こんなに見応えのある試合は初めてかも知れない。
4回転ジャンプは必須で、まず跳べ成功した上で全てが始まる。
他の要素もただノーミスというだけではメダルには届かない。
ちょっと失敗してSP7位だった羽生君が、本番前からメラメラ燃えてる様子がTV見てても伝わって来てた。
冒頭4回転、トリプルアクセルも迫力たっぷり。
気迫の籠った演技が続く。
ますます勢いのある、そして綺麗なスピンの数々。
荒川静香ばりのイナバウアー。
後半、ストレートラインステップに入る所で吠える!
この1年、試合の度に目に見える成長をしてきた羽生君ですが、このFSはその集大成のようでした。
フランス・ニースの観客席も湧き、技術ではP.チャンをも凌ぐ点数を叩き出しました。
結果3位。
世界選手権初出場、17歳になったばかり。
去年、同じく17歳で初出場だったロシアのガチンスキー(西城秀樹に似てない?)はちょっと揮わなかったです。(FSは放送もされなかったし)
羽生君の次はイタリアのコンスタンツェ。(フランス人だけど、イタリアのコーチと結婚して)
会場が湧いててし難いだろうな~と思ったけど、そこは29歳のベテラン。
陽気なサスペンダー姿で、エキシビジョンかと思うほど楽しい演技。
滑りもきっちりと見てる人の心を掴んでとてもよかったです。
フランスのベテラン、ジュベール。
私の大好きなS.ランビエールらと共に活躍してきた、久々のお目見え。
地元の大声援を受け、ノーミスでいい演技でした。
でも4位。
同じく地元のアモディオ。
バンクーバー五輪で見つけた涙くん。
去年はヨーロッパチャンピオン。
今年は出身のブラジルを思わせる音楽に合わせ、ますます磨きのかかったダンスで魅せる。
5位。
SPでも4回転を成功させた高橋大輔。
ドキドキしたけど、期待通り、FSでも成功
ノーミスで、振付師のカメレンゴさんも大喜び。
大ちゃんも文字通り、何度も胸を撫でおろしてたけど、私もほっとしました。
インタビューでも「ほっとしました。」。
荒川静香さんに「4回転する前に(放送席にいるのが)見えました。」って言ってたけど、余裕だな~。
あんなに次々すごい演技が続き、会場も湧きに湧き、TVで見てるだけでもドキドキだったのに、大ちゃんは随分落ち着いてました。
やっぱり場数踏んで、修羅場も超えて来て、ここまでになれたのかな。
そして、最後の〆はP.チャン。
ジャンプ一つ跳べずに転倒したんだけど、4回転と4回転+3回転のコンビを成功させた。
わーどうなるんだろう・・・
大ちゃんといい勝負かな・・・
本田さんが4回転+3回転は基礎点だけで14点あり、出来栄えが加算されると言ったので、これは・・・
TV画面を見てる大ちゃんが写る。
難しそうな表情。
やっぱりね・・・
転倒してもP.チャンは優勝。
4回転コンビでも決めちゃうんだから強いな。
なみはやで、ランビ・大ちゃんや真央ちゃん、安藤美姫らを見た時、スピードもすごくてTVを見るよりずっと迫力があった。
TVでは、カメラも動いて追っかけるから分からないけど、実際見るとビューンと来てあっと言う間に通り過ぎて行ってしまい、目にも止まらないほど。
ジャンプも地響きがして重量感がありました。
P.チャンはいなかったけど、きっと傍で見たらすごさが分かるんじゃないかと思います。
その時、村上佳菜子と羽生君も世界Jr.チャンピオンとして出てました。
15歳で、どっちもまだ可愛い感じでした。
あんなに大物になるとは。
佳菜ちゃんはSP2位。頑張りました。
鈴木明子も、メンタルが強い!やっぱり経験というのは力になりますね。
大ちゃん、銀メダル、羽生君、銅メダル、あっこさん、銅メダル、高トラ組、銅メダルおめでとう~。
真央ちゃんの「シェへラザード」可愛くて好きでした。元々大好きな曲なんですが、この編曲もまたよかった。
小塚君の「ナウシカ」も軽やかで好きでした。
今回の辛い経験もまたこれからの力になりますね、きっと
10回目の挑戦にして初めての金に輝いた、イタリアのコストナーも素晴らしい。
フィギュアスケーターの選手の皆様、素晴らしい試合をありがとう