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岩波書店の電子書籍配信

2012年04月11日 | 読書ー雑記




4月26日から岩波文庫の電子版が配信されるそうです。とりあえずは、28点32冊とのこと。
こちらからラインナップが確認できます。

 → 編集部だより 岩波文庫編集部


ふうむ。
どうしても欲しくなるような本は、今のところはありませんね。すでに何冊かは持っているし、こう言ってはなんですが、青空文庫でたいていのものは調達できそう…みたいな……そんな作品群であります。


それから、どうしても気になってしまうのが、その価格です。控え目に言ってもこれは高すぎるように思うのですが、どうなのでしょう? 電子版ではない通常の本を買うのと大差ないように感じるのですが、いくらか安くなっているんでしょうか。電子版ならば安くならなくてはおかしい! とまで言うつもりはありませんが、製本や配本にかかるコストと電子化およびデータ管理にかかるコストなどを比較すると、電子版の方が低コストで済むのではないかと考えるのは素人の浅はかさでしょうか。
電子版を購入するメリットが書籍にとられるスペースの解消だけだとしたら、私なら通常版を選んでしまうかもしれませんね…。紙の本は電力をまるで使わずに読める点において、依然として安心感もあり安定感もありますから。場所は取るけど(^_^;)


しかしながら、私としてはこの書籍の電子化の流れ自体は歓迎したいところです。もう本棚がミッチミチなんですよ。自炊しようかという寸前なんですよ。引っ越しを繰り返していると、本当に本の多さは苦痛でしかありません。これさえなければもっと簡単に移動できると思うと、しかし手放す訳にもいかないし、と毎度のことながら苛まれます。最近は1冊本を買うのにも、余程の吟味が必要です。それに、持っているだけで読めないのなら、持っていてもプレッシャーを感じるだけですしね(^_^;) できれば電子データで所有したいという気持ちは私もおおいにあるのです。

今回はまだわりと売れ筋の基本的な名作ばかり扱われているようですが、すでに絶版となって久しい作品、もう二度と重版は出ないだろうという作品については、もし電子版を出してくれたら、私はある程度の値段でも買ってしまうかもしれません。理想を言えば、安価で期限付きレンタルにでもしてくれたほうが利用はしやすいですけれど。激レア書籍を電子版で復活させてくれたら、私は一生懸命に借りに行くけどなー。漫画業界では貸本形態は既に始まっていますよね。私もこないだ【Renta!】を利用しましたわ。でも貸本はやっぱり漫画向きかなぁ。小説は借りてもそんなに早く読めないしなあ(私は特に)。

出版社の「本を売る形式」についても、これからどうなっていくのでしょうか。電子データなら、本を1冊丸ごと売ることに、そこまでこだわらなくてもよい場合もありますし。短編1編を数十円で売ってくれれば助かるなぁ、と思ったり。
ま、こんなことは業界の人たちはとっくに考えていらっしゃるんでしょうがね。


ともあれ、今後が気になります。








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