ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ダニーデン行:丘の上の船

2019年10月24日 | 南島:ダニーデン

アラモアナモールの帰り道
余りにも不思議なものを見つけ

思わずクルマを降りてみました。


船形の郵便受けもあって、

家なの?


その時小さなイヌが出てきて、
「イヌがいるから誰かいる?」
と思っていると、飼い主登場


イヌが最近視力を失ってしまい
外に出たがるけれど、1匹では
出せなくて、と言っていました。


そこで立ち話が始まり、彼は
船形の家の主のマオリでした。


「ここに住んでるの?」
「そうだよ。見てく?」


ということで入れてもらいました。

リビング


キッチン

船の中なのを忘れそうな
居住性に驚き


シャワールーム

確かにちょっと船っぽい?
すべての棚がドア付き。

家のあらゆるコーナーが

彼の趣味で統一されていて


手作りとリサイクルと
アンティークと。

このミシンは現役で
シープスキンのベストも
彼の手作りでした。


薪ストーブ

これが家のど真ん中に
鎮座していれば冬でも
温かいんでしょうね


煙突のヒラヒラは
温かい空気をさらに
拡散させるそう。



2階への階段も凝っています。



絵も飛行機も自作



工具の数も整理具合もさすが

作ることにも
作る道具にも
愛が感じられます。


引っ張り出せるゲスト用ベッド

子どもがダニーデンから
ときどき遊びに来るそうです。
距離にしたら25キロだけれど、
里帰りになるのかな(笑)


子どもはいくつになっても、
LOVE
FOOD
MONEY

がほしいのさ
とウインクしてました。


ヒツジの毛も紡ぐそう。

多分庭でヒツジを飼って
いるんじゃないかな?


何年かけてこれだけのものを
集めて家を造りあげたのか?

まだまだ変わっていくそうで
今後の計画を教えてくれました。


彼のベッド横の最愛スペース

一段と手が込んでいます。


どのコーナーにも
どんなモノにも
思い入れと物語があり
そのひとつひとつを
聞くには何度もここを
訪ねてこないと


外はこれから本格的に
改修していきたいそう。



ここで聞いてみたかった質問。
「市からの許可はどうしてるの?
オークランドじゃとてもムリよ。」


NZでは増改築はもちろん、
内装でもトイレの数や位置
など水回りに関するものは
市の許可を得る必要があり、
彼の家はどれを見ても
「許可を取ってる?」
というものばかりでした。


答えはウインクでした。


「市がいろいろ言ってくるし、
ここにも来るけどね。」
「行政と闘っているわけね。」
「違うよ。闘いはキライだから、
ボクは市とダンスしてるのさ


な・る・ほ・ど


鶏小屋

なかなかステキな個室で
1羽1羽に名前があります。


「みんなこの手前の部屋が
好きで取り合いになるのが
問題なんだよね~
干し草も同じように
入れてるんだけど。
何が違うんだろう
と、気まぐれ女子の扱いに
手を焼きつつ楽しんでいる
ようでした。


「玉子持って行きなよ。」

と勧めてくれましたが、
旅行中だったので残念
見事なオーガニックの
フリーレンジ
みんな大事に甘やかされて
たくさん産んでいそう。


ジモティーとのステキな時間

トホラはクジラのことでした。


いつまでも市とのダンスが
続いていきますように(祈)




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