”Karen Pirie”
ITV 2022年製作
S1:3エピソード
スコットランドのベストセラー作家ヴァル・マクダーミドの原作に基ずく新作ドラマですが、以前マク
ダーミドの原作をご紹介した際”ついでに”の感じでチョロッとご紹介した新放送ドラマです。
原作は遅れを取って未だ読めていないのですが、気になっていたドラマですし、兎に角観てみようと。
ところが、
予想以上に面白く、引き込まれ あっという間に全エピソード観終わりました。
なので、一応ドラマもご紹介しておかなければ・・・と思いまして。
ネタバレはしないつもりですので、概略だけの曖昧な書き方になるかもしれませんが、ご了承下さい。
以前も書きました様に、原作はゴールド・ダガ―賞等の数々の文学賞を受賞したスコットランドのベス
トセラー作家ヴァル・マクダーミドの小説”The Distant Echo”『過去からの殺意』に元づいた作品です。
キャスト:
監督:ガレス・ブリン
脚本:エマ―・ケリー(『ブラウン神父』のバンティーですって!)
出演:
カレン・ピリー:ローレン・ライリー
クリス・ジェンクス:ジェイソン・マーレイ
他
(脚本のエマ―・ケニーは『ブラウン神父』のバンティーでしか知らなかったのですが、他作品でも
脚本を手掛けたり、本作にもカレン・ピリーの親友リバー・ワイルド役で自ら出演しているという
多才な方だったんですね。 知らずに失礼しました)
ドラマ概要は、
周囲から“鼻につく女”と疎まれている、若き女性刑事カレン・ピリーが、男性中心の警察組織の中で
息苦しさにもがきながらも、25年前の事件に果敢に立ち向かう!
2022年9~10月英国ITVで放送された最新英国ミステリー!
スコットランドを舞台に、男性中心の警察組織の中で息苦しさにもがきながらも、25年前の事件に
果敢に立ち向かう刑事カレン・ピリーの活躍を描く。
「アウトランダー」でマーサリ役を演じたローレン・ライリーが、若く小さい身体ながら果敢に男
社会に食い込んでいく、大胆不敵な刑事カレン・ピリーを演じる!
ある日、刑事カレン・ピリーは25年前に起きた未解決事件の再捜査を任される。1996年、ロージー・
ダフという19歳のバーテンダーが殺害され、彼女の死体を発見した3人の男性に疑いがかけられたが、
彼らが起訴されることは無かった。しかし、その3人のうちの一人がひき殺されるという事件が起こ
り、再捜査チームが始動することになったのだ。
カレンが捜査を進めていくと、1996年に行われた最初の捜査に不備があったことが明らかになり、
25年前のあの日に何が起きたか?を突き止めようとカレンは決意する。
(AXNミステリー公式ページ)
物語の舞台はスコットランドのセント・アンドルーズ警察署です。
ピリーは若いながら一目置かれる存在ではあるが、周囲から鼻につく女と疎まれています。
何故そんなピリーに25年前の未解決事件の再捜査を任されたのか。
そもそも何故この事件が未解決事件になり、今再捜査となったのか・・・・。
古い体質の男性社会である警察内部で、若く小柄な女性が果敢に立ち向かって行く姿は小気味よく
見事です。
相棒に任じられたクリスも単なる健康筋肉オタクかと思いきや、次第にピリーの熱意に感化され思
いがけない熱心な捜査をする姿は予想外と言うか、微笑ましさも感じられます。
”コールドケース”に近い描き方になるのか、途中25年前の事件が所々に散りばめられて挿入されます。
男性社会の中で逞しく、粘り強く事件に取り組んでいくピリーは、小気味よい思いで目が離せなく
なります。
遂に25年前の事件の真相、犯人を突き止めたピリーは辛い決断をします。
ここでチョット余談ですが・・・・。
ピリーが犯人を逮捕するときに、”I'm arresting you.” と言いましたね。
これ迄(あくまでも個人的な記憶ですが)、他ドラマでは逮捕時に ”You are under arrest." という
事が多かったと思うのですが、この作品でのピリー、それからたまたま先日観た他ドラマ(英国ドラ
マですが)でも ”I'm arresting you.” でした。
どういうニュアンスの違いがあるのかな???と。
それは兎も角、
久々に面白いドラマを観ましたね。
Trailerはコチラ
↓
https://youtu.be/XZMNCJa-ck4
昨年の初放送時 660万人の視聴者を獲得し、昨年のITVで最も視聴された新しいドラマの1つとなり、
ITVのトップ10ドラマにもランクインしたそうです。
タイムズ紙評では「モダンでフレッシュ」、又ガーディアン紙では「ボリュームがあり、テンポが良く、
足元がしっかりしている」、デイリー・メール紙では「今年最高の新しい警察ドラマ」等々メディア
でも高評価を得た作品です。
その為、ITVは早くもシーズン2への更新を発表しています。
シーズン2は、
原作”Darker Domein” 『迷宮の淵から』を元に製作されるとのこと。
現時点ではリリース日時等の詳細は入って来ていません。
注目作品ですので(個人的に?)、これから注目していくつもりです。
尚、
以前書きました原作は、まだ読めていないのです(次々読むべき作品が多過ぎて・・・・←言い訳)
一応再度ご紹介しておきます。
ドラマS1の原作: 『過去からの殺意』集英社文庫(The Distant Echo)
ドラマS2の原作(と言われている):『迷宮の淵から)集英社文庫(Darker Domein)
(source : AXNミステリ―、ITV,I HEAR BRITISH TV & etc.)
ITV 2022年製作
S1:3エピソード
スコットランドのベストセラー作家ヴァル・マクダーミドの原作に基ずく新作ドラマですが、以前マク
ダーミドの原作をご紹介した際”ついでに”の感じでチョロッとご紹介した新放送ドラマです。
原作は遅れを取って未だ読めていないのですが、気になっていたドラマですし、兎に角観てみようと。
ところが、
予想以上に面白く、引き込まれ あっという間に全エピソード観終わりました。
なので、一応ドラマもご紹介しておかなければ・・・と思いまして。
ネタバレはしないつもりですので、概略だけの曖昧な書き方になるかもしれませんが、ご了承下さい。
以前も書きました様に、原作はゴールド・ダガ―賞等の数々の文学賞を受賞したスコットランドのベス
トセラー作家ヴァル・マクダーミドの小説”The Distant Echo”『過去からの殺意』に元づいた作品です。
キャスト:
監督:ガレス・ブリン
脚本:エマ―・ケリー(『ブラウン神父』のバンティーですって!)
出演:
カレン・ピリー:ローレン・ライリー
クリス・ジェンクス:ジェイソン・マーレイ
他
(脚本のエマ―・ケニーは『ブラウン神父』のバンティーでしか知らなかったのですが、他作品でも
脚本を手掛けたり、本作にもカレン・ピリーの親友リバー・ワイルド役で自ら出演しているという
多才な方だったんですね。 知らずに失礼しました)
ドラマ概要は、
周囲から“鼻につく女”と疎まれている、若き女性刑事カレン・ピリーが、男性中心の警察組織の中で
息苦しさにもがきながらも、25年前の事件に果敢に立ち向かう!
2022年9~10月英国ITVで放送された最新英国ミステリー!
スコットランドを舞台に、男性中心の警察組織の中で息苦しさにもがきながらも、25年前の事件に
果敢に立ち向かう刑事カレン・ピリーの活躍を描く。
「アウトランダー」でマーサリ役を演じたローレン・ライリーが、若く小さい身体ながら果敢に男
社会に食い込んでいく、大胆不敵な刑事カレン・ピリーを演じる!
ある日、刑事カレン・ピリーは25年前に起きた未解決事件の再捜査を任される。1996年、ロージー・
ダフという19歳のバーテンダーが殺害され、彼女の死体を発見した3人の男性に疑いがかけられたが、
彼らが起訴されることは無かった。しかし、その3人のうちの一人がひき殺されるという事件が起こ
り、再捜査チームが始動することになったのだ。
カレンが捜査を進めていくと、1996年に行われた最初の捜査に不備があったことが明らかになり、
25年前のあの日に何が起きたか?を突き止めようとカレンは決意する。
(AXNミステリー公式ページ)
物語の舞台はスコットランドのセント・アンドルーズ警察署です。
ピリーは若いながら一目置かれる存在ではあるが、周囲から鼻につく女と疎まれています。
何故そんなピリーに25年前の未解決事件の再捜査を任されたのか。
そもそも何故この事件が未解決事件になり、今再捜査となったのか・・・・。
古い体質の男性社会である警察内部で、若く小柄な女性が果敢に立ち向かって行く姿は小気味よく
見事です。
相棒に任じられたクリスも単なる健康筋肉オタクかと思いきや、次第にピリーの熱意に感化され思
いがけない熱心な捜査をする姿は予想外と言うか、微笑ましさも感じられます。
”コールドケース”に近い描き方になるのか、途中25年前の事件が所々に散りばめられて挿入されます。
男性社会の中で逞しく、粘り強く事件に取り組んでいくピリーは、小気味よい思いで目が離せなく
なります。
遂に25年前の事件の真相、犯人を突き止めたピリーは辛い決断をします。
ここでチョット余談ですが・・・・。
ピリーが犯人を逮捕するときに、”I'm arresting you.” と言いましたね。
これ迄(あくまでも個人的な記憶ですが)、他ドラマでは逮捕時に ”You are under arrest." という
事が多かったと思うのですが、この作品でのピリー、それからたまたま先日観た他ドラマ(英国ドラ
マですが)でも ”I'm arresting you.” でした。
どういうニュアンスの違いがあるのかな???と。
それは兎も角、
久々に面白いドラマを観ましたね。
Trailerはコチラ
↓
https://youtu.be/XZMNCJa-ck4
昨年の初放送時 660万人の視聴者を獲得し、昨年のITVで最も視聴された新しいドラマの1つとなり、
ITVのトップ10ドラマにもランクインしたそうです。
タイムズ紙評では「モダンでフレッシュ」、又ガーディアン紙では「ボリュームがあり、テンポが良く、
足元がしっかりしている」、デイリー・メール紙では「今年最高の新しい警察ドラマ」等々メディア
でも高評価を得た作品です。
その為、ITVは早くもシーズン2への更新を発表しています。
シーズン2は、
原作”Darker Domein” 『迷宮の淵から』を元に製作されるとのこと。
現時点ではリリース日時等の詳細は入って来ていません。
注目作品ですので(個人的に?)、これから注目していくつもりです。
尚、
以前書きました原作は、まだ読めていないのです(次々読むべき作品が多過ぎて・・・・←言い訳)
一応再度ご紹介しておきます。
ドラマS1の原作: 『過去からの殺意』集英社文庫(The Distant Echo)
ドラマS2の原作(と言われている):『迷宮の淵から)集英社文庫(Darker Domein)
(source : AXNミステリ―、ITV,I HEAR BRITISH TV & etc.)
やはり、英国ミステリーは、よいわ。
ですよね~。 久々に一気見しました。
私もそれほど期待が大きかった訳ではないのに、予想以上に良かったですね。
テンポも良く、しっかりしたプロットでありながらチョットしたユーモアもあり、色々中身たっぷりの3エピソー
ドでした。 警察内での女性の立ち位置や男社会内でのピーリーの奮闘振りも小気味よかったし、十分に
楽しめる内容でした。 バンティ―はビックリでしょ? 私は初め全く気付きませんでしたよ。 意外に(?)
多彩な方だったんですね。 バンティーのキャラクターで固定観念を抱いてはいけませんね。って、私だけ
でした?
S2も期待ですね。 情報入り次第又ご報告します。
やはりご覧になったんですね。 ホントに予想以上に面白かったですね。
英国内での視聴率の高さ、各メディアの評価の高さに納得!の内容でした。
そうそうmaritosiさんも英国ドラマお好きだったんですね。 これからも語りましょうね。
私も英国クライムドラマが大好きで、こちらのブログを楽しく拝読させていただきました。
こちらの英語の違い、解決しましたか?
もしまだでしたら、私の思うことをシェアさせてくださいネ。
You are under arrestと言うときは、ニュアンスとしては、「法の下、あなたは拘束状態にあります」というような、手錠をかける時の定型文句で、この先、逃げようとしたり、暴力を振るったり何かをすると処罰の対象になりますよ、という宣言ともいえます。
その先では、黙秘権があること、その先の発言は裁判で証拠となることなども告げられいくのではないでしょうか(シーンにはなくても)。
一方、I am arresting youは、「私、今、あなたを逮捕する!(逃さないわよ)」みたいな、単に刑事さんの思いからくる言動になり、You are under arrest のような、実務的な効力はないとと思います。
刑事さんが I am arresting you、というときは、その逮捕にご本人の強い思い入れがあるときなんじゃないかな、って思いますが、いかがでしょうか?
バンディが見れなくなって寂しかったのですが、こちらに出てらっしゃるんですね?脚本を書かれていたとは驚きです。なんだか、人としても魅力のありそうです。
今後の投稿も楽しみにしています!
初めまして。
随分前の記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
そうそう、I am arresting you. の件がありましたっけね(いい加減)。お察しの通り、すっかり忘却の彼方に
なっていたので、今回ご指摘、ご教授頂き感謝しております。
成る程・・・・。
と、良く理解できた様な気がします。 本当に有難うございました。
最近歳のせいで、何でもすぐ忘れるもんで(汗)お恥ずかしい次第です。
このドラマはとても好きな作品で、原作とは随分異なった描き方でしたが、むしろ原作より好きなドラマになって
いたと思います。バンディさんの脚本のおお蔭かと。外見からは想像できない才能ある方なんだと再認識しまし
た。
ところで、このドラマのシーズン2なんですが、もう随分前に途中迄書きかけていたままになっていたことに気
づきました。remindして頂き有難うございます。
もう少し情報が揃ったら、なるべく早くS2について書きたいと思っています。
又色々お教えい頂ければありがたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。