『すみれ屋敷の罪人』 宝島社 2018/12/7

降田 天(著)
『内容紹介』
日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作!
2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。
紫峰家は、すみれの花で彩られた美しい館に暮らす一族だった。
当主の太一郎と、葵・桜・茜の美しい三人の姉妹たち。四人は終戦間近、東京大空襲によって
亡くなったはずだったが……。
白骨死体は、いったい誰の死体なのか? その身元について、かつての関係者に話を聞いて回る
謎の男が現れる。
かつての女中や使用人たちの語る、館の主人と三姉妹たちの華やかな生活と日常、そして忍び
寄る軍靴の響き。
突然起きた、不穏な事件。彼らの証言は二転三転し、やがて戦時下に埋もれた意外な真実が明
らかになり――。
『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞しデビュー、いまもっとも注目される女性コンビ作家、
渾身のゴシック・ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)
戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る屋敷
の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転
する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていく―。注目の女性コンビ作家が
「回想の殺人」を描く、傑作ミステリー
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
装丁とタイトルの美しさで手に取った作品です(いい加減な選び方でスミマセン)
そして後で気付いたら先日読了した『彼女はもどらない』の著者の作品でもありました。
『彼女はもどらない』で初読みであったのですが、著者である”降田 天”さんは萩野 映さん
と鮎川颯さんが共同で執筆する際に用いている筆名の1つなのだそうです。
戦前はすみれの花が咲き誇る旧名家の敷地内で3体の白骨が発見され、刑事を名乗る若い西ノ森
がかつての使用人を訪ね当時の実態の聞き取りを始める。
年老いたかつての使用人たちの語りで当時の様子が次々に浮かび始めるものの、証言者によって
その状況が二転三転する度に西ノ森も読者も翻弄されることになる。
同時に、西ノ森の正体は? そして彼が調査報告を送っている相手は誰なのか?
戦前の名家、美しい三姉妹、使用人たち、書生等の暮らしぶりと共に、戦争のもたらす悲劇、
等々映像の様に脳裏に映し出される。
そして、予想外の結末は物悲しい、切ない物語でした。
タイトルにある ”罪人”とは・・・考えさせらてしまいます。
美しいすみれにも毒があり、又その種類の多い事も知らされました。
三姉妹の名前もすみれに因んでいることが分かります。
正統派ミステリ―でもあり、ゴシックミステリーのジャンルにも入ると言われていますが、そう
言えば雰囲気がケイト・モートンの作品を思い出させてくれます。
この作品の前に読んだ『彼女はもどらない』でも大どんでん返しがあり意外な結末で驚かされ
ました。
今作それとは全く雰囲気が異なる作品でありますが、どんでん返しとは言えないかも知れない
とは思いますがかなり驚かされる予想外の結末であったと思います。
後味が良い素敵な作品と感じました。
とても気に入った作家さん(s)ですので、次作も楽しみに期待しています。
最新作は、

『偽りの春 上倉駅前交番 狩野雷太の推理』 KADOKAWA-2019/4/26
又もや全く異なるタイプの作品の様で楽しみです。
近いうちに読むつもりですので、機会があれば又感想等を。

降田 天(著)
『内容紹介』
日本推理作家協会賞(短編部門)受賞後第一作!
2001年、長らく手付かずだった戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された二つの白骨死体。
紫峰家は、すみれの花で彩られた美しい館に暮らす一族だった。
当主の太一郎と、葵・桜・茜の美しい三人の姉妹たち。四人は終戦間近、東京大空襲によって
亡くなったはずだったが……。
白骨死体は、いったい誰の死体なのか? その身元について、かつての関係者に話を聞いて回る
謎の男が現れる。
かつての女中や使用人たちの語る、館の主人と三姉妹たちの華やかな生活と日常、そして忍び
寄る軍靴の響き。
突然起きた、不穏な事件。彼らの証言は二転三転し、やがて戦時下に埋もれた意外な真実が明
らかになり――。
『このミステリーがすごい! 』大賞を受賞しデビュー、いまもっとも注目される女性コンビ作家、
渾身のゴシック・ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)
戦前の名家・旧紫峰邸の敷地内から発見された白骨死体。かつての女中や使用人たちが語る屋敷
の主人と三姉妹たちの華やかな生活と、忍び寄る軍靴の響き、突然起きた不穏な事件。二転三転
する証言と嘘、やがて戦時下に埋もれた真実が明らかになっていく―。注目の女性コンビ作家が
「回想の殺人」を描く、傑作ミステリー
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
装丁とタイトルの美しさで手に取った作品です(いい加減な選び方でスミマセン)
そして後で気付いたら先日読了した『彼女はもどらない』の著者の作品でもありました。
『彼女はもどらない』で初読みであったのですが、著者である”降田 天”さんは萩野 映さん
と鮎川颯さんが共同で執筆する際に用いている筆名の1つなのだそうです。
戦前はすみれの花が咲き誇る旧名家の敷地内で3体の白骨が発見され、刑事を名乗る若い西ノ森
がかつての使用人を訪ね当時の実態の聞き取りを始める。
年老いたかつての使用人たちの語りで当時の様子が次々に浮かび始めるものの、証言者によって
その状況が二転三転する度に西ノ森も読者も翻弄されることになる。
同時に、西ノ森の正体は? そして彼が調査報告を送っている相手は誰なのか?
戦前の名家、美しい三姉妹、使用人たち、書生等の暮らしぶりと共に、戦争のもたらす悲劇、
等々映像の様に脳裏に映し出される。
そして、予想外の結末は物悲しい、切ない物語でした。
タイトルにある ”罪人”とは・・・考えさせらてしまいます。
美しいすみれにも毒があり、又その種類の多い事も知らされました。
三姉妹の名前もすみれに因んでいることが分かります。
正統派ミステリ―でもあり、ゴシックミステリーのジャンルにも入ると言われていますが、そう
言えば雰囲気がケイト・モートンの作品を思い出させてくれます。
この作品の前に読んだ『彼女はもどらない』でも大どんでん返しがあり意外な結末で驚かされ
ました。
今作それとは全く雰囲気が異なる作品でありますが、どんでん返しとは言えないかも知れない
とは思いますがかなり驚かされる予想外の結末であったと思います。
後味が良い素敵な作品と感じました。
とても気に入った作家さん(s)ですので、次作も楽しみに期待しています。
最新作は、

『偽りの春 上倉駅前交番 狩野雷太の推理』 KADOKAWA-2019/4/26
又もや全く異なるタイプの作品の様で楽しみです。
近いうちに読むつもりですので、機会があれば又感想等を。
気長に待ちます、、、ヒマだけは売る程あります。コーモランの翻訳はいつ出るのかしら?これも待つしかないのですね、、、
え~そうなんですか? この作家さん(S) 結構人気ですね。 ワタクシも「偽りの春」は未だ未読です。
「彼女は戻らない」はすぐ回ってきそうですね。 この作品は読み始めはイマイチかな?と思っていたら
次第に嵌り込みまして、最後はお~ッ!そうだったんですか・・・・となりました。後にして思えばアチコチに
布石が散りばめられていた事に気付きます。 なるほどねとなりますよ。
「コーモラン」ねぇ。どうしちゃったんでしょう? 時々チェックしているんですが、今のところ情報ナシです。
早くしてくれ~~!ですね。
コーモランの「悪しき者たち」見ました。面白かったです。きっと本の出る頃には半分は忘れてるかもですが、、、、。
え~?今ですか? 順番廻って来るのに随分かかりましたね。ワタクシ既に詳細忘れている(何時もこれ
ばっか)ですが、最後は あ~そうだったんですかぁ?って感じでしたね。 『偽りの春』26人待ちですか?
あと数か月かかりますね。私も未だ回って来ないのでどちらが先に読めるかしら?
デボラ・クロンビーは時々チェックしていますが、新作出ていないですね。『ウィルソン警視の休日』って知
りませんでしたよ。ちょっとパクリ気味のタイトルじゃありません?(笑) 面白かったら教えて下さいね。
『悪しき者たち』良いな~。 未だ迷っている優柔不断なワタクシです。