のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

続・お栄、追っかけ

2016-09-11 00:14:00 | フキューの名作


葛飾北斎の娘、
お栄(のちの葛飾応為) 登場作品、
追っかけの一環として、
映画『北斎漫画』のDVDを観た。

脚本・監督、新藤兼人。
封切は81年。

昔、テレビで観たことあったけど、
改めてじっくり視聴してみたら…

あれぇ? こんな作品だったっけ?
コレよくテレビで放映できたね。笑。

有名な大蛸と樋口可南子の絡みは、
もちろん憶えていたけど、
全編ここまでハダカ祭りだったとは。
(主に樋口可南子、ときに田中裕子)

後半、北斎・お栄の老けごしらえに
至っては完全にコント。
当時の特殊メイク技術の限界を
目の当たりに。
(まさかワザと雑に? 違うよね。笑)

それでもドライで男勝りなお栄ちゃんを
若き日の田中裕子が好演。
敬愛する父親を助け励まし、
ときにはケナして発破をかける。

「(父)ちゃんの絵は
(フツーに巧くて)
非の打ちどころがないから、
つまんないんだよ!」

娘にバッサリ言われ、
ガックシ落ち込む北斎(緒形拳)。

もしかしたら、実際のお栄も、
こんなだったのかも?
のちに大傑作『吉原格子先之図』を描く
先進性の持ち主だもの、
父親の才能を敬いながらも、
自分なら…と思っていたかもね??

などと勝手な想像を巡らすのは自由。

レンタル店では歴史コーナーにあったけど、
U15にはオススメできないかも的な
不朽の名作(迷作)にして
傑作(ケツ作?)笑。

画像はヨソサマのサイトから
拝借しました。


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