大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

抜歯即時植立即時荷重修復インプラント、抜インプラント即時植立即時荷重修復インプラントの症例

2017年09月30日 | 日々のインプラント臨床の話



この患者さんの口腔内には、既にインプラントが入っています。

右上顎の臼歯部です。

しかし、何が悪かったのかは私には言及できませんが、インプラントはグラグラで、しかも広範な骨吸収を起こしています。

こうなってしまっては、患者さんは歯科医に対してインプラントに対して、不信感で一杯です。

お話伺うと、なかなか大変な経験をされてるようです。

基本的にもうインプラントは懲りた、義歯で何とかならんか、と言う感じでもありました。

でも、やはり義歯はね…と言う希望も持たれていました。

私はお口の状態を拝見し、骨の状態を3DXCTで精密に診させていただき、何とかできるかと思いますよ、とお話しました。

ありがたいことに、私の大変仲の良い先生からのご紹介でしたので、じゃあラストチャンス、ラストホープで任せます、と言っていただけました。

ちなみに、勿論インプラントした先生とは別の方で、他の趣味とかで友達だったその先生に相談したら、それなら凄腕の先生紹介するよ、と言われていたそうです。

お引き受けしたのは良いですが、正直このお仕事はかなりのハードケースです。

左右を一日一回のオペでやらないと、顎位も定まらず、噛めない期間がかなり長くなってしまいます。

私は、患者さんに一日下さい、とお願いしました。

そして、オペに備えてCT画像解析、シュミレーションをひたすらやりました。

どこにどう植立するのか、骨造成GBRするか、仮歯しっかり入れて、機能と見た目の回復するのか。

必死です、本当に。

この方のオペは、もの凄く難しいですから。

これを一日一回のオペで全部やる、しかも、徹底した低侵襲でやるなんて、多分狂気の沙汰と揶揄されても仕方がないでしょう。

でも、短期間に、直ぐに治す、としたら、解決方法はこれしかないんです。


たった一日で、レントゲン写真上から下に変わりました。

お口の状態の写真は、こんな感じです。

本当に狙いすまして、ピンポイントで計画通りに植立できました。

全てのインプラントが、植立トルク値60Nを超えました。
中には、80Nすら軽々と超えているのも何本もあります。

そして、広範な骨欠損への骨造成GBRもしました。

しっかりとしたインプラントが入ったことで、揺れている天然歯も接着固定され、安静化が図られました。

抜歯、抜インプラント即時インプラント植立即時荷重修復、同時骨造成GBR、全顎固定歯周補綴治療です。



これで、本当に腫れてないのか痛くないのか?

答えは月曜日2日です。


救う道がないなら、自分で創る。

恩師の教えを継いで、これからも頑張ります。









9月29日(金)のつぶやき

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