ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

アデレード行:ノーステラス

2019年12月14日 | オーストラリア:アデレード

アデレードオーバルから見えた
大きな2本の尖塔を持つ
セントピーターズ大聖堂

1869年に建設が始まった
イギリス国教会
植民地各地で築かれた
シンボル的存在のひとつ


カトリックほどの絢爛豪華さはなく
完成まで資金難の連続だったよう。



天井もバラ窓もシンプル
というか質実剛健



1877年に寄付で購入された
パイプオルガン



祭壇の後ろのリアドスという
装飾壁が独特の色と大きさで
多くの聖人が浮き彫りにされ
華やかに着色されたイギリス製

1904年に設置されたそう。


宗教心がないのでどうでも
いいことなのですが(笑)
これぐらいの装飾度だと
逆に神性を感じるような



オーバルの方から見えていた

橋が気になり行ってみると、


道路橋なので普通に道でした

アデレード橋
1929~30年にかけて建設され
1931年に開通。まさに大恐慌の
ただ中にギリで完成した、
8車線の当時としては大工事


この橋はキングウィリアムロード
という市の中心部への幹線の一部
をなしており、老朽化で10年以内に
閉鎖するか架け替える必要
があるそうです。


公園にはNZでは見ない鳥が
そこら中にいて楽しいです

レンジャクバト


タテガミガン
カモだけどガン

スタイリッシュなライン


レインボーロリキート

スズメ並みに普通にいます(笑)


アデレードは建物が美しい



小さなバルコニーが付いた
建物がたくさんあります。



南オーストラリア州議事堂

財政面から1874~1939年にかけ
65年の歳月を費やして完成した
コリント式の大理石の建物


当初の設計ではドームと2本の
尖塔が建設されるはずでしたが
最終的に設計から外されました。

(※写真はウィキメディアより)


メルボルンのビクトリア州議会堂
とまったく同じ展開です


資金不足で中断していた工事は
30年代に再開し、大恐慌による
失業者救済策の一環にもなり、
アデレード版ニューディール政策
ともなったようです。


資金繰りに苦労しながらも
歴史的な一大計画をコツコツと
粘り強く続けて完成させ、
後世に長く残するところが
アデレードの美徳に思えました。


成長が早く、民間資金が身近な
シドニーやオークランドは
経済効率の面からどうしても
造っちゃ壊しになりがちです。


隣接するのは旧州議事堂で



個人的には一番好みな建物

アデレードに現存する数少ない
1850年代の建物だそうです。


そのせいか何にも似ていない
<
住宅と公共の建物の中間のような
簡素な中にも威厳を感じる美しさ。


この辺りはノーステラスといい

公官庁や大学が密集したエリア


戦没者記念碑

一等地の非常に大きな碑で
哀悼の意が伝わってくるよう。


やっとコーヒーブレイク




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