まあたらしい時代劇

映画『合葬』観てきました。

杉浦日向子原作。
幕末が舞台の時代劇。

徳川慶喜が江戸城を明け渡し、
市中警護のために結成された
彰義隊も迷走してゆく。

そこに入隊した、
３人の若者たち。

江戸の終わりと共に、
勝ち目のない戦に臨み、
散ろうとする者。

その者に誘われ、
無目的に参加する者。

その２人を止めるため、
なしくずし的に隊員になった者。

哀しく残酷なお話なのに、
ところどころファンタジーのようでもあり、
滑稽なシーンも。

映像もきれい！

まったく新しい時代劇を
観た感覚。

といっても、
斬新！とか前衛的！みたいな、
奇をてらうような激しさはなく。

時代劇なのに、
未来の方角から、
ふわっとひらめいてきたような
新鮮さ。

帰りに思わずプログラムを購入。
若い監督のメジャー・デビュー作と
知りました。

小林達夫監督、
今後の作品も楽しみ。

天才・杉浦日向子さんの原作漫画も
読まなきゃと思った。