2019年10月29日早朝
宿泊した場所は、キルナ市の北側にあるキャンプ・リパンです。
深夜に到着し、翌朝早く周囲を探索(オーロラの観望場所ロケハンを兼ねて)、気温はマイナス10度。本格的な防寒着は勿論必要ですが、湿気が少ないので、日本のような重い寒さでは無かったです。
コテージは、レセプションを挟んで北側と南側のグループがあり、私が宿泊したのは南、この棟は北側です。丘の小道を誰かが通った跡があり、それを辿って散策できました。
午前10半過ぎ、日はだいぶ高くなってきましたが、それでも殆ど真横からの太陽光です。
レセプションの入口には、エリカ。街中でもユッカスヤルビでも見かけました。 この花に出逢うと、ほんとうに北極圏に来たのだと感じます。この花に初めて見たのは2007年のフィンランドで。あれからもう12年も過ぎてしまいました。
リパンのレセプションに飾ってあるイラスト
住宅地を通って市の中心部へ。木々の葉が落ちているため鳥がとてもよく観察できました。珍しい鳥もたくさん。 こういうときに限って望遠レンズを持ってきていない。。 住宅の窓辺には必ずと言ってよいほど外から見える位置にランプが置いてあり、それがとても暖かい光を放っています。 我が家でもやろうかな、でも狭い家でカーテンが過熱したり。。。とか、やめようか。
ナナカマドの木は、北極圏でもよく見かけますが、これは大きい!
キルナ市中心は、大きな街ではなくコンパクトです。 正面グレーの建物の1階は、可愛い小物類が沢山置いてある店。
コテージから遠く北極圏の丘と山々が見えました。
リパンの庭にはこんな可愛い子がいました。
最終日の午後、雪が降りしきる中、部屋から窓の外を見ると、なんとうさぎが。しかも2羽。思いがけない嬉しい出逢いです。最初の子は、枝の陰で体を延ばしてぐっすりと眠り始めてしまい、次に来たこの子は、周りのようすを確認してから小枝を無心に齧っていました。コテージの窓は二重で壁もしっかりと厚いため、こちらの音は全く聞こえていないようで、いつまでものんびりとしている姿を観察することができました。