のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

シルバーシートに小学生

2016-02-02 21:33:53 | ひとりごと
昼下がり、
中途半端な時間帯に電車に乗ったら、
シルバーシートふたり分に
小学校低学年と思しき男児がひとり、
ランドセルを放って陣取っていた。

いかにも私立校でございな、
大げさな制服制帽で身を固めて。

車内は混んでないけど席は埋まり、
立ち客もチラホラ。

白髪の高齢女性が
男児の前に立ったが、
当人はポカン顔で我関せず。

ああ、これだから私立には、
(どんな名門の私立にも)
バカがいるって言われちゃうんだよ。笑。

周囲の大人たちも忠告することなく…
自分も離れた位置から、
黙って見てただけだったけど。

そのまま何駅か過ぎたのち、
やっと男児が降車して、ほっ。。。



自分も私立校にバス通学する
小学生だった。

ある日の学校帰り、
停留所までの道々に摘んだ雑草を
友達とふたり、バスのシートひとり分に
種類別に並べて遊んでいた。
(我ながら昔から雑草好きだったね

翌朝、全学年生徒の前で、
先生が開口一番、
「こんなご注意の電話が
学校にかかってきました」と。

「そちらの学校の生徒が、
バスの座席に…(以下省略)」

ギク~ッ!
自分たちのこと~?

体が一瞬、凍りつく感覚、
いまだに憶えている。
(半世紀前の話です)

私服通学だったけど、
ひと目で校名のわかる制帽を
かぶっていたのだ。

今日のシルバーシート男児も、
学校にチクリ電話を入れたいくらいだが、
どこの私立かは不明。
(しかし、ご立派な制服だった!)

本当はその場で、
それとなく言ってあげるのが
ベストなんだけどね

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