長野県信濃町の原地区にある桜です。 閑貞桜 (かんていざくら)は写真の一番右の差さえのある木、かつては見事な花を咲かせていましたが、残念ながら既に枯れてしまっています。
でも、希望があります。 写真の左隅から2本の木は閑貞桜のクローンなのです。
この2本が閑貞桜のクローン、すでに人の背丈よりも大きくなって早春の北信濃の風を受けて満開の花が揺れていました。 残雪の黒姫山を従えて咲き誇るかつての閑貞桜のように
なるためにはあと数十年はかかるのかもしれませんが、そのころの人たちは新らしい大きな桜に親しむことができることでしょう。 未来の閑貞桜
(2014年5月3日撮影)