つれづれに 

老いてゆく日々、興味ある出来事に私見を添えた、オールドレディーの雑記帳です。

期日前投票をすませたよ・・・

2010-07-05 | 私事ですが
 参院選の投票日まであと6日。が、転入して1ヶ月余の私には現在地では投票できない。さて、どうしたものか。面倒だから棄権しようか。いやいや、棄権してはブログで文句が言えなくなる。と思っていたら、6月25日、転出前の市選管からハガキがきた。
 それには、転入前所在地の投票所入場券と3つの投票方法が記してあった。①投票当日に転出前所在地で投票する。②6月25日~10日の期間内に、転出前所在地で期日前投票をする。③転出前所在地の選管に「不在者投票宣誓書兼請求書」を郵送して投票用紙を送ってもらい、期日前投票をする。
 ③の方法を選択、「不在者投票宣誓書兼請求書」を郵送したら2日ほどして速達で書類が届いた。岡山県選挙区選出議員名簿、比例区政党名簿と登録者氏名名簿、それに「不在者投票証明書」・「不在者投票用紙」在中と記された封筒が入っており、密封された封筒の表には、この封筒は開封せずに選管に提出し指示にしたがうようにと朱書きで書かれてあった。
 さらに、投票した用紙は投票所が閉じる時刻までに転出前所在地の投票所に到着しなければ無効になるので、郵送に要する日数を考慮して早めに投票をするようにとある。が、なんせ田舎の支所のこと、一般には6月25日からできるはずの期日前投票が7月5日からでないとできないというのである。本所まで行ってもらえればと言われたが、バスで20分、そこまではどうも…。

 というわけで、今朝9時過ぎに支所の中にある期日前投票所に行った。その部屋には受付の女性2人、選挙管理委員だろう男性が3人いて、別に2人の市の職員が立ち会い、みんなの注目する中で封筒が開封された。岡山県選挙区用の投票用紙と大・小の封筒、そして比例区用も色違いの同様のものが入っている。まず、選挙区用の投票用紙が渡され、記入したら小さい封筒に入れて封をし、今度はそれを大きい封筒に入れて封をし名前を書いて職員に渡す。比例区用も同様にして投票が終了。この封筒が転出前所在地の投票所に送り返されるのである。「ご苦労様でした」という丁寧な言葉に恐縮して外にでたが、この仰々しさにはたかが選挙と軽々しくは言えないような緊張感を覚えた。

 わが県の選挙区候補者は民主・自民・共産党の3人だけである。自民党はもちろんだが共産党もバツ、棄権しないとなると民主党しかない。民主党のマニフェストには物申したいことがいくつかあるが、ほかに選択の余地がないとなれば民主党候補の江田五月氏の人柄、長年の経験に期待するよりない。
 比例区についてはタレント候補者が目立つ民主党には投票したくない。比例区も政党名と個人名を記入してもよいそうだが、有名人ではない候補者の情報はまるで皆無、となると政党名を記入するより他はないのである。
 各政党の主張を聞いていると、あの政策はあの政党、これはこの政党の主張に賛同をと、一長一短あるマニフェストから支持政党を選ぶというのは難しい。私はみんなの党の江田憲司幹事長の歯に衣着せぬ物言いが小気味よくて好感をもっているのだが、衆院議院の彼に投票はできない。で、あるいは民主党との連立もありかなという期待を持って、比例区は「みんなの党」と政党名だけを記入した。

 連日の各党代表の論戦を聞いているとおかしくなってくる。特に、与党民主党と野党自民党の言っていることは政権交代前と立場が真逆になっただけで、当時、言われたことをそのまま言い返しているだけである。いっそのこと、各党が掲げるマニフェストから優れたものを選び優先順位をつけ、それを超党派で論議しみんなで政策を決定するということはできないものか。何が何でも与党のマニフェストを実現しようとするから無理が生じるのであり、野党の協力が得られないのではないか。
 巷の声を拾ったマイクに、「参議院を廃止して、それで財政の穴埋めをしたらいい」という声があった。参議院の存在価値がどれほどのものか、廃止が可能なら大賛成である。
 また、選挙戦のどさくさにまぎれ、新参議員会館が完成、引っ越しが始まったそうだ。以前の2倍以上の広さと豪華な設備、民主党が野党だったら文句をつけただろうか。議員削減、給与削減、どれも自分に関係の有ることには目をつぶるのが政治家の特徴らしいが、さて…。 
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7 コメント

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人柄・・・ ()
2010-07-05 23:10:56
人柄で江田五月氏に入れるというのは全く理解できないです。江田氏は昨年、政治資金数百万円をキャバクラ代につぎこんでいたことが発覚しましたが、そのことについて「不当性も不法性もない」と居直りました。また同時に、政党交付金をもらっていないと嘘もつきました。社民連時代には宮沢内閣から機密費をもらっていたことが露見し、「記憶にございません」ととぼけ、事務所の職員に責任をなすりつけたこともあります(ホームページにコメントが残っています)。細川内閣時代には、それまで熱心な原発反対派だったのに閣僚の椅子を打診されるとコロリと原発推進派に転じたことなど、節操のないエピソードは枚挙にいとまがありません。
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一票の重さ (おくだっち)
2010-07-06 09:06:18
やはり投票所に行くと、たかが一票と思ってもその責任の重さを感じますね。
私は、比例区を白票でと思っていましたが、組織内候補がいましたので個人名を書くことになります。
ただ、選挙区にこれはという人がいないので、最後まで浮動というところでしょうか。
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Unknown (オールドレディー)
2010-07-06 09:12:22
♠南さま
そうですか。そこまで詳しくは知りませんでした。多かれ少なかれ全く清廉潔白だといえる政治家はいないでしょうし、クリーンでも能力の劣る人はこまります。仮に知っていたにしても他に選択の余地はなく、白票で投じるしかなかったでしょう。

今はだれがやっても同じようなもの、少数政党ではどうにもならないし、さりとて自民党には戻したくありません。となると、江田さんしかいないということです。
お父さんの江田三郎さんの方がなじみがありますけど…。
小選挙区では納得のいく清き1票となるかどうか、投票したい人がいない場合はどうされますか?
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Unknown (オールドレディー)
2010-07-06 09:19:58
♠おくだっちさま
選挙区にこれという人がいない場合はどうしたらいいのでしょうね。
今は民主党の安定政権を期待するよりほかないと思うのですが、この政権が倒れたらどうなるのでしょうか。
正直、何にも変わらないのならという若者の無関心さが分かるような気もします。
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政治家の能力 ()
2010-07-06 15:53:48
オールドレディー様

過去の記事では又市議員や市町村議会の汚職等を厳しく批判されていたのに、江田氏の汚職の数々を知った途端「全く清廉潔白だといえる政治家はいないでしょう」というのはあまりにダブルスタンダードではないかと思います。
また、クリーンさよりも能力を重視するとしても、江田氏は能力の点でも大いに問題があります。たとえば、オールドレディー様が駄目出しされている自民党の追求で、江田氏は失策ばかりしています。社民連時代に雑誌の企画で自民党代議士と誌上対決する機会が複数回あったのですが、江田氏はいいように丸め込まれていました(これが後の新党を渡り歩く時代の迷走につながります)。その後自民党候補への対抗馬として岡山県知事選に出た時は、当初江田氏が圧倒的優位と予想されていたにもかかわらず、インタビューで自民党候補との政策を違いを聞かれて「よくわからない」と笑いながら答えてしまったり、支援を受ける社会党へ説明責任を果たすのを怠ったりと失策が重なり、結局落選してしまいました。森喜朗議員の買春暦疑惑が取り沙汰された時には、追求する側なのに逆質問に対してしどろもどろになってしまい、どちらが追求されているのかわからない有様でした。また、永田メール事件では民主党内でも慎重論があったのに真偽が確認されていない時点でフライング的糾弾を繰り返し、自縄自縛に陥りました。他にも「シリウス」の大失敗や、言わば父・三郎氏の遺産である社民連をろくに説明もせずに潰してしまったことなどたくさんあります。

投票したい人がいない場合はどうするかとのことですが、私の場合そういうことはありません。仮に絶対評価が低い候補ばかりだったとしても、政策と力量を比較して一番ましな候補を選んで入れます。投票という国民の責任を果たさずして政治を語ることなど考えられません。
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Unknown (オールドレディー)
2010-07-06 16:48:58
♠南さま
江田さんのことにとてもお詳しいようですね。

私はずっと自民党支持で、昨年の衆院選から民主党支持になったので、旧野党の政治家についてはごく一般的なことしか知りません。

政治を語るなんてそんな大それたものではなく、政治に関心があるといった程度で、またとくに関心のある政治家もいません。

自分の思ったことだけを述べているだけなので、いい加減とおもわれるでしょうね。

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Unknown ()
2010-07-07 20:43:35
オールドレディー様

誤解をされているようですが、私は江田氏の汚職や失策の数々を知らなかったこと自体は責めていませんよ。ダブルスタンダードはいかがなものかと申しているのです。又市議員の件との対比はすでに触れましたが、昨年5月13日の鴻池議員のスキャンダルに関するエントリーと比べるとよりわかりやすいです。

鴻池氏は公用でない熱海旅行に行った際、議員に支給されているJR無料パスを使っていました。グリーン車だとしても片道7000円足らずとはいってもパスの不正使用に変わりはありません。オールドレディー様は「こんな恥知らずな行いをする人でもまだ次期選挙に公認するのだろうか」「最低の政治家である」「もう議員辞職ものですね」と激怒されている。お怒りごもっともです。
ところがその不祥事をはるかに上回る、金額にして数百万円、発覚後には居直りのコメントまで出している江田氏の公金キャバクラ事件を指摘されると「全く清廉潔白だといえる政治家はいないでしょう」などとおっしゃる。このダブルスタンダードについて私は指摘しているのです。

「自分の思ったことだけを述べているだけなので、いい加減とおもわれるでしょうね。」とのことですが、例えば日常の出来事や道楽のことなら思い付きでの書き込みでも全然かまわないと思いますよ。しかし国の行く末を左右する政治についてはいい加減では駄目でしょう。だからこそ、過去のエントリで何度も汚職や政治家の不祥事について怒りのエントリを書かれてきたのではないのでしょうか?また、他人を批判するのであれば自らもそれなりに襟を正すべきだとも思います。

私の知人にも70過ぎてからブログを始めた人がいるのですが、政治にしろ時事問題にしろ、エントリーを書く前にそういうことを頭の中で繰り返し自問していくと非常に良い頭の体操になって爽快だそうです。オールドレディー様はボケ防止の一貫としてブログを更新している旨書いておられますので、試してみられることをおすすめします。ではさようなら。
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