The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

Benedict misc. (23) : Vanity Fair's 2015 Hollywoods Issue

2015-02-06 | Benedict Cumberbatch関連
Benedict misc. (23) : - Vanity Fair's 2015 Holllywoods Issue -

久し振りにBenedictネタです。
最近少し静観していたのですが、久々にVanity Fairで美しい画像が沢山出て
いました。
既にご存知の方も多いとは思いますが、ここはやはり残して置かねば・・・
昨年のVanity Fairの写真も美しかったんですが、やはりファッション誌の撮り方
は独特ですね。





↓ Behind the Scenesから、






↓ その時のインタビューから、
 
”What was Your Childhood Nickname ?” (子供の頃のニックネームは?)
と聞かれて、「沢山あるよ」、「インターネットに取り上げられていたでしょ。」
”Looking so young !” とか ”gorgeous !” とかコメントが書かれていました。

他にも”Who was your first celebrity crush ?” (有名人で最初に片思いした人は?)
では、「SWのキャリー・フィッシャーだ。 それがハリソン・フォードになりたかった
理由の一つだ。」 って言ってました。


昨年の「木の妖精」とテーマ、イメージが似ている感じがしますが・・・

↓ こちらが去年の「木の妖精」版 




3エピソードからなるプロモーションヴィデオができてまして、英国人俳優が
ハリウッドを侵略しているって感じの作りですね。
(中身詳細に観ていません、スミマセン)

Episode 1 : Preparing for War
Episode 2 : Coming to America
Episode 3 : Victory is Assured
となっています。

それぞれヴィデオはこちらから
http://video.vanityfair.com/watch/british-portfolio-episode-1-preparing-for-war
http://video.vanityfair.com/watch/british-portfolio-episode-2-coming-to-america
http://video.vanityfair.com/watch/british-portfolio-episode-3-victory-is-assured

Vanity Fair力入っていますね。
確かにこれを見ても、そうそうたる顔ぶれで 如何に最近益々英国人俳優さん達
が凄い活躍をしているのだと感じさせられます。

思い返してみれば、私も個人的に昔からお気に入りは英国俳優さんばかりが
多かった様な気がしています。

↓ そのヴィデオからの画像です。






又、ダーシー様なんでしょうか?


 
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今回のWorld's sexiest men 2015ではBenedictが2位でした。
(前回は1位でしたけど)。
因みに1位は、Jamie Doman(って、私知らないんですけど・・・)
3位がトムヒでしたね。




次は途中になっていたBehind the Scenesの続きに戻ろうと思います。








グラナダ版 ”ボヘミアの醜聞” ー (2)

2015-02-04 |  ∟グラナダ版SH
ー A Scandal of Bohemia (グラナダ版):(2)ー
(1984年制作)

グラナダ版「ボヘミアの醜聞」の2回目です。


話は少し戻りますが、
馬丁に変装してアイリーン邸を偵察していたSHは、アイリーンの元を毎日の様に
訪れる弁護士ゴッドフリー・ノートンの存在を知ります。
そして、慌てて外出する弁護士とアイリーンの後を馬車で追いました。

2人が着いたのは教会で、今しも結婚式が執り行われ様とする時 立会人が居らず
困惑する中 追って来たSHがが急遽立会人に任命され 無事2人は結婚式を挙げました。
その際アイリーンがお礼に渡した1ポンド金貨をSHは時計の鎖に付けて置こう
と言います。



その後、再度牧師に変装したSHは ブライオニ荘の前で大勢を動員した騒ぎを起
こし 怪我を装いアイリーン邸に運び込まれることに。



その際、外で待機していたJWとタイミングを合わせ発煙塔で火事を装い 騒ぎに
紛れてアイリーンの写真の隠し場所を突き止めます。


上機嫌でJWと共に馬車で221B に戻って来たSHに 通りかかった若い男性が
声を掛けて通過ぎます。
「おやすみなさい、ミスター シャーロック・ホームズ」。 その声を聞きフト考える様
子のSH。
(実は後を付けてSHの正体を確認しに来たアイリーンの男装をした姿でした)


↑ ”Good night, Mr. Sherlock Holmes”


翌朝国王、JWと共にブライオニ荘を訪れますが、既にアイリーンはSHに手紙を
残しイギリスを出発した後でした。


↑ シルクハットのSHは品があって素敵です。

そして問題の写真は”お守り”として持って行く代わりに、自分1人の写真を残して
いきます。

「事件は解決出来なかった」と詫びを言うSHに対して、もう脅迫の心配が無くなっ
た国王は感謝し お礼に自分の指輪を渡そうとしますが SHは「もっと価値ある
物」としてアイリーンの写真を所望します。
「身分違いでなければ王妃にふさわしい女性であったのに・・・」と未練たらたらの
国王の言葉に、「国王のお相手にはふさわしくない」と不機嫌そうに言うSHです。
I.e. お前には勿体無いよッ!って事でしょ。



↑ アイリーンが残して行った写真です。


最後にSHはアイリーンの写真を大事に引き出しに仕舞い鍵を掛けます。
その後バイオリンを弾く姿、暖炉の前に座る物思いに沈んだ憂いを帯びた姿は美し
いです。


 

「彼の冷徹さと愛は反する」が 彼にとってアイリーンは最後まで特別の人、常に
”あの人”(The Woman)であった・・・とJWが語り終わります。

いやー、良いですねぇ。

因みに、アイリーンはイギリスを出る航路で例の写真を海に沈めます。
これは正典には無かったシーンだと思います。 

このエピソードで、SHは国王の話を聞いて大笑いをしたり、国王から大金を
前金として受け取ったり珍しいシーンも含まれています。 

又このアイリーン・アドラーさん(ゲイル・ハニカット)は歴代のアイリーンの中でも
一番美しいし(私見)、 気品もあるし、内に秘めた強さも見え好きでした。

それから初代JWのデヴィッド・バークの語りは滑らかでとてもいい声でした。
やはり字幕版は良いです。
そして何よりSHの ”My dear Watson”が聞けたのが嬉しかったですねー。

最初にも書きましたが、兎に角ジェレミー・ブレットが若く溌剌として美しいですし、
この作品で正に”シャーロック・ホームズ”がはまり役になったのが良く分かります。
「緋色の研究」が映像化されなかったのは本当に残念です。
ワトソンとの出会い、見てみたかったです。

今回ODでの再放映はりマスターHD版ですので 以前より画面がきれいなの
ですが、噂によればBR版は画面がより美しくて全然違う様ですし、 又TV放映で
はカットされた部分も含まれているとこ事なので つい食指が動いてしまいますが、
何しろ全編box版なので、悩みます。

つい勢いで 印象の強かった「ボヘミアの醜聞」について書かせて頂きましたが 
又機会があれば他の作品についても触れてみようと思います。


そうそう、一昨日偶然にもイヴァーノフ版の「ボヘミアの醜聞」を放映していました。
ロシア版はあまり見ないのですが、せっかくなので見てしまいました。 が・・・
勿論お好きな方もいらっしゃるかとは思いますが、あまり情緒が無く 残念な感じ
でしたね(これも私見)。
前半は”A Scandal of Bohemia”だったのが、後半は”The Sign of Four”に続き
1エピソードとしてあったのが何より驚きましたね。勿体無い!


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余談ですが、昔ジェレミー/シャーロックを見ていてしばらくの間は気付かなかった
のですが、あの「マイフェア・レディー」に出ていたのを思い出しました。
同一人物とは思えない程だったので、「マイフェア・レディー」を見直しましたよ。
いゃー美しいです。
あの有名な「君住む街角で」を歌っているんです(当然吹き替えだとは思いますが)。
SHには関係ないのですが、参考までに画像を。



それからすっかり記憶の底に隠れていたのですが、先日モグモグさんから
remindして頂き 「戦争と平和」に出演していた事を思い出しました。
この時は正に ”美青年”(ハンサムとかイケメン等と違う正統派美青年です
ねー!)



(古い作品なので、今回の画像全体に画質が荒い事をお許し下さい)



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話が変わりますが、Benedict主演で予定されていた”Lost City of Z”の主役が
チャーリー・ハナムに交代したそうですね。
Dr. Strangeの撮影の為、とされていましたが、余りにも過密なスケジュールでした
し、この役どころは何となく合わない様に感じていたので、個人的には良かったの
ではないかと思っています。



グラナダ版 ”ボヘミアの醜聞” - (1)

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index





グラナダ版 ”ボヘミアの醜聞” - (1)

2015-02-02 |  ∟グラナダ版SH
ー A Scandal of Bohemia (グラナダ版):(1)ー
(1984年制作)




A Scandal of BelgraviaのBehind the Scenesを始めていたら 突然グラナダ版
に心がワープしましたので、触れてみようかと思い立ちました。
なので、Behind the Scenes途中ですが グラナダ版 A Scandal of Bohemia
”ボヘミアの醜聞”を先に書いてみようと思います。

グラナダ版は随分昔から何度も放映を見ていたのですが、最近又度々再放映され
る様になり、見直す機会が増えました。グラナダ版に関しては、最初から吹替え版
で見ていたし 露口茂さんの声、雰囲気が非常に合っていた様な感じがあり すっ
かり馴染んでいましたので吹き替え版を好まない私も好きでした。

が、最近は字幕版で放映される機会も多く、ジェレミー・ブレットの品のある落ち着
いた声のシャーロック・ホームズは又格別です。 何より英国アクセントフェチの私
には本当に嬉しい事です。

グラナダ版は正典と忠実に踏襲し、雰囲気、セリフも殆どそのままに描かれて
います。
BBC版にどっぷり嵌ってしまってはいるものの グラナダ版の良さを改めて再確認
する事が出来、又BBC版との類似点、相違点を発見する楽しみも出来ました。


さて、前置きが長くなりましたが、「ボヘミアの醜聞」の大雑把なあらすじです。

グラナダ版第一作(実際 には撮影は4作目だったそうです)の記念すべき 
”A Scandal of Bohemia”は 唯一SHを出し抜いた女性として描かれる 
アイりーン・アドラーの物語です。
(アイリーネ、エレーナと表現される場合もありますが、今回はアイリーンで統一
しました。)



ジョン・ワトソン役は初代のデヴィッド・バーク。
ジェレミー・ブレットも、後年の猛禽類の様な鋭さは無く 若く、美しいです。



冒頭はアイリーンの屋敷に侵入した盗賊の場面から・・
何かを探しているらしい盗賊2人はアイリーンの銃で撃退させられます。

一方田舎での休暇を終えて221B に戻って来たJWはSHを見てコカインかモル
ヒネを飲用していたのではないかと疑い引き出しを確認します。



そんなワトソンに、「7%のコカイン溶液は有益だ」と心配させ、「平穏等死も同然」、
「名声など必要ない」等と言いながら、上機嫌なSHは受け取った手紙に興味を惹
かれていました。
手紙がボヘミア製の上質紙が使われている事等から 書いた人物がやんごとない
身分である事を推察。

そこへ訪ねて来たクラム伯爵を名乗る高貴な身分らしき人物(黒いマスクで顔を隠
しています)のボヘミア国の危機であると言う依頼内容を聞きますが、すぐにこの依
頼人自身がボヘミア国王自身である事を見ぬきます。




↑ この国王はパジェット版挿絵と全く同じです。

国王の依頼は、以前交際があったアイリーンが二人で撮った写真を国王の婚約発
表時に送りつけると言って来た、そうなれば国家を揺るがすスキャンダルとなり
結婚が破談になってしまうので何とかその写真を取り戻して欲しいと言うものでした。


↑ これが問題の写真。

(正典には無かった 国王がアイリーンと過ごした日々を回想するシーンも描かれて
 いました。)

アイリーン・アドラーとはアメリカ生まれの今は引退している有名なオペラ歌手にし
て 世紀の美女。 SHは知らない!と、すぐに人名事典で検索。

兎に角婚約発表まであと3日しかないと焦る皇太子に、「任せとけ」とSH.

その後、馬丁に変装したSHはアイリーンの屋敷ブライオニ荘に偵察に入ります。
(馬丁の変装は見事ですし、メイクを落とすSHは美しいです)


↑ 馬丁に変装。(全く別人に見えます)


↑ その後メイクを落とした姿。(香水の様なものを付けているみたいな・・・)



長くなりそうなので 2回に分けます。



次回後半部分に続けます。


グラナダ版 ”ボヘミアの醜聞” ー (2)

『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index

※ もう少し丁寧に書き直した修正分がありますので、下記をご参照下さいませ。
グラナダ版『ボヘミアの醜聞』再掲 :(1)