のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

池袋で世之介『宮戸川』『宿屋の富』

2014-01-23 00:01:34 | 落語会に行ってきた
金原亭世之介落語会に行ってきました。

『金原亭世之介の会』
1月22日(水)開演18時半
@ 池袋演芸場

昨年の晩秋、原田病なる大病を患い入院。
病み上がりでシュッと細身になった
世之介師匠の復活独演会。

まずは前座の
三遊亭ございます(すごい名前)さんの
『やかん』。
生きが良く、声もデカく、面白かった

その後、世之介師匠の
『宮戸川』と『宿屋の富』。

『宮戸川』は有名な前半だけじゃなく、
後半も。
コミカルな前半とは別物のような後半。
三味線がベンベン鳴り、
芝居仕立てになっている。

この不気味な後半、
はじめて聴いたので、
キョトン。。。

今や後半までやる噺家は少なく、
古今亭(金原亭)一門くらいだそうだ。
世之介師匠、大熱演!
(昔、先代の馬楽師匠にほめられて、
 二つ目の頃から持ちネタにしていたとか。
 すごい

『宿屋の富』は、
宿屋の一文無しの客が
あっけらかんに明るく、
(『居残り佐平次』イノさんを彷彿)
パァッと景気のいい一席。

個人的に『宿屋の富』感が変わった。
こんなに可笑しい噺だったっけ?


原田病のせいで、
一時は目も耳も不自由だったという
世之介師匠。

まくらでは、
「盲目の噺家として話題になるチャンス」
「盲導犬は黒いラブラドールかな」
などと笑わせていたけど、
順調に快復されているようで良かった。
(黒ラブ盲導犬は飼いそこねたけど?)

よし、今年はもっと
世之介独演会に足を運ぶぞ。

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