つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

80歳にして初体験!・・・

2021-10-08 | 私事ですが

 どんな虫か、見事なまでに食べつくしている。こうなるともうアートだネ! 

 先日、ウオーキングの途中、久しぶりにKさんご夫婦と再会。Kさん宅は私のウオーキングルートの起点近くにあり、いつしか出会えば言葉を交わすようになっていた。今年はじめ頃、ご主人が手術され、自宅療養中とかでしばらく会うことがなかった。お元気になられたようで、涼しくなったのでウオーキングを再開したという。良かった。
 一緒に歩きながら、たくさんのアケビが成っていると話したら、奥さんが家へ高ばさみを取りに戻った。ご主人はこの地で生まれ、子どもの頃からこの山に慣れ親しんでいるそうで、色んな木の名前、アケビの木がある場所、黒竹が生える場所など色々教えてくれた。黒竹は縁起物として重宝され、古くから釣り竿や茶道の道具に使われているそうだが、この山に自生するとは知らなかった。
 私が知っているアケビの木から少し離れた山の中に2本のアケビの木があった。見上げるとあるわあるわ、枝にいっぱいぶら下がっている。が、高ばさみでも届かないところが多くて残念だけどあきらめた。
 ご夫婦の家の前まで戻ったとき「お茶でもいかがですか」と誘われた。ためらったがせっかくのご厚意を断るのも失礼だし、お言葉に甘えてお邪魔した。
 大きな家で純日本風建築で築50数年という。玄関に入ると前に真ん中に一枚板の大きな衝立。部屋のあちこちに、今ではめったに見られない職人技の仕事がいたるところに見えた。屋久杉の彫り欄間、黒竹で作られた軒すだれ、一枚板の大きな座卓、民芸家具を取り入れたアンティーク風インテリアが見事だ。また備前焼の花瓶や置物、中国陶磁器の置物や工芸品など骨董品がたくさんあって、家中がまるで小さな美術館みたいだった。

 家に帰って早速、頂いたアケビをデジカメでパチリ!

 そして一番大きいアケビの ザックリ割れた口から果肉をスプーンですくって食べた。とろりとした白い果肉は甘くて美味だったが、種ばかりで食べるところがない。が、ネットでみると皮も実も食べられるレシピがたくさんあった。
 昔、スーパーの棚に置いてあるのを見たことはあるが、アケビを手に取るのも食べるのも初めて、まして皮まで食べられるなんてちっとも知らなかった。80歳にしてアケビの初体験! まだまだ知らないことがいっぱいあるんだろうネ。

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2 コメント

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木通のレシピ (sirousagi gamanoho)
2021-10-08 18:13:54
sirousagiも田舎育ちですので
山中の木通探しはお手のもの、見つければ蔓を引きずり下ろし!(野蛮だな)もぎ取り口に入れたものです(70年前の生駒山ろくでは珍しくない風景)
この写真のような美しい完璧な実ではなかったのですがあのねっとりした甘さは
忘れられません。
野趣に富んだ木通も色々お料理出来るのですね
少し苦みが有るのであく抜きしてから皮ごと煮物、てんぷらにもできるそうです
グラタン風にしても美味しいそうですよ
私は中身だけスプーンで種と格闘しながら味わうのが1番ですけれど
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Unknown (オールドレディー)
2021-10-09 09:13:42
★shirousagi gamanohoさま
この歳にして初体験。県北にいたら考えられないことです。海や山がすぐ近くという恵まれた環境のおかげで、今のコロナ禍も自然に癒されています。おひとり様の暮らしには便利さも必要ですが、私には今の暮らしが一番です。
アケビは種が少なかったらいいのに、それに果肉から離れにくいのが難点です。が、甘くておいしかったですわ。3つ全部食べてしまいました。ウフッ!
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