
~ 11月5日撮影の栴檀の木 ~
台風16号が過ぎて3週間になった。
3週間後、21号が来たが新芽は元気に成長し、若葉となった。
12月に入れば再び落葉するだろうが、精一杯に生きる木々に感動した。
午前中に薄日が差し始めたので久し振りにビオスの丘にドライブした。
石川インターチェンジを降りて仲泊方面へ行く。
仲泊のの入り口で標識に従って左にハンドルを切った。
標識は沖縄ロイヤルカントリーと同じ方向になる。
インターチェンジを降りたところで前が降り始めた。予報より早い。
入園の入り口まで行ったが雨じゃどうしようもないと引き返そうと思ったが、連れが「折角だからと」ということでしぶしぶ腹を決めて入場券を買う。
ホテルや空港で割引券をもらってくることを忘れたことに気付いた。
ますます、憂鬱つになる。
「割引券はないの?]あるわけじゃないが、だめもとで厚かましく確認する。
「ありません」窓口嬢は不機嫌に応える。
「遊覧船はどうします?」と窓口嬢。
「この雨じゃいらないよ」と今度はこちらが不機嫌に。
入場すると直ぐに高い陸橋にかかる。ヘゴなどの林を眼下に見渡す絶景だ。
急いで引き返し乗船券を買う。
「窓口で買うと2割ほど安くなりますからね」と窓口嬢はニコッと笑う。
雨は激しくなった。
橋を渡ると20人くらいのグループの案内人が
「エレベーターで降ります」と手招きする。
同じメンバーだと勘違いしている。

陸橋の上からのヘゴが自生する風景。雨で煙っているのが残念だ。

遊歩道が整備されているのには少々驚いた。


5分ほどで10艘余りの舟が舫っている乗船場に着いた。
この間に靴の中は濡れてしまって気持ち悪い。



湖沼のような水路をゆっくりと遊覧船は進む。
餌が豊富らしく渡り鳥や留鳥をみかけることが出来るらしいが、こんな雨天の日はだめだと若いガイドはいう。
ガイドは沖縄宜野座の出身と言う男性だが訛りがない。
軽妙な喋りは退屈させない。
この日見たのはバン、白鷺、そして何とか云う水鳥で2羽で水面を泳いでいた。
アカショウビンやカワセミなどが来るらしい。



30分余りの遊覧はあっという間に終った。
茶店であたたかなスープを飲みながら庭園の風景を楽しんだ。
今度来るときはこの水牛車に乗ってみよう。
他にもいろいろな見所があると言われたが、兎に角、雨足が強く早々に引き上げた。
いつか、たっぷり時間をかけて歩いてみたいと思った。
雨にもかかわらず、入ってよかったと連れに感謝した。
ビオスの丘
