先日、「高齢者の薬、過剰服用による害」という記事を目にした。高齢者は薬の管理ができなくて飲み忘れることが多い。また何種類もの薬の「飲み合わせ」による副作用などの健康被害が生じているという。
薬の飲み方には食前、食後、食直前、食間、寝る前などがある。寝る前というのは分かりやすいが、食前、食後30分以内とか細かい指示となると、私もその通りの飲み方をしているとは言えない。
現在、私はぜん息の吸入薬を朝夕2回と、高脂血症、中性脂肪、骨密度治療薬2種類、それに血圧降下剤が増えて、全部で5種類の錠剤を飲んでいる。今のところまだボケていないので忘れずに飲んでいるが、薬の飲み方がそれぞれ違うので馴れるまではよく飲むのを忘れていた。
薬を指示通りに飲むことは大事だが、何種類もの薬を一緒に飲む「飲み合わせ」による副作用も心配だ。が、飲まないわけにもいかないし…。
昨今は「お薬手帳」なるものがあり、表紙に「病院・医院・薬局には、毎回お持ちください」と書いてある。が、「お薬手帳」をくれた病院でも、その後「お薬手帳を見せて下さい」と言われたことは一度もない。まして違う医院で「お薬手帳を持ってますか」と聞かれたこともない。結局、「お薬手帳」も大して役に立っていないということだ。
何種類もの薬を一緒に飲んで副作用の心配がないとは思えない。患者がどんな薬を飲んでいるか確認もしないで薬を処方していいのか、といつも思う。
大げさに言えば我々は医者に命を預けているのも同然で、信用しているからこそ出された薬を疑いもせず飲んでいる。医者には「過剰服用による害」や「飲み合わせ」に注意して投薬する責任があると思うのだけどネ。
私もとうとう血圧降下剤を飲まなければならなくなった。「ベニジビン4㎎」を夕食後に1錠という指示なので、同じく処方されている高脂血症の薬と一緒に飲んでいる。
初めて飲んだ翌朝、いつものように4時に起床したが、何だかいつもと違ってすっきりしない。体がだるい感じがして、ウオーキングに出るのも大儀で中止した。また、いつもは朝食が待ちきれないくらいなのに、食欲がない。こんなの珍しいわ。
肝心の血圧は少し下がっていたから効き目があったのだろう。が、毎朝この調子では困る。気になるので、ネットでその薬の副作用を調べてみた。
「起こる可能性のある重大な副作用」として、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇が挙げられていた。
また、これ以外の副作用としては、ほてり、血圧低下、胸部重圧感、徐脈、頻脈、期外収縮、頭痛、頭重、眩暈、ふらつき、立ちくらみ、眠気、しびれ感、便秘、腹部不快感、嘔気、胸やけ、口渇、下痢、嘔吐、過敏症、発疹、そう痒感、光線過敏症、歯肉肥厚、浮腫、顔浮腫、下腿浮腫、手浮腫、CK上昇、CPK上昇、耳鳴、手指発赤、手指熱感、肩こり、咳嗽、頻尿、倦怠感、カリウム上昇、女性化乳房、結膜充血、霧視、発汗……。
えっ、こんなにたくさんあるの? 私もそれほどひどくはないが、赤字で示したような症状を感じた。が、不可解なのは、こんなにたくさんの副作用があっても治療薬として承認されていることである。飲むのが怖くなるわ。
1週間たってもこの調子なら医院に行こうと思っていたら、馴れてきたのか不快感は徐々に解消された。最高血圧は20ほど下がったが、最低血圧はあまり変わらない。とりあえず1カ月間測って数値を記入、グラフ化して医者に見せよう。が、副作用がこんなにあるようだけど大丈夫か、なんて聞くと機嫌が悪くなるかも…ネ。
信頼関係とは言え吾々の年代では医師は偉い人」患者は黙って指示を受ける者!と相場が決まっていましたから。
飲み合わせ支障も知らなければ大きな副作用もないのが普通。
よく聞くでは有りませんンカ
プラセボ(偽薬)効果、、脳内で都合よく処理出来るのが人間の面白さ!
あまり真剣に追及しなくても身体を信じて成り行き任せも大切なのではと能天気なsirousagiのきもちです。
お医者さんには「お客様は神様です」は通用しないようで、思うことを言えません。それでも昔とは違ってきましたが、気を使いますね。
その点、赤穂中央病院の医師・看護師・職員はみんな親切丁寧に話を聞いてくれます。近ければ変わりたいと思うのですが、いざと言う時に困るので変われません。
副作用を恐れるのではありませんが、一人暮らしは夜中に体が不調になることが怖いのです。まあ、心配しても始まりません。「あとは野となれ山となれ」、能天気が一番ですね。
私はひつこいくらい要求されます。
持ってこないと割増料金を戴きますなんて言われて。
お薬は食後30分にコップ一杯の水を飲んで、という設定で薬品会社は開発しているらしいですね。何で飲むかどれだけ時間が過ぎてからのむかで効き方が変わって来るらしいですね。
いいえ、私は内科は月に1回、整形は3か月に1回ですので、全然無関心なのか。まあ、これまで薬を飲んでどうにかなったということはありませんので大丈夫なのでしょう。
食後30分というのは30分以内か、30分過ぎてなのか、よく分からないのでいい加減なものですけど…。
水と一緒に薬を飲むとお腹がいっぱいになりそうです。
医療費を節約しようと、勝手に飲むのを止めるわけにはゆかず、言われるがままに飲んでいますが、これで飲み合わせの副作用が出たら目も当てられませんね。
高齢になると医療費がたくさんいります。2割になったら飲まないようにしなければ…。