自傷咬合と言うのは、噛む力が強過ぎたり、嗜好が噛み応えの強いモノを好まれる為に、歯牙がヒビが入り、痛みが出たり、果ては歯が割れてしまって失われる咬合の事です。
これは非常に怖い日常生活習慣で、無意識で歯を自分の噛む力で壊してしまうものなのです。
こう言う方は、歯も磨いているのに何故か壊れていって失った、と言う感じしか持っておられず、歯が無くなったからでインプラントにされても、又インプラントの被せモノが割れたり、時にはインプラント自体が割れたりして駄目にしてしまうのです。
難しいのは、こう言う習慣がある方は、それを止められない、好きでしている事だから、どうしようもない、と言う事なのです。
軟骨が好き、だとかアワビが好き、イカ、タコ、フランスパン等々歯応えを求める嗜好を止められないのです。
結局、自分の習慣で歯を壊してしまうので、自傷咬合と呼ばざるを得ないのです。
自分の体を自分で傷付けてしまう、爪を噛むとかと全く同じものなのです。
自傷咬合は21世紀の歯科が解決しないといけない問題と言われだしています。
もし、自分はどうもそのようだ、と思われる患者さんは、普段からの力の掛け具合を少なくするよう自己暗示をされる訓練をお勧めします。
後、ナイトガード等の歯を保護するモノを活用することをお勧めします。