先月は、今まで皆勤の”in大阪”をお休みしましたが、今日は、”in京都”に行ってまいりました。
12月のコンサート会場のホールでして戴いた、私が演奏担当のべートーベンのメヌエット。
今月は続きのはずが、また初めからで、いいのかな?
前半は終わっています、と言わなくていいのかな?と思いながら弾き始めました。
前回の、1oct.の和音を腕の重みを使って・アルペジオの下降は腕を持ち上げて・重音のレガートは指を這わせるように・手の位置が変わらない所は脳と指のみで動かす・・・といった事に注意して演奏。
でも弾いていて何か不自然なような、違和感を持っていました。
今日は、初めに音楽の辿ってきた道についてのお話がありました。
この時代は、ことにメヌエットは優雅でゆるやか・・・。
広いコンサート会場でなく、宮廷やサロン。
(あ、先月はホールだった。
今月は講義室。
それだ・・・。)
そして、EsDur(E♭メジャー)の音色について。
優しく話しかける、淡いピンクのイメージ。
介護するときのような・・・。
幼児さんの指導にもつながりますね、と。
いつもながら、余りにタイムリーで驚きました。
先月から父の介護度が1から3に上がったのです。
1月の勉強会を休んだ遠因でもあるのですが。
そして、父の気持ちに沿った介添えをして来てから、レッスンをすると、生徒さんの気持ちに、より、寄り添えるようになるな、と感じていたのです。
さて、お話のように、また出過ぎないようにする音(弾き出しの第2音)に注意をして、EsDurのメヌエットを弾きました。
「長島先生らしい、自身の演奏になりましたね。」
何とも優しく語りかける音楽となりました。
本当に演奏は、ちょっとした心がけで全く変わります。
曲の時代背景や内容をもとに
演奏する所や目的を念頭に置いて
演奏する人(自分自身でも)のことをよく知って
という基本を、今一度顧み、痛感した今回の勉強会でした。