のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

ピ~ッ!が可笑しい志らくの『居残り左平次』

2012-08-17 11:29:25 | 落語会に行ってきた
立川談志の追悼落語会に行ってきました。

【談志が舞い降りる三夜】第一夜
8月16日(木)開演16時半
@新宿・紀伊國屋ホール

出演は立川志らく。

「談志が舞い降りやすい演目」として、
事前にファンからアンケートを募り、
1位と3位を選んだとのこと。

で、
一席目は3位の『源平盛衰記』、
二席目は1位の『居残り左平次』。

『源平盛衰記』
志らく師匠的には得意ネタじゃないそうで。
特に苦手な口上部分になると、
志らく師匠いわく、
「左脳から付け入られるスキを与えないように」
マシーン的超速の早口に。
それが逆に笑いを誘う

『居残り左平次』
無銭飲食で宿に居残ることにした左平次。
自分に都合の悪いことを言われそうになるたび、
甲高く「ピ~~~ッ!」と掻き消し、
意味不明の言葉とナゾな動きでケムに巻く。
「ピ~~~ッ!」のたびに笑いが尾を引き、
しばらくお腹がヒクヒク…
(以前に聴いた『堀の内』のポ~ン!に匹敵)
面白すぎる!!

サゲは念入りな3段階。
まず『居残り…』の古典的サゲ。
次に志らく師匠のオリジナルなサゲ。
トドメに家元のオリジナルなサゲ。

家元のサゲはハイレベル過ぎて、
帰宅後に言葉の意味を調べないと
わからなかった。
(談志ファンじゃないもんで

そもそも古典的なサゲからして、
落語を知らない人が聞いたら、
ワケわからないだろうけど。

自分的には、
駄洒落ててバカバカしい、
志らく版サゲに1票
(あくまで古典的サゲとセットで)

家元ゆずり(?)の毒舌が冴えわたる、
志らく師匠。
でも、キューピーのような童顔のせいで、
毒々しく聴こえないとこが個性。

途中何度か、
談志が降りてきたっぽい(?)モノマネあり。
志らく師匠の談志愛にあふれた、
談志ファンじゃなくても楽しめる
落語会でした

トップ画像の、
談志が降りてきたっぽい(?)白い光は、
蛍光灯の反射です

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