上顎小臼歯部は、抜歯即時植立即時荷重の適応になることが多いです。
病巣を取り切る事としっかり初期固定を得る事で、殆どの場合即時で仮歯まで装着出来ます。
2番目の写真は35N掛かって植立出来ているのを示している写真です。
抜歯した穴とインプラントではサイズの差がありますので、周囲に緊密に骨材を充填します。
当院では、患者さんご自身から採血させていただいた再生因子であるPRP、CGF、PRGFと混ぜて、より再生能力が高まるように、腫れたり痛んだりしないように施術しています。
仮歯を綺麗に作製して、傷口の蓋になるようにします。
仮歯と歯茎の隙間には、同じようにやはり再生因子のPPPとかCGFを緊密に充填して、感染予防、腫れたり痛んだりしないで綺麗に治るように工夫をしています。
成功の秘訣は、咬合接触を如何に上手にするのかで、ガッチリ噛んだ時には咬合紙2枚以上がするっと抜けるようにして、歯軋りとか横に滑らしても全く接触しないようにする、そして、就寝時の異常な顎の位置関係を推察してぶつからないようにして置く、です。
人は寝ている時には信じられない動かし方をする方がいるのです。
その状況の把握を患者さんにも納得していただいて、調整しながらメインテナンスする、これが成功の秘訣です。
更に加えて言うなら、人の歯は自然に動くものなので、何時の間にかぶつかって来ていた、と言う事のないように用心深く見守る事、です。
即時荷重の成功の秘訣は咬合に有り、です。