つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

株はしっかり勉強してから始めよう!・・・

2024-07-13 | 私事ですが

 11日の東京株式市場で取引開始直後から日経平均株価が急上昇、史上初めて4万2000円台に突入した。前日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が雇用情勢が想定外に悪化した場合、「利下げを行う可能性がある」と発言したことを受けて、早期利下げ開始への期待が広がりほぼ全面高、買い注文が先行したそうだ。
 しかし12日の東京株式市場では日経平均株価は前日終値に比べて1033円も下落した。また為替相場は急速に円高が加速し、1ドル=157円台前半まで値上がりした。株価も為替相場もそろそろ潮目が変わるのかな?

 今から30年数前の日本はバブルに湧き、誰もが明るい未来を信じていた。私もご多分に漏れず、バブルの饗宴に乗ってこっぴどい目に遭った一人である。
 日本の株価は、1980年半ばから急上昇を始め、1987年のブラックマンデーで一時値を下げたが、日経平均は1989年12月29日に38915円の最高値をつけた。後から見ればこれがバブルのピークだったという。
 1990年、バブル崩壊で不況が深刻化、日経平均株価は15000円を割った。これが「失われた20年のはじまり」だという。手痛い目に遭って、もう株への関心は薄れていたが、毎朝、新聞で株価をみてはため息をついたっけ。
 1999年、日本でも株式売買委託手数料が完全自由化され、ネット証券の開業が相次いだ。ネットで株の売買ができるようになった。「バカは死ななきゃ治らない」と言うが、私は性懲りもなく塩漬け株を全部処分して、戻ったお金でネット株を始めた。
 その頃、「デイトレーダー」なる人が出現。パソコンを何台も備え付け、朝から晩まで相場とにらめっこ。売った買ったを繰り返して何百万、何千万円儲けるという。やはり株で儲けようと思えばそれなりの資金と勉強が必要で、株の勉強もせずに楽して稼げると思ったら大間違いだ。
 そして2008年、徐々に景気も上向きになってきたと感じられるようになったときリーマンショックが起こった。世界的な株価の下落、金融不安を加速させ、日経平均株価は終値最安値7054円をつけた。またリーマンショックで不動産価格が暴落。そのおかげで私は築後10年のマンションを発売価格の3分の1超の値段で手に入れることができたのだ。株価は大幅に下落したがマンションはお買い得。何が幸いするやらw
 そして2012年、アベノミクス開始。アベノミクスによって日経平均株価は回復基調となり、民間企業の業績回復に貢献したという。
 「短気は損気」というけど、先人のいうことに間違いはない。叩き売ったあの塩漬け株が、今では買値の5倍、10倍になっているものもある。あのまま放っておけば1000万円は儲かったのにと、悔し涙は流さないまでもため息がでる!
 私がもう10年若かったら、この盛況ぶりに浮かれたかも。だがもういつお迎えが来るかもしれない年だ。残りの株も適当なところで処分しよう。これで終活はすべて終わる。しかし株は売り時が一番難しい。欲を出して売り時を逃したり、早まって儲けそこなったりする。
 先週、利益が出ている株を処分した。下がったら困ると早めに売ったら15万円儲けそこなった。それにしても株の譲渡益はわずかなのに所得税54208円、住民税17697円も引かれた。今、国が推奨しているニーサは、新規のNISA口座で買い付けた株や投資信託だけが非課税の恩恵を受けるそうで、私は該当しない。残念!

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