)というサイト )のようなところで家を買うことになります。(郊外の田舎の古い建物)
そうして郊外の離れた戸建もどんどん売れるようになり、全体として市場価格が上昇基調となるということになりますね。また、上述の中古住宅の修繕のための木材も高騰し(建築、改築ラッシュとなっております)、それが拍車をかけている状況となります。
また、日本と同様外出自粛で思い切って旅行できないっという風潮なので、家じゃないどこかに行きたい、という思いが、個人の別荘購入に踏み切らせてるのかもしれません。
新しい生活様式、欧米のライフサイクルにも影響を与えてます、今後の我々の生活にもどのように影響するか注視したいですね。