先日、友人のIさんと、Hさんのご自宅マンションに招待されて、初めて“男の手料理”なるものをご馳走になった。Hさんは80歳、Iさんは82歳、私は74歳、計236歳という高齢者の集いである。
3人は、9月に閉鎖になった当地のスイミングスクールの仲間で、かねてより「時にはお食事でも…」と約束を交わしていた。1回目が実現したのは先月中旬で、街中の食事処でランチを楽しんだ。その時、「よろしければ来月は拙宅へ」とお誘いがあり、お邪魔することにしたのである。
1人暮らしの男性のお宅へお邪魔するのは初めてだ。Iさんと待ち合わせてHさんのマンションへ着いたのは12時半頃か。Hさん宅は6階、3LDKの広い部屋で1人で住んでおられる。晴天なら窓外の景色が美しいだろうに、あいにくの雨模様でデジカメを持参しても出番はなし!
Hさんは料理をするのがお好きだそうで、三度々々の食事作りは苦にならないという。女性でも大儀なのに、男性が掃除、洗濯など、家事全般をこなすのは大変だろうと思うが、とんでもない。1人暮らしは気楽でいい、少しも不便はないといわれる。それに、ひとり旅がお好きのようで、信州には定宿があり、地域の人たちとも顔なじみになって、年に4、5回は楽しい旅をされているようだ。
さて、料理が出来上がったので、テーブルに並べるのだけはお手伝いした。ワインがお好きとかで、ワインセラーも備えてあるらしい。お肉料理なので赤ワインを所望、高齢者の一番の願い事である「健康」を祝して乾杯。ワインは久しぶりである。
ステーキは茹でたにんじん、フライドポテト添え、りんごとコーンのサラダ、油で揚げたニンニク、トーストとフランスパン、ワインとコーヒーは写真を撮るのを忘れたのでネットから拝借した。まるでレストランで食事をしているような雰囲気で、とても美味しかった。女の私でも面倒なのに、よくこれだけ作れたものだ、と感服する。
初めての“男の手料理”は味付けも量も良しで大満足。強いて言えば、青いレタスと赤いトマトがあれば色彩的にも言うことなしなのだが…。余計な事を言ってすみません 食後のコーヒーを頂きながらしばし談笑、時間の経つのも忘れるほどだった。後片付けも苦にならないと言われるので、お言葉に甘えてそのままにして失礼した。ごちそうさまでした。
料理を作るのに、年齢・性別は関係ありませんね。
一流シェフといえばほとんどが男性ですが、男性の方が味覚が優れているのでしょうかね。
料理は好きだけど後片付けはどうも…、そんな男性が多いそうですが、料理ができれば1人になっても困りませんね。
これからの男性は料理、洗濯、掃除ができなければお嫁さんの来てがないかも…。
細々と行き届いた食卓のお料理、お相伴したかった。
高齢のしかも男性の手作りなんて国宝級
良いお仲間に囲まれてオールドレディさんの日常究極の幸福感に浸されいますね。
ほんと、ここまでできれば女手は不要ですね。グルメ通で舌が肥えているから味付けもいいのでしょう。上げ膳据え膳の“男の手料理”、ワイン片手に女王さまにでもなった気分でした。