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 夫の臓物を見せられた日!

2017-04-25 08:33:00 | 健康
夫が盲腸癌の手術をしたことを書きましたが、
盲腸癌は、大腸癌の中でもきわめて見つけにくい場所で、
見つかったときはだいぶ悪くなっていることが多いようです。
患部は網がけの辺り!

2016年10月、夫の手術の日、
待っている間の話し相手にと、老齢の母がラッシュの電車に乗って来てくれました。
心強く、本当にありがたかったです。

手術当日は、もともと無駄口少ない夫の口がほとんど開かず…
看護師さんに従って、意外にも手術室まで歩いて行き(車椅子かと^^)、
10時半前に手術室の前室に入り、「頑張ってね!」と声をかけたのに、
一言も発せず振り返りもしない後姿を、不安な気持ちで見送りました

待合室には患者さんの家族が何組も心配な顔で座っていて、
持たされたポケットベルがアチコチで鳴るたびに、自分のベルを確かめて…
それぞれが不安な時間を共有していました。

待っている間、何度トイレに行ったか知れず、3時間半が経過した14時前くらいに
私のポケベルがなり、手術無事終了、縫合に入ったと連絡が!

麻酔が覚めるまで30分くらいかかると説明を受け「良かった~」と一安心していたら、
10分も経たないうちに名前が呼ばれ、
患者家族が代わる代わる入出していた経過説明を受ける部屋に招き入れられました。

手術で摘出したホヤホヤの患部を見たくなかったのに…

主治医の先生の持った銀のトレーに、デロっととれたての腸が入ってるのが目に入り、
私は軽く悲鳴を上げてしまいましたが、
母は強し「お魚の内臓みたいじゃない、全然平気!」と間近で見て説明を聞いていました

先生は、摘出した患部をはさみでチョキチョキ切って裏返し、(たぶんですが…腸は筒状なので^^)
「私も肉眼では初めて見ます、検体(検査)に出してみないとハッキリわかりませんが、
思ったより悪くないでしょう」と、この言葉で一層ホッとしました

イメージ的に、患部はどす黒く変色・変形していると思いましたが、なんかキレイだったような…

それから約40分後くらい、手術室から出てきた麻酔覚めやらぬ夫と対面、
長いようで…やっぱり長かった一日が終わりました。

同じ盲腸癌の先輩の母は、ドンと構えて「大丈夫よ!」と明るい話題を提供してくれ、
不安な中でも、そんな母の存在が安心につながり手術時間を待つことができました!

退院当初食事制限があり、お弁当やら献立が大変でしたが、
今は普通に食べられるし、お酒も週4~5日は飲むし、ほぼ手術前と変わりません。

二人に一人が癌になるといわれる昨今、
私の身内に、夫の兄を含め三人も大腸癌患者がいますが、
みんな早期発見のため大事に至らず、元気に普通に暮らせています。

排便時にチョットでも異変を感じたり、検診で指摘されたら、
怖がらずに即受診することをお勧めします
コメント
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