今夜も、恒例のコバケンの第九を、サントリーホールに聴きに行って来ました。
20歳の時からですから、もう36年目になります。
今夜の演奏は、本当に凄かった。
コバケン自身が、演奏後の拍手鳴り止まないのを止めて挨拶をしたのだが、今夜の演奏は自身の生涯の中でも何回とない素晴らしい演奏であった、と言った位でした。
私も36年聴き続けて来ましたが、今夜の名演奏はベスト3に絶対に入る、否ベスト2、1,2を争う名演だった、と思います。
入魂、入神と言える名演中の名演、正にコバケンに神が舞い降りた、と感じさせられました。
御年75歳になられる筈ですが、本当に若々しくお元気で魂、心の篭った熱演を聴かせて下さいました。
是非、コバケンさんには後25年振り続けて、御年100歳での第九の名演を聴かせて欲しい、と心から願ってしまいました。
その時には私も80を過ぎています。
毎年毎年年末に成ると、コバケンさんから凄いパワーを貰えます。
真摯な姿、全身全霊、この1回の演奏に全てを賭け命を吹き込む、私自身も自分の仕事でかくありたい、と思いを新たにしました。
人に感動を与えられる人って、コバケンさんって、本当に凄い。
本物、の持つ凄み、真実の姿ですね。
そこに濁り、澱みは一切ない。
純粋な、一所懸命な、祈り、命を伝えようとしている姿、は本当に美しい。
私は、自分自身が恥ずかしくなってしまいました。
もっともっと思いを込めて、濁り、澱みなく、純粋に仕事に向かおう、と思わされました。
コバケンさん、ありがとうございます。
大晦日まで、まだ何回か第九聴かせていただきに参ります。
パワーをいただきに参上します。