長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

グリーグ

2011-07-06 22:59:30 | ピアノ・ソルフェージュ

昨日の原田先生の勉強会でグリーグを弾きました。

グリーグはノルウェーの作曲家。

「ペールギュント」で有名です。

鑑賞の共通教材になっていたので、教師時代何度も授業でしました。

清々しくて、雄大な夜明けの景色の中にいる気持ちになる「朝」。

エキゾチックで可憐な「アニトラの踊り」。

深い悲しみに陥る「オーゼの死」。

抜き足 差し足 忍び足から始まり、魔王に遭遇、遂に・・・!というディズニー・アニメが目に浮かぶような「山の魔王の宮殿にて」。

(これは、男子たちが大好きだったなぁ。主人公になり切って演技してくれる子までいました。)

今でも全曲、頭の中で流す事ができます

 

さて、今回は

「うたう指つくり ピアノ名曲レパートリー ~上達を早めるために~ 3」より

グリーグ『叙情所曲集』第1集より 「アリエッタ」

私はまたもや耳栓をしていたようです。

今までよく聴いて演奏しているつもりだったなんて、自分でも信じられません。

初めの1小節の内声の弾き方で、こんなにも様々な響きに変化するとは!

実は、勉強会ではまだよく聴けていませんでした。

家に帰ってから、初めの部分のこの通奏低音と分散和音を弾いてみて、直後に立ち上がる響きにぞくぞくっとしました。

これを聴き逃していたなんて、私は一体何を弾こうとしていたのでしょう。

1小節を丁寧に聴く大切さが身に沁みました。

 

そして、次のフレーズに入る音。

「この世の物とも思えない」と言うまでの音を出そうとしていたでしょうか。

何度も弾いてめざす「この世のものとも思えない音」。

これぞ、ピアノの醍醐味です。

元々好きだったこの曲が、前にもまして愛おしくなりました

 

同じく「ワルツ」

ショスタコービッチのジャズワルツ!

ますます、古風な部分との絶妙な相乗作用が生かされる

・・・曲だったのですね!

この本にはショスタコービッチの「叙情的ワルツ」も載ってるのですが、それは次回。

 

グリーグと言えば、憧れの「ピアノコンチェルトamoll」。

フィギュアスケートで、今季、安藤美姫と織田信成も使っていました。

でもグリーグの作ったピアノコンチェルトは、この1曲だけなんですよね。

書きかけていたけど、仕上げられなかったとか。

もうちょっと早くから書いてくれてたら、別の作品にも逢えてたかも知れませんねぇ。

オーケストラ伴奏のカラオケCD持ってるんだけど、また挑戦してみようかな。