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樹上に射す陽の光は秋の気配だった。
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毎日のことではあるが、時には腹立たしくなる。
夕暮れになると毎日のように、男たちが三々五々6,7人集まってきて飲みながら談笑を始める。
ジュースかお茶かお酒かはわからない。
特段、騒ぐわけでもなく、大声をあげるわけでもない。
9時ごろにはいつの間にかいなくなる。
一日の仕事の疲れや憂さを晴らしているのだろうとほほえましくみていた。
ところが、ある時、空き缶や料理の皿や袋などが大きなビニール袋に入れられて、写真のように置き去りにされているのに気がついた。
袋に入りきらないのか、袋や空き缶、タバコの吸殻などがテーブルの上、足元、階段とところ構わず散乱しているのである。
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どうしたのだろうと不思議に思っていたら、偶然、この日にゴミ拾いをしている婦人をみつけた。
早朝、六時過ぎのことだ
最初、公園を管理する人だと思っていた。
数日後、この人の正体がわかった。
最近、この公園の広場で6時半頃から、5,6人集まってラジオ体操をするご婦人たちがいる。
その中のひとりだった。
ゴミ集めを終えた婦人が作業衣を脱いで、金網にかけると体操着姿に変った。
声をかけ、写真もという衝動に駆られたがやめた。
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近くの幼稚園児達だろう、賑やかな声が響き渡る。
ひと月に何度かこの光景に出くわす。
わたしが一番寛ぎを覚える時だ。
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階段のところで、2歳くらいの女の児が若い母親の両足にすがって泣いている。
どうしたのだろうと心配しながらみていたが、母親はじっとわが子をみつめたまま声も出さず無言で立っているだけだ。
泣き叫ぶ女の児のするがままにしていたが、やおら女の児からそっとはなれて行ってしまった。
取り残された女の児は、なお激しく泣き始めたが、母親は女の児の見えるところのブロックに腰掛けて、黙ったままでいる。
やがて女の児は泣き疲れたのか、覚束ない足取りで母親の近くに寄っていった。
しかし。すぐには駆け寄らず、この位置で立ったまま、あちこち見回している。
「おかあさん、いって抱き上げてやりなさいよ」
思わず、胸の内で叫んでいた。
随分、長い間女の児はそうしていたが、やがてよちよちとお尻をふりながら歩き始め、座っている母親の両膝に倒れこむようにすがっていった。
若い母親は、女の児を抱き上げると抱きしめるようにして、静かに去って行った。
おかあさんは何と声をかけたのだろう。ここまでは聞こえない。
安堵したと同時にほのぼのとした気分にもなった。
母子とはこうした強い絆に結ばれているんだと熱くなった。
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弾ける元気な声が懐かしい。
野球をしたり、サッカーに興じている。
こぼれたボールを拾って投げ返すと
「ありがとうございま~す!」
と清々しい。
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仕事に疲れた男たちが「ゆんたく(談笑)」しに戻ってくるだろう。
せめて、後片付けとゴミを持ち帰ってくれとを願うばかりだ。
彼等は、朝早くからゴミを集めている人や、ここでひととき安らぎを得ている貴方たちと同じ思いの人や、無邪気に遊ぶ子供たちがいることを知らないのだろうか。
60歳を過ぎているだろうと思われる男もいるのに。
「ひとの振り見て、我が振り直せ」母の言葉を噛みしめた。
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自分も気をつけないと・・・
それを毎日掃除する人がいるのは、ただ頭が下がります。 自分のところにも朝、夕毎日雨の降る日も犬を連れて掃除しているおばさんがいます。
親子の話も良いですね・・・
親子の絆は固いものです。
私も「ひとの振り見て、我が振り直せ」の言葉、噛みしめて実行したいものです。
私は小さなゴミも持ち帰るようにしえいますが、これからも気をつけたいと思います。
可愛い女の子の母はきっとしつけの為にきびしくしたのだと思います。
きっとやさしいママなのでしょう。
公園の一日の様子がnoratanのコメントでよくわかります。
良いお話をありがとうございました。
BS・TBSの日本の名峰を見ています。
困った人達は、何処にでも居ますね。
ワンコの落し物の始末をしない人や、禁止されてる場所での、
ゴルフの練習する人、釣り人は厄介なテグスを置き去り、
片付けてもいつの間にか、また元の木阿弥状態です。
始末の悪いのが、公園のベンチを占領してお昼寝する、
浮浪者さん・・・他の人は近寄れませんもの(^^ゞ
noratanさんの見つめる公園は、立派に地域に役立ってますね(^O^)
見通しが良く、明るいですね。
最近の公園は小さな子供達が、安心して遊べる場所ではなくなり、
事件の発生率が高く、特に
おまわりさんの巡回も、徹底して欲しい所です
毎週日祭日の日課にしているようです。
フォームで見る限りnoraより下手くそ、恰好つけています。
小石でも飛んできたら怒鳴りつけてやろうと手ぐすねひいてます。
3ヶ月ほど前、彼等に注意してやろうと階下に下りたところで、階下の家主さんに呼び止められました。
「向うはどんな奴かわからない。あなたは知られている。どのような連中か素性がしれないからやめときなさい」
と云われて、滾った血も冷めて思いとどまったこともありました。
きっと、表情から察したのでしょう。
「この人、吸殻を何処に捨てるのだろう」と思われているんじゃないかと肩身が狭い思いをしています。
そろそろ休煙時期かなと感じています。
年の所為ですかねえ、こんな親子をみると放っておけないのです。
自分の経験と重ねて読んでいます。
若い頃は生活に疲れた連中が多かったよう気がしますが、今頃の連中は相応の安定した生活をしているだろうと推測できる者が多いような気がします。
荒廃する日本の世相をみているようで、情けない限りです。
歳相応にと身を引き締めているこの頃です。
短気者が短気を抑えるのは大変です。
有効活用の素敵な公園ですね。
「親という字は、木の上に立って見る」
なんでも直ぐに手を出さないで、子供が自分で解決するのを側で見守る、
そしてどうしてもできなくなった時に手を貸す・・
20歳で母親になった私が、母親業の先輩から
教えてもらった言葉です。
じっと見守るのはかなりの忍耐が必要です。
怒ったり手伝ったりする方が楽だし、時間がかかりません。
若い頃は、子供が転んでも自分で起き上がるまで
「がんばれ! がんばれ」って待っていましたが
年を重ねた今、孫が転んだら、すぐに駆け寄って抱き上げます。
教育も何もないんですよね~
だから年寄りっ子は三文安い・・
いい言葉ですね。
あの公園の児が孫なら、きっと手を出し、口を出したでしょう。
きょうも炎天下で子供たちが元気に遊んでいます。
窓越しにはじけるような声が聞こえてきます。
演習でもしているのでしょうか、ジェット戦闘機が頻繁に飛び交って、爆音が子供たちの声を消していきます。
昨日、一昨日と「首里城公園 中秋の宴」がありました。
失念していて見逃がしてしまいましたが、この宴を皮切りに秋の沖縄のイベントが始まります。
のらちゃんの周りの方々は皆さん優しい人ばかりですね。あの幼児の泣きっぱなしのお話には私はちょっと違いましたね~。周囲の迷惑も顧みずほっとく教育は許せないと思いました。私にも2歳半の孫がいますが、そんな状況だったら、のらちゃんと同じようにその親を叱ります。ごめんなさい、色々なご意見を聞かせていただきました。有難うございました。「
もう桜は枯れ枝ばかりにになり、春の準備を始めたようです。
さすが坂本龍馬に心酔している恵美さんですね。乙女姉さんの説教を聞いているようです。
時に、恵美さんととゆんたくしたくなりますが、カウンターにはいつも何人かの客が居て、ゆんたくも出来ずにワジワジしています。
それでも、近いうちにお邪魔します。
我慢して!