たいへん残念なお知らせです。 元気いっぱいで育っていた5羽のヒナたち、今日天国に行ってしまいました。。。
巣の荒らされ方や近所の様子から、カラスの仕業にほぼ間違いない。 この付近を縄張りにしているカラスが2羽いるのですが、巣の近くに来るとツバメの親は非常に怒って「ピピィー!」と鳴きながらカラスを追い払っていたのを見かけたので心配はしていたのですが、今年のペアは非常に機敏に飛び回り天敵を寄せ付けない気迫があったので大丈夫だ、と楽観していたのも事実です。 朝夕はヒナに餌を与えるためにオスメスとも頻繁に巣と外を行き来していたので隙がないのですが、恐らくは昼間手薄の時間帯を狙われてしまったのだと思います。
実は昨年も巣立ち間際の巣が襲われてヒナを失う事故が起きたので、来週はその巣立ちの週にあたるので今週はまだ大丈夫かもしれない、と予測していたのも裏目に出てしまいました。しかも今日は早朝5時から外出しており一日留守にしていたのもカラスに読まれていたのかもしれません。 出先から午前中監視カメラの画像を見たときは巣には異常が無く、けれど夕方15時半ころの映像では既に巣が全く消え去って、親が2羽車庫の中を困惑するように飛び回っているのが分かり、居てもたってもいられない心持になったけれど、車で2時間以上離れた場所にいたのでどうすることも出来ず、夜7時過ぎにやっと帰宅出来てから深刻な事態を理解しました。
7月20日 出先からのカメラ画像、壁面の巣が全く無くなり、親が困惑しながら車庫の中を飛んだり電線に留まって、「いるはずのヒナ」と「あるはず」の巣をじっと見ている
帰宅時、巣は既に破壊されていた
丁寧に作り込んであった巣は無残に床に落ち、ヒナの姿は無く、しかしよく見ると車のボンネットの上には2羽のヒナが横たわっていました。思わず抱き上げて息があればと確認しましたが時すでに遅く、生きて元気ならば決して触れることなどできない柔らかくしなやかなヒナの羽毛の感触が、一層悔しさをこみ上げさせました。悲しみよりも、何とかできなかったのか、今日出掛けなければ、など自責の念でいっぱい
7月20日 夜 既にヒナも巣も無くなってしまったけれど、親はいつものように車庫に来て休んでいます。 「眠っている」2羽のヒナは、親たちがいる真下にそっと置いてあげました。明日の朝、既に巣立った子たちが良く見える庭の隅に埋葬してあげるつもりです
ここ2、3日、メス(お母さん)はナーバスになっていて、私が車庫に入ろうとすると警戒音を発して、頭の近くを飛ぶ威嚇をすることもあったですが、先ほど2羽の子をおいたところ、首をくるりと振りながら不思議そうにこちら見て、その内目を閉じて休んでいました。オスメスとも平常なのが余計切ないですが、今日は2羽ともゆっくり休んでほしい
我が家の車庫にツバメが巣を作るようになってから早7シーズン、その間スズメに巣を荒らされたこと、そして昨年は恐らくチョウゲンボウ、今年はカラスの攻撃によりヒナたちを失うこととなってしまいましたが、野生生物なので人が手を貸してあげることはできません。 ただ巣材が付着しやすいように壁を工夫したり、猛暑の際には扇風機で風を送り天井付近の温度を下げるなどツバメが子育てをしやすいようにはしていました。 今日もし朝から出かけなければ、もしかしたら少なくともボンネットの上にいた2羽は救えたのかもしれません、あるいは元々無理だったのか。来年も恐らくまた子育てをすると思いますが、出来る限り注意深く、でも干渉はしないように見守る、これしか出来ないのが歯がゆいですが、仕方ありません
7月18日 多分もう1週間おそらく7月25日くらいが巣立ちだったのだと思います
7月19日 昨日の5羽。夜7時半を過ぎて、既に扇風機は止まっていたのですが、天井面の温度がなかなか下がらず口をパクパクさせていたので急遽扇風機ON、すぐに涼しそうにしていました。無垢で罪が無くこの上なく純粋に生きること飛ぶことを目指していた子たちにもう会えないのは残念だし寂しいし、悔しいです