つくば市の入札制度について特に工事以外の役務の提供について思う。一般競争入札と指名競争入札を併用して発注を行ってきたが、近年、理由は様々だが、指名競争入札は談合の温床と言われ、全面的一般競争入札を導入している。
結果、最低調査価格の設定がなかった為、ダンピング受注が続いていた。品確法の制定もあり、昨年から最低調査価格を設定したが、その価格に複数の応札者が集中し、くじ入札が続いている。
くじ入札だが、機械が行うもので38件中、約30件応札して落札候補者になっても、一件もくじに当たらないとの意見も寄せられた。
毎年、年度末には次年度の役務の提供について、市内公園や街路樹の入札発注が数十本ある。役務の提供はサービスの提供であり、維持管理などは、ほとんどが人件費です。疑問と不公平を感じるのは、工事入札と違いランク制が適応しない為、例えば社員一人の会社が数千万の維持管理を複数受注し、社員数十人の会社が一件の維持管理を受注出来ない可能性もあることだ。もちろん受注出来ても昨年と違う場所になる可能性は高く、勝手がわからない場所を初めから作業することになり効率も悪い。
良いサービスが市民に提供できるとは思い難い。事業者の技術の向上や使命感は薄れていると感じる。ほぼ人件費の作業発注なら一括管理する第3セクターや協会、組合などに、緑地管理全体を移管することや複数年の契約も良いのではないかと思うこの頃です。
茨城県に準じ基本的には1,000万円以下の少額は指名競争入札、工事については、地元JVの発注が増加傾向にあるが、更に簡易総合評価方式を導入し災害協定や社会貢献や地域ボランティアなどを手厚く評価することを要望したいと考えている。