かいつぶりの日々

山林関係に強い不動産鑑定士「合同会社鳰不動産鑑定」のブログです
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不動産の鑑定評価・相談・コンサルティング

不動産に関するご相談についてはお気軽に当事務所までご連絡ください。 合同会社 鳰不動産鑑定(におふどうさんかんてい) 〒520-2331 滋賀県野洲市小篠原2101-2風異音素テナント4B ℡077-516-8907 fax077-516-7541 以下、専用のフォームです、
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送信後1~2日程度で担当者からご連絡します。

【宣伝】セミナーを行います。

2022年10月26日 | 実務



私が加盟している野洲商工会のイベントの一環ですが、

以下弊社のセミナーを開催します。


不動産鑑定士が教える「失敗しない家選び」

日時;11月12日(土)午前の部(AM10時半~12時)
          午後の部(PM1時半~3時)
※午前、午後とも最大5名様程度入場可(満員の場合はお断りすることがございます)

場所;弊社事務所フリースペース

資料;弊社提供資料(教材費1000円)※ご自身の相談される不動産の資料があれば終了後相談対応させていただきます。



受付は電話のほか、弊社ホームページお問合せ、FAX、ツイッターDM等でお願いします。
(駐車スペースは先着3台あり、満車の場合は近隣コインパーキングまでお願いします)

mailフォームは以下↓



セミナーはこういった方が対象です(*'▽')
😊 不動産(住宅)を買おうと思っているけど

①不動産屋さんに行くまでに知っておきたい知識ってなんだろ。
②広告を見てもよくわからない、
③値段が高いか安いかもわからない。
④実際、住宅を買う上で注意すべきところってどこなの?
⑤現地で何を見たらよいのだろう?

この①~⑤のお悩みを持つ方は受講をお勧めします。

住宅を買う上で気を付けるべき点を、不動産のプロフェッショナルである不動産鑑定士が不動産の見方、広告の読み方などを説明します。
ある程度、知識と資料の読み方がわかれば不動産屋さんでお話もしやすくなりますし、自分にとってぴったりの不動産が見つかるかもしれません。

よろしくお願いします。(^^♪

※コロナウィルス対策として、マスク着用、手の消毒、検温をお願いする場合がございますのでご協力くださいますようお願いいます。


【社会】石山団地に見る高齢化率とその対策

2022年10月19日 | 実務
地元ネタになりますが

大津市郊外にある石山団地(JR石山駅3.5㎞)で今月医療クリニックがオープンしました、


この団地、昭和の後期に造成された団地ですが、地域内の高齢化が進み高齢化率は50%、また医療施設も撤退して生活の利便性が落ちていき、また健康に不安を抱えるお年寄りにとっても大きな課題となってました。

地元の法人が協力して診療所を設置、現在4科の診療となりますが、今後は医療体制の拡充を進めるとのことです。

この団地、平成26年くらいから高齢化への取り組みを行っておりました、今回はその取り組みの一つが実現したという形となります。

ちなみに場所はこのあたりです(^_-)-☆


ところで高齢化率、大津市の今年五月時点の高齢化率は全体で27%ですからかなりピンポイントで高齢化が進んでいる地域であると思われますね、

地価の動向はどうなっているか見てみますと、ちょうどこの団地に地価公示の地点がありましたので調べました。


※地価公示大津-20、みんなの地価マップより抜粋

平成15年の下落は結構きついですね…。
基本的に2%-3%弱の下落率で推移しています。
平成2年が205,000円/㎡ですから現在は54,000円…、1/4の価格ですね。

このように滋賀県の郊外の住宅地で高齢化が進むと地価下落の大きな原因となります。
バブルの頃に造成された郊外の団地、
住環境維持や世代交代が上手くいっている地域もありますが、
地価下落の一途をたどる地域もあります。

この地域では今後も再生計画が策定されているとのことですので、今後の動向に期待、他の同様の地域についても「何が一番必要か」という観点でアイデアが出てくると良いですね。




【法律】土地利用規制法施行

2022年10月12日 | 日記
この10月から新しく「土地利用規制法」が施行されました。

内容は、
・国が定める「重要施設」の周囲1キロ、国境離島を「中止区域」に指定、利用状況を調査する。
・重要施設などへの妨害行為は中止勧告、命令。応じなければ罰金・懲役
・一部の自衛隊基地周辺、領海の基点となる無人国境離島は「特別注視区域」に指定、200㎡以上の土地の売買について事前届出義務あり。

ここでいう「重要施設」は原発、米軍基地、自衛隊駐屯地などです。これらへの妨害行為、すなわちレーザーや違法電波の発射などで、施設の運用を妨害することは罰則となります、つまりこういった事案が発生していた…ってことですかね。

この法律の背景は、近年の外国資本による日本の土地の買い占め問題が背景となっており、国家の安全を重視して土地利用及び売買について規定を定めたということです。

不動産鑑定に絡む部分としては、取引が事前届出義務となること。
手続き内容は具体的にはわかりませんが、一つ作業が多くなることは確かです。
私の考えで申し上げますと、手続きが多くなることで、これらの土地の価格が大きく変わることはないと思いますね。

上記法律から離れますが、ニセコエリアのように、外国資本流入でリゾート開発が進み大きく地価変動した場所はもちろんあります。
ただ、一部の報道では山林・水源地の買い占めを行っているといううわさも聞きます。

外国資本の流入、これを良しとするかどうか、中々判断が難しいところですね。









【おうち探し住むとこ選びその28】 道路との高低差の影響

2022年10月05日 | おうち選び、住むとこ選び
価格形成要因のうち、道路との高低差について説明します。

最近の分譲地にはあまり見られないですが、昭和後期~平成初期あたりに分譲した住宅地では、道路より高いところに家が建っていることが多いですね。
最近は大体がフラットです

当時の分譲地はひな壇式に傾斜地に造成され、日照や眺望に重きを置いた開発が主流であったことから、道路から階段上って家に帰宅という形の住宅が多かったです(ちなみに掘り込み車庫てのが主流でした)

確かに道路より高い位置にあると日照、通風、眺望、排水の点でメリットがあります。
また道路から覗かれないという点がプライバシーの保護につながりますね。

デメリットは、家の出入りが大変であるという点が大きいです。現下の高齢化社会では、家主が高齢になり自力で出入りが難しく、一人で生活を営むことが厳しい状態のケースも出てきていることを考えると、時代的には高台ではなく平地にシフトしているんだなとも考えます。
余談ですが、道路より低い宅地のメリットはほとんどありませんので、解説しません。

先日地価調査が発表されました、
詳しい話はニュースサイトに記載されていますが、郊外の利便性の低い土地の価格がどんどん下落傾向、
特に古くなった高台団地は高齢化が進み人気がないことや若年層を中心とする労働世代が需要を牽引しているか否かの点を考えると、不動産を嗜好する世代の人口ピラミッドが変わらない限り、このような団地が再び陽の目を浴びる可能性が少ないかもですね。


単純に利便性を嗜好すれば駅前フラットな土地になるんですが
眺望が得られる土地というのも、ここ近年の開発により少なくなってきています。

話はそれますが、私は毎朝散歩しておりまして、田んぼの真ん中のあぜ道を40分ほど歩いてます。



田んぼでは空がすっきり見えます、空を見てるとストレスが解消される感じがしますね。

戸建てならではの眺望の良さの作用、数値では測れないですが、この感覚はタワーマンションの開放感とは異なりますね。