The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

Sherlock Holmes

2014-10-14 | Sherlock Holmes

ー Sherlock Holmes 色々比較してみました -


 紆余曲折がありながら やっと決まったS4の撮影時期。

その前のS4-0とされるSpecial版の撮影開始迄3か月余りとなり、一度は落ち着いて

いた推論も又もや噴出し始めたようです。

S3を観た後余りにも多くの思いや未だ残るモヤモヤ感がある為 Sherlock

Reviewをしてみようと思ったのですが、その前に今更ではありますが もう一度

基本的な事を見直して、S4の参考にしてみようと思いつきました。

(全体にごく大雑把です)


まず、SH生みの親である、

ー・アーサー・コナン・ドイル(1850-1930

医師であり世界的な人気を誇るシャーロック・ホームズ生みの親で、1887「緋色

の研究ーA Study in Scarlet」でシャーロック・ホームズを始めて登場させる。その後

長編4本、短編56本の正典を生み出した。1893に「最後の事件ーThe Final Problem

でホームズを葬り去り、1903に「空き家の冒険ーThe Empty House」でホームズを完全復活

させるまで10年間の空白があるが、1901に生前の事件簿の形をとり「バスカヴィル家の犬ー

The Hound of Baskervilles」を執筆している。

イヘンバッハの滝でのSHの死は全読者に衝撃を与え、ロンドン市民は喪に服し、出版社

には無数の手紙が届いたという。

BBC版の時も世界中で大変な騒ぎが起こりましたね)

             

 


  = = = = = = = = =


映像関係では、


☆グラナダ版

ドラマとして最初の思いつくのはやはりグラナダ版、ジェレミー・ブレット/ホームズですね。

1984年から訳10年間にわたり正典42話分が放映され、正典に元ずくSHとしては最高と評されて

います。

日本でも随分昔(時期は良く覚えていませんが)TVシリーズとして放映されていましたが、

最近又再放送されていて 忘れていたエピソードを思い出しながら楽しんでいます。

ocicatは基本的に吹き替え版は好まないのですが、グラナダ版は当初から露口茂さんの

吹き替え版だったし、雰囲気が良く出ていた為違和感なく楽しめた様な気がします。

最近初めて字幕版が放映されたのですが、ジェレミー・ブレットの深い落ち着いた声で聴く

と本来の魅力を改めて感じます。もっと字幕版増やして欲しいなー! 

 

    



☆ ベイジル・ラスボーン版

 1939年から1946年迄の間に15本の映画を制作したというラスボーン版はMoffattisさんさん達

も参考にしたと言われるそうで、アメリカでは最高のSHと評されているそうです。

最近のSHブームのお蔭でTV放映され、モノクロ作品ではありますが SHも正典の雰囲気が良く

生かされているし、古さを感じさせない出来で楽しめます。


    



ロシア版

1979年から1986年にかけてTVムービー5本が制作された。

ワシーリー・イヴァーノフ演じるSH版は ロシア製ながらヴィクトリア朝のロンドンの雰囲気が

良く現された 意外とも思える素晴らしい作品で、これも又最近TV放映された事は嬉しい事

です。 英国女王から最高のSH作品と称えられたそうです。

ただ、イヴァーノフのだみ声とロシア語が気になってしまい、こればかりは吹き替え版の方が

良かったかなぁ(笑)


    

 

 

☆ ハリウッド版(ガイ・リッチー版)

ロバート・ダウニーJr./SHはマッチョで格闘家、ワトソン(ジュード・ロー)がかっこ良すぎ!

ただ全く荒唐無稽という訳ではなく、随所に正典由良語録等見受けられるし、別の楽しみも

ある様な気がします。

2作目の ”Shadow Game”は BBC版 ”Raichenbach Fall” と同じくモリアーティーとの対決、

ライヘンバッハの滝でのSHの死がテーマで、これはこれで痛切な場面もあります。

最後にSHが姿を見せるのもBBC版と同じ設定だった為 BBC版放映後度々取り上げられていました。

又次回作に繋げるのだと思われます


    

 

 

☆ その他色々

パスティーシュ版、パロディ版を含めると数え切れない作品がありますので、機会があり次第

見比べる楽しみがあります。

サー・イアン・マッケランの94歳SHも撮影終了したとの事で、渋くて素敵なSHを観るのが又

楽しみです。

原作の ”Trick of the Mind” を読んでいる途中なのですが、なかなか捗りません。

内容は 第二次世界大戦後の日本にSHが現れますが、終戦後の日本の情景が克明に描かれている

のには驚かされます。

どの様に映画化されたのか観るのが楽しみなのですが、日本公開されるのかどうか・・・


   

 

そう言えば、数週間前に幻のSH映画と言われた 1916年制作のウィリアム・ジレット版SHのフィルムが

発見されたそうで、Gattisさん興奮していました。約100年前のモノクロ映像です、凄いですね。

今デジタル修正中とのことで、修復後フランスで公開予定だそうです。

機会があれば観てみたいです。


     

 

 

最後は私が好きな画像です。 (おなじみの「尖塔ポーズ」のSH 3人です)。 

   

  

今回はJ・ワトソンについては触れませんでしたが、各ヴァージョンのJW比較も面白いです。

SHとの付き合い方、立ち位置、キャラクター設定等それぞれ描かれ方が異なるので、余裕が

あれば又取り上げたいと考えています。

 

 
 
 
 
 
 

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