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人生のピークを何処に置くか、私の人生観の持ち方

2012年03月07日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話

こんにちは、インプラント即時荷重の鬼、マツゲンことゲンちゃん先生です。

歯科の未来は明るい、と言う話に関連して、少し人生観の話を書かせていただきます。

あるDVDを見ていて、40歳にして一念発起して医者になって凄い先生ですよ、というような話が出ていて、私はうーん、と感じてしまったので、その話を書きます。

日本人は一般的に若いうちとか、年取ったら無理はしないとか、そう言う固定観念が非常に強いなー、残念だなー、と私は思うのです。

2003年、初めて恩師DRラムのクリニックで見学させていただいた時に、向こうは良いなー、と思ったのが、幾つになってもチャレンジするのが普通、自分で社会人になってお金貯めて、勉強して歯周病専門医とかの大学院に進学する結構年の行っている人が沢山いる、と言う事実です。

ラムのクリニックにもそう言う方がいて、卒業したばかりで専門医に成り立てで、私よりずっと年上の先生が働いていて修行されていたのです。

自分の夢、願いは自分で叶える、年齢とかそう言う概念で縛られない、自由な雰囲気、好きに生きて良いんだよ、と言うのが認められている、そう言う社会があるのが如実に見せられました。

日本人は逆に言えば、親に頼り過ぎてて学費とか出して貰うのが当たり前だから、若いうちが勉強、と言う習慣になっているのでしょう。

だから40歳にして医師になって素晴らしい、と言う紹介されるような先生が有り難がられたりするんでしょう。

でも、向こうではその方が普通だったりする。

凄く自立している、そんな感じがします。

 

日本人は若さ信仰が強いんじゃないでしょうか?

そんな気がします。

でも、今は男性でも80歳、女性は90歳まで人生が続くんです。

若いうち、前半生でピークを考えてしまうと年取ってからが寂しくなるんじゃないではないでしょうか。

昔みたいに50代、60位で亡くなるのが普通だったら仕方がないかも知れませんけど、今はそう言う時代じゃありません。

60歳からの人生が20~30年あるんです。

それに、その時の人生が輝いている方が、旅立つ時に満足出来るんじゃないの?と私は思うんです。

若い頃は良かった、しか言えないで、萎むように去って行くのは寂しい、と思います。

仕事の上でも業績残し、家庭でも子供達を巣立たせ、本当の意味で自分だけのことに集中しても文句を言われない、そう言うとても素晴らしい時代が最後の20年だと思います。

 

人生のピーク、青春時代ばかり懐かしがっても時間は戻りません。

なら、前を向いて好きなこと、夢にチャレンジする生き方しても良いじゃないですか。

海外旅行しかないのは私個人的には寂しいな、と思います。

何か、世の中に良い影響与えられること、仕事じゃなくても良いのでやりましょうよ。

今の60代定年世代は全然若いです。

一仕事出来ますよ。

そのまま年金生活で、慎ましく、海外旅行だけが楽しみ、より充足した人生になると思うんですが。

勿論、海外旅行否定している訳ではないんですよ。

でも、傾向としてそう言うのが出ているそうで、今回の旅行でもそれらしい方々が結構沢山いて勿体無いなー、と感じたのは正直な感想です。

人それぞれの生き方なんで、文句言える筋じゃありませんが、自分達だけの楽しみで満足する余生の過ごし方は勿体無い、と思うんです。

 

だって、凄いベテラン達でしょ。

実力も経験も知恵もある。

体力だってまだまだある。

旅行だけに使うの?って私は思いました。

 

それを活かせない日本社会に問題があるんだったら、是非風穴を開けて欲しいものです。

出来ると思うんですよ、私は。

学生運動凄い盛り上がったじゃないですか。

あの当時では若造がで動かせなかったのかも知れないけど、今は一番上で邪魔する上の者はいないです。

ピークはこれからだ、とかもう一度とか、チャレンジできるし、その方が面白い人生、楽しい人生、生き甲斐のある人生締め括れる、と思います。

 

余計なお世話だと思うんですが、私はそう感じます。

だから、私自身も生涯現役を宣言し、手術できないようになっても、義歯治療伝道に賭けよう、何処にでも行って伝えよう、と決めています。

ずうずうしい性格、人を喰った性格、と言われる私なので、目指せ日野原先生で”100歳現役”目指しています。

前にも書きましたけど、肝臓に問題抱えているの自覚してても、平気でそんな夢見ています。

悲観しても腐してても何も変わらないですから、だったら変わること、変えられるところに集中して楽しい未来見ていたいじゃないですか。

51歳に成ってますけど、半分の折り返し、と思っていると楽しいですよ。

勿論ノンビリ行くつもりではなく、スピード重視で走れるだけ走りますよ。

即時荷重は始めて12年以上になるし、低侵襲手術、審美手術も9年ですから。

世間がこちらの方向向き出した時には、私は軽く5年以上のアドバンテージを持って走ってます。

AOの学会見てても、相変わらず古い手術してるなー、患者さん可哀想なんだろうなー、と思いました。

大きな流れで、私の流儀が一般化する頃には、私は20年以上の経験を持ってしまうんでしょうね。

だから、今私はこのやり方の正しいやり方、具体的データ残そうと必死です。

ブローネマルクが10~15年のデータ持っていきなり出て来たように、即時荷重+低侵襲手術+審美治療が一般化する頃、私は安全安心の成功のプロトコール出します。

そして、その頃私は結構年なんで、総義歯の世界に舞い戻っているでしょう。

美味しい果実は若い世代が味わうんです。

でも、それで良い、と私は思っています。

私の正しさ、チャンとしていたことが後々の世で認められ、我が亡き恩師達の業績がキチンと評価されれば、本心から満足です。

若いうちには、私も成功を勝ち取ろうと必死でしたが、実際に30前にして登ってしまったら、結構風当たりが強くてめげました。

だから、私は若い世代の伸びるのを邪魔はしません。

どんどん伸ばさせます。

伸びるように刺激は与えます。

 

若い世代を、欠点がない嫌な奴だ、と言うような皮肉の効いた褒め方はしたくありません。

 

幾つになっても素直に真っ直ぐに伸びて行きたい。

亡くなる寸前まで、臨床の現場で患者さんの役に立ちたいし、若い世代へ刺激を与えたい。

我が望みは、医局で少し休んでるよ、と言って裏に引っ込んで、そのまま旅立つことです。

家族には申し訳ないけど、本心です。

 

ピークは一時ではない。

人生が続く限り、チャレンジする、し続けるのがピークを維持する素晴らしい人生、だと私は確信します。

若い頃だけを賞賛する人生観から日本人は卒業すべき、と思います。

 

偉大な先人、私が最も尊敬している歴史上の偉人、伊能忠敬のように。