この十数年間通い続けている栃木県の河川の、鮎のオトリ屋の親父さんが24日に亡くなった
毎年、春の渓流シーズンの解禁日に年明けのご挨拶をして、
鮎釣りの始まる解禁日の6月下旬には必ず毎年お邪魔している
川からあがると、どこの場所で何匹釣れた?と必ず聞かれ、
釣果の情報収集をして釣り人からも親しまれていた
地元では、床屋のおっちゃんの相性で呼ばれ、オヤジ達はおじいさんと呼ばしてもらった
昔は自ら鮎釣りをして腕前もあったと聞いて、
川を読む生き字引のような人だった
あそこの瀬には良い型の鮎が付くからあそこへ行って釣ったらいい
今年の稚魚は湖産だから当たりが強いから糸を石で切られないように
昨日降った雨で濁りがあるがすぐに濁りは取れるよ
いろいろと教えてもらった
身体は小さく痩せたおじいさんだったが、
何よりも鮎釣りが好きな人だった
享年92歳
92歳となると、1922年生まれで大正11年になる
大往生です
立派に後を婿さんに引き継がれました
昨年の夏に冗談まじりに、
死ぬ前にもう一度鮎釣りがしてみたい!と言われていた
では、オヤジが河原までおんぶして行くので鮎釣りしましょう!と笑ってたなぁ…
その願いも叶えてあげられずお別れ
今年も来月の解禁日にお邪魔しても顔が見られないのは寂しいかぎりだ
おじいさん…
お世話になりました
心からご冥福をお祈りいたします
安らかに…