平成25年6月9日 日曜日午後3時の空。
雨が降りそうで降らなかった。
きょう6月10日も朝から晴れ。
夜のうちひと雨あったらしく木々の葉が濡れて朝日に光っていた。
台風3号が、漸く発生した。
3,4日後には本島付近を通過するだろうから、風雨は強くなる。
梅雨明けがどうのこうのと真面目に考えていたが、この分だと梅雨明けの前触れかどうか判断がつかなくなる。
自然も世事も、ちょっぴりでいいからすんなりいかないものだろうか。
万座毛に行く途中の車の中。
突然、連れが
「読谷村にダムがあるのは知っているか」と話題を替えた。
「見たことことも聞いた事もない!読谷村はあちこち走ったから知ってるつもりだ」と応える。、
「いや、ある」
そういいつつ、西海岸に差し掛かる手前で、58号線から急に左にハンドルを切った。
琉球村にでも行く気だなと思っていたら、琉球村を通り過ぎる。
「どこ行くの?!」
「長浜ダム。すぐだからーーー」
名前も聞いた事がない、というと彼は得意気にほくそ笑む。
「noraも知らない所があるんだ」と機嫌がいい。
大体、いろいろなところを案内するのは私が多いから、得意になっている。
カラオケを歌わせるとなかなか上手いが、聞きかじりの覚えてもない歌を得意気に歌う奴でもある。妙にメロディーがあっているようなので始めの内は誤魔化されるが、適当に伴奏に合わせて即興で作曲しているのだ。
そんな彼だから駄洒落も多い。
あまり面白くない駄洒落で悦に入っている奴だから、また何か下らないことでも思いついているんだろうとダムなんて嘘だとうんざりしていた。
この辺りかな、といいつつ小さな道を左に入った。
目の前にダムの堰が見えた。
「ほんとうだ!いつもの駄洒落と違うんだ」
「ううん、そんなにいつも駄洒落は云わない!」
これ池じゃない?と云いたいところだけれども、看板は立派なダム。
振り返るとすぐそこに海が見える。
下に見えるこの道路を上って来たのだ。
水飢饉で沖縄が喘いでいた頃に出来たようだ。
このダムの奥の山を越えたら世界遺産の「座喜味城址」がある。
ダムを離れる頃から空模様が怪しくなってきた。
読谷村の長浜ダム
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