お庚申様にという集まりを7戸の組合で組織し庚申信仰をして参りましたが、御納めすることを決めて猿田彦神社に出かけています嘉永の年号が木箱にあるので1850年頃から何代もに渡って続けてきたことになる。
昔話をしながら、組合の皆さんと栃木県の庚申山へ。猿田彦神社に授かった掛け軸を持って社務所にお返して納めていただきました。今後は親睦会で地域のコミュティをはかって参ります。
※お庚申様とは、庚申信仰という中国に伝わる古い信仰から作られたものです。
その信仰によると,60日に一度めぐってくる庚申(かのえさる)の日の夜,人が眠っているすきに,身体の中にいる三尸(さんし)という虫が天にのぼって,天帝にその人の罪を告げるので,命が縮められてしまうといわれていました。そのため,人々は庚申の日は眠らないようにみんなで集まり,飲み食いしながら夜中眠らないようにしたのです。
こうした集まりは庚申講(こうしんこう)と呼ばれました。
庚申様は農業の神様としても信仰されており,庚申講では農作業の順調や豊作をみんなで祈願します。
大阪の行商人から掛け軸を買って信仰が始まったのではないかと社務所で教えていただいた。江戸時代の流行だったそうだ。
木箱には屋号の焼印など歴史を感じます。十九夜様という女性の集まりも行っていましたが今は行っていません。