今までも、この時期になると「ももたろう」のお話リトミックを何度かしてきました。
鬼が出てくるので、節分と合わせて色々することができます。
今日も、「ももたろう」の紙芝居を読んで、リトミックを進める内、なにか違和感が・・・。
今までは昔話として、犬や猿や雉が出てきて、きび団子をあげて、鬼をやっつけに行く、比較的のんびりしたイメージでした。
しかし、最後にさらわれた人たちを取り返して船に乗って帰る・・・という場面でどうしても現実を思ってしまったのです。
リトミックでは、このあたり豆まきに移行してしまうので、そこはお話だけなのですが・・・。
さて、ほんわかリトミックでは鬼のお面は自分で作っています。
ツノや立体的な鼻、口は決まっていますが、目やおヒゲ、(今日は縫い挿しを応用した髪の毛ですが)を入れるだけで本当に個性的で、言わばこれは自分の心の中にある、自身の反映です。
豆をまくことで、自分の心の中を浄化する、それが本来の意味だと思うのです。
そのぶつけたお豆も自分で食べちゃいますからね。
しかも、年の数。
健やかに1つ年を取る。
「鬼は外、福は内」。
地方によっては、「鬼は内」と、追い出された鬼を招き入れてもてなす所もあるそうです。
現実は厳しいですが、最後に貧困や無知といった暴力の温床を絶ちたいと、弱い人々の姿を伝え続けた後藤健二さん(新聞記事より引用)湯川さん、及び多数の犠牲者のご冥福、そして平和を祈ります。