
葛飾北斎の娘、
お栄(のちの葛飾応為) 登場作品、
追っかけの一環として、
映画『北斎漫画』のDVDを観た。
脚本・監督、新藤兼人。
封切は81年。
昔、テレビで観たことあったけど、
改めてじっくり視聴してみたら…
あれぇ? こんな作品だったっけ?
コレよくテレビで放映できたね。笑。
有名な大蛸と樋口可南子の絡みは、
もちろん憶えていたけど、
全編ここまでハダカ祭りだったとは。
(主に樋口可南子、ときに田中裕子)
後半、北斎・お栄の老けごしらえに
至っては完全にコント。
当時の特殊メイク技術の限界を
目の当たりに。
(まさかワザと雑に? 違うよね。笑)
それでもドライで男勝りなお栄ちゃんを
若き日の田中裕子が好演。
敬愛する父親を助け励まし、
ときにはケナして発破をかける。
「(父)ちゃんの絵は
(フツーに巧くて)
非の打ちどころがないから、
つまんないんだよ!」
娘にバッサリ言われ、
ガックシ落ち込む北斎(緒形拳)。
もしかしたら、実際のお栄も、
こんなだったのかも?
のちに大傑作『吉原格子先之図』を描く
先進性の持ち主だもの、
父親の才能を敬いながらも、
自分なら…と思っていたかもね??
などと勝手な想像を巡らすのは自由。
レンタル店では歴史コーナーにあったけど、
U15にはオススメできないかも的な
不朽の名作(迷作)にして
傑作(ケツ作?)

画像はヨソサマのサイトから
拝借しました。