大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

稲を育ててこそ農業 広野の大和田さん 再生願い先陣切る (福島県)

2013-05-05 13:00:00 | 原子力関係
稲を育ててこそ農業 広野の大和田さん 再生願い先陣切る

 春の日差しに輝く水田を田植機が進む。エンジンがうなる。緑の苗の列が一直線に伸びる。「田を耕し、稲を育ててこそ本当の農業だよ」。3日、東京電力福島第一原発事故後初の作付け作業を始めた福島県双葉郡広野町下北迫の農業大和田久司さん(63)は、込み上げる思いを明かした。
    ◇   ◇
 高校卒業後に農家を継いで45年余り。認定農家として町の農業を支え、現在、町農業委員会長を務める。平成7年に仲間3人で稲作の受託会社「フロンティアひろの」を設立し、田植えは毎年30ヘクタール、稲刈りは60~70ヘクタールを請け負った。
 原発事故に伴い、妻礼子さん(64)、長男夫婦、孫2人の家族6人でいわき市に避難後、礼子さんと一緒に23年夏、地元に戻った。
 道路の除草などの仕事に当たる傍ら、水田の手入れに励み、稲作を再び始める日を待ち続けた。
 作付けに向けて町は24年度、4ヘクタールの実証田で試験栽培に取り組んだ。さらに、300ヘクタールに及ぶ町内全ての水田を除染した。試験栽培にも、除染作業にも携わり、この日を迎えた喜びはひとしおだ。
 ただ、農家の多くは各地に避難したままだ。稲作ができるようになっても、再開するのは約110戸と、原発事故前の3分の1にとどまる。
 田植えの風景も一変した。5月の連休を利用し、家族総出で一斉に水田に繰り出すのが恒例だった。しかし、親は戻っても、若い世代は避難している農家が少なくない。3日は大和田さんを含めて数戸の農家が田植えを始め、大和田さん方では、長男慎さん(41)が避難先のいわき市から手伝いに駆け付けた。それでも「(原発事故前は)嫁も孫も一緒に来てくれた。他の家も同じで、お祭りのような騒ぎだった」と思い出す。
 コメは全袋検査で安全性を確認後、JAふたばを通して全量買い上げとなる。しかし、原発事故で自粛を余儀なくされた2年の空白期間が、今後のコメ作りにどう影響するかも気掛かりだ。土壌の養分がどの程度、残っているのか測りかねている。
 今年は受託分を含めて5ヘクタールにコシヒカリと県のオリジナル品種「天のつぶ」を作付けする。1枚の水田に植える苗の数を通常よりも少なめにし、養分が全体に行き渡りやすくするなど対策も怠らない。
    ◇    ◇
 双葉郡内では、今春、川内村の旧緊急時避難準備区域で89戸が計102ヘクタールを耕作する。楢葉町は避難区域の再編を受けて今年度、3・5ヘクタールでコメの実証栽培に乗り出し、27年度の再開を目指す。
 大和田さんはフロンティアひろのの仲間と一緒に6日、委託された楢葉町の苗作りにも取り掛かる。「広野町の農業が立ち直らなければ、双葉郡の農業再生はない。稲作を始めた農家の気持ちはみんな同じだ」。先陣を切った責任の重さを口にした。

2013/05/04 10:14 福島民報

憲法記念日の県内 政党、団体が考えを主張 (福島県)

2013-05-05 12:50:00 | 原子力関係
憲法記念日の県内 政党、団体が考えを主張

 憲法記念日の3日、福島県内各地で団体や政党の憲法をテーマにした集会や街頭演説、イベントが繰り広げられた。安倍政権が憲法改正に意欲を見せていることもあり、各団体がそれぞれの立場から主張した。
 公明党の井上義久幹事長は3日、来県し、福島市で開かれた党県本部の憲法記念日街頭演説会で、憲法三原則の堅持、憲法に新たな理念を加える「加憲」の立場を訴えた。

 井上幹事長は「平和・人権・民主の三原則は堅持すべき」と強調。その上で、「環境権など新たな理念を加える『加憲』が現実的」とした。改憲の発議要件を緩和する憲法96条の先行改正には慎重な姿勢を見せた。
 党県本部の街頭演説会は郡山市など県内各地で開かれた。

 民主党県連は3日、憲法記念日にちなんだ街頭演説を福島、郡山両市で行った。
 福島市では増子輝彦県連代表(参院本県選挙区)がマイクを握った。
 参院選では憲法改正の国会発議要件を緩和する96条の先行改正の是非が争点となる見通しで、増子代表は「(96条は)自由に改憲しないために重要。改憲が本当に必要であれば、96条の改正よりも、国民の代表として国会でしっかり議論することが大事だ」と訴えた。

■自転車パレード護憲を訴える 福島
 自転車でパレードし護憲を訴える「5・3銀輪パレード」は3日、福島市内で繰り広げられた。
 護憲反安保福島市民連合などの主催。約120人が参加した。県教育会館で出発集会が開かれ、平和・人権・環境フォーラム福島地方会議の小磯義男議長があいさつし「平和憲法を守ろう」と呼び掛けた。
 参加者は4号国道や県庁通りなどを通る約5キロのコースを自転車でパレードし、通行人らに護憲を訴えた。

■原発事故の賠償求める 憲法を考えるつどい
 第34回憲法を考えるつどいは3日、福島市民会館で開かれ、国と東京電力が福島第一原発事故の責任を認め、全ての被害者の完全賠償を求めるなどとしたアピールを採択した。
 日本科学者会議福島支部、県立高教組、自由法曹団県支部などによる実行委員会の主催。約100人が参加した。
 水俣病訴訟や玄海原発訴訟などに携わる馬奈木昭雄弁護士が「たたかい続けること」の題で登壇。福島第一原発事故について「被害者を加害者が選別し、賠償額を決める構図は水俣病と同じだ。国は被害者と平等な立場でなくてはならない」と訴えた。

2013/05/04 08:48 福島民報

福島空港に人の波 利用促進へ「復活祭」 お笑いや特産品を堪能 (福島県)

2013-05-05 12:40:00 | 原子力関係
福島空港に人の波 利用促進へ「復活祭」 お笑いや特産品を堪能

 東日本大震災で利用者が減少した福島空港の利用促進を図る「2013うつくしまふくしま エアポートの復活祭」は3日、同空港で開かれ、大勢の家族連れらでにぎわった。
 須賀川商工会議所、玉川村商工会、須賀川市、玉川村などで組織する福島空港祭実行委員会の主催、福島民報社などの後援。オープニングセレモニーで長谷部一雄委員長が「復興を果たすには長い年月がかかるが、イベントを通して少しでも笑顔になってほしい」とあいさつした。佐藤雄平知事、橋本克也須賀川市長、石森春男玉川村長らが祝辞を述べた。
 ステージでは石川町在住のシンガー菊池章夫さんのミニライブやお笑いコンビ「ぺんぎんナッツ」「とろサーモン」のステージなどが繰り広げられた。民謡&トークショーに出演した「あったか福島観光交流大使」の民謡アイドル永峯恵さん(会津若松市出身)は「子どもや高齢者の笑顔が輝いていた。震災以前のような元気が戻ってきていてうれしかった」と笑顔を見せた。
 会場には地元の特産品をはじめ、焼きそばやたこ焼きなど30を超える出店が並んだ。福島空港20周年のあゆみパネル展や須賀川絵のぼり絵付け体験、立体紙ワザ・クラフト体験など多彩なイベントも行われ、来場者は思い思いに休日のひとときを過ごしていた。

2013/05/04 08:47 福島民報

リカちゃんに住民票 小野町のキャッスル開業20周年で式典 (福島県)

2013-05-05 12:30:00 | 原子力関係
リカちゃんに住民票 小野町のキャッスル開業20周年で式典

 福島県田村郡小野町の観光施設リカちゃんキャッスルは3日、開業20周年を迎えた。記念式典が同施設で行われ、小野町の「特別住民票」がリカちゃんファミリーに贈られた。
 3日はリカちゃんの誕生日に当たる。式典では名誉館長を務める大和田昭町長が「町おこしプリンセス」としての開館以来の活躍をたたえ、「今後も町の魅力を国内外に伝えてほしい」とリカちゃんに特別住民票を手渡した。リカちゃんは「これからも頑張ります」と応じた。関係者がテープカットし、節目を祝った。
 5日までの毎日、来場先着300人に住民票のレプリカが無料で配られる。町のホームページからも来年4月までダウンロードできる。
 同館は20周年に合わせて短編映画を上映する3Dシアターやおもちゃランドを新設。リカちゃんのドレス姿でパリなどへの「世界旅行」を楽しめるコーナーや、リカちゃんが県内観光地をPRするブースも設けた。
 リカちゃんキャッスルは、タカラ(現タカラトミー)創業者の佐藤安太氏が隣接するいわき市出身という縁で平成5年に開館した。家族連れを中心に年間約10万人を集めていたが、東京電力福島第一原発事故の起きた23年は約3万7千人に減った。今年は震災前の9割程度に回復している。

2013/05/04 08:46 福島民報

望郷の念 おけいに重ね 若松の小池さん 18日米国で震災体験スピーチ (福島県)

2013-05-05 12:20:00 | 原子力関係
望郷の念 おけいに重ね 若松の小池さん 18日米国で震災体験スピーチ

 会津大短期大学部1年の小池さつきさん(18)=福島県会津若松市=が米国カリフォルニア州で18日に開かれる「若松コロニーフェスティバル」で東日本大震災の体験についてスピーチをする。若松コロニーは明治時代に会津藩出身者らが入植した場所。渡米した一人で、日本からの米国移民女性第1号といわれる、おけいの望郷の念と、東京電力福島第一原発事故に苦しむ県民の思いを重ね「絆の大切さを訴えたい」と話している。
 若松コロニーでは戊辰戦争後、会津藩出身者らが養蚕業や農業を行った。数年で崩壊したが、地元の自然保護団体アメリカン・リバー・コンサーバンシー(ARC)が保存に取り組み、おけいの墓などが残る。今年のコロニーフェスには、おけいと同年代の3人が日本から招待された。震災体験を米国民に伝えてほしいと会津若松市からは小池さんが選ばれた。
 小池さんは郡山東高2年生の時に被災した。校舎の一部が損壊し、双葉地方から避難してきた生徒と一緒にプレハブの校舎で学校生活を送った。中には古里への帰還を諦め掛けている友人もいるという。
 入植後2年ほどで亡くなったおけいの心境を想像し、小池さんは「人生は何が起きるか分からない。困難に直面したときこそ、団結して世界とつながることが大切」と話す。
 小学4年のころから習っているという民謡も参加を後押しした。大好きな歌の一つという「新相馬節」は、出稼ぎ先から古里を思う内容。これまでの体験と身の回りの人々のことを思い、英語で行う約3分間のスピーチの内容をまとめた。
 現地と会津若松市を結ぶ窓口となっている「おけいと震災を考える会」の福西依子さん(64)は「帰国後はおけいの足跡を広める役割も担ってほしい。来年以降も会津から派遣できるよう、後押ししたい」と話している。

2013/05/04 08:42 福島民報

富岡特産の「桜染め」指導 夜の森から避難の4人が大玉村で (福島県)

2013-05-05 12:10:00 | 原子力関係
富岡特産の「桜染め」指導 夜の森から避難の4人が大玉村で

 福島県安達郡大玉村のフォレストパークあだたらで3、4の両日、東京電力福島第一原発事故のため避難生活を送っている富岡町の女性4人が、町の特産品「桜染め」を指導している。
 4人は、桜のトンネルで有名な夜の森に住んでいた大島三七子さん(51)と母の渡辺カツ子さん(75)=ともに茨城県守谷市=、志賀節子さん(79)=大玉村・仮設住宅=、浅倉節子さん(77)=郡山市・借り上げアパート=。震災前は「桜のとみおか」委員会や老人クラブに所属し、桜の葉などから抽出した液で紙や布を染める「桜染め」を趣味にしていた。
 大島さんは震災後、いわき市や郡山市に避難する町民を対象に桜染めの年賀状作りなどを教えていた。フォレストパークからゴールデンウイーク体験プログラムの講師の要請を受け、旧知の仲間に声を掛けて一緒に講師を務めることにした。初日は県内外から家族連れらが訪れ、染めた紙ではがきやしおり作りを楽しんだ。大島さんらは夜の森の桜並木なども紹介し、「皆さんに少しでも富岡を印象付けることができれば」と話していた。

2013/05/04 08:41 福島民報

平田村消防団に金ばれん 10年間火災死者ゼロ 震災時にも迅速対応 (福島県)

2013-05-05 12:00:00 | 原子力関係
平田村消防団に金ばれん 10年間火災死者ゼロ 震災時にも迅速対応

 県下一の消防団をたたえる福島民報社の「民報金ばれん」は今年度、平田村消防団(玉木幸一団長・団員244人)に贈られる。福島県と県消防協会、福島民報社が厳正な審査で選んだ。同消防団は防火診断や住宅用火災警報器の配布などに取り組み、今年3月には火災による死者ゼロ10年を達成した。東日本大震災の発生時には、災害現場で応急措置を迅速に行った。6月8日にいわき市のいわき芸術文化交流館アリオスで開かれる第66回県消防大会で表彰される。
 平田村消防団は、春と秋の火災予防運動期間に村女性消防クラブと連携して村内全約2100世帯の防火診断を実施するなど、予防活動に力を注いでいる。平成21年度には同クラブと共に住宅用火災警報器を全世帯に無償で配り、高齢者のみで暮らす世帯には取り付け作業を実施した。村内で警報器を設置している世帯は23年11月末で94・72%に上っている。
 こうした取り組みにより、平成15年4月以降、村内で火災による犠牲者は出ておらず、火災による死者ゼロの期間は今年3月で10年となった。
 村内の過去5年の火災発生件数は、20年が8件、21年が2件、22年が6件、23年が2件、24年が3件。毎月1日の村防災の日に車両パトロールによる啓発活動を展開し、さらなる火災の減少を目指している。
 評価された東日本大震災の対応では、村内で震度5強が観測されたことを受け、団員は被害状況の確認、土砂災害や屋根瓦落下に対する応急措置に取り組んだ。連日連夜、班ごとに村内の見回った。玉木団長は毎日、村役場の災害対策本部に詰めて情報を収集し、いつでも団員に指示を出せるよう万全を期した。
 年間の活動では、4月にポンプの取り扱い講習などを実施、6月の検閲の際に中継放水訓練に取り組んでいる。11月にも全体訓練に励んでいる。技術・知識向上を目的に団員が県消防学校に入校し研修している。
 今年で61回目を迎える民報金ばれん表彰は福島民報社が消防団の士気高揚と地域の防災意識向上を目的に昭和28年度から毎年行っている。
 県の各地方振興局が過去5年間の活動実績や火災発生件数、消防設備の整備状況を予備審査し、県と県消防協会、福島民報社が最終審査して受賞団体を決めた。

2013/05/04 08:40 福島民報

ビキニ事件を紙芝居で伝える (静岡県)

2013-05-05 11:50:00 | 原子力関係
ビキニ事件を紙芝居で伝える NHK

59年前、アメリカによる水爆実験で焼津漁港所属のマグロ漁船、「第五福竜丸」が被ばくした、いわゆる「ビキニ事件」の記憶を紙芝居で伝えようという催しが、静岡県裾野市で行われました。
これは地元の主婦のグループが紙芝居を手作りして開いたものでおよそ40人が集まりました。
紙芝居は被ばくして死亡した第五福竜丸の乗組員、久保山愛吉さんの妻、すずさんの目線で描かれています。
事件後、暮らしが一変したことや夫が死亡した後、各地の集会に出向いて夫が残した、「原水爆の被害者は私で最後にしてほしい」という言葉を伝え続けたことなどが紹介されると、訪れた人たちは真剣な表情で聞き入っていました。紙芝居を見た女性は「私も夫と子どもがいます。このような事件は、二度とあってはいけないと思いました」と話していました。
紙芝居を作った主婦の1人、佐々木悦子さんは「夫の言葉を伝えようという女性としての強さと、子どもを守っていく優しさを知ってもらいたい」と話していました。来年3月でビキニ事件から60年となり、主婦のグループではこの紙芝居を県内各地で披露することにしています。

05月04日 19時16分

チューリップフェアで復興支援 (富山県)

2013-05-05 11:40:00 | 原子力関係
チューリップフェアで復興支援 NHK

富山県砺波市で開かれているチューリップフェアの会場で、東日本大震災の復興支援を呼びかけるチャリティコンサートが、3日開かれました。「となみチューリップフェア」は、4月23日から砺波チューリップ公園で開かれていて、3日も見ごろを迎えた500品種、あわせて100万本のチューリップを楽しむ人たちでにぎわいました。3日は、野外ステージで東日本大震災の復興支援を呼びかけるチャリティコンサートが開かれ、県内で活動しているボーカルグループ、「富山ヴォーカルソレイユ」が、ピアノの演奏にあわせてNHKの復興支援ソング「花は咲く」など13曲を歌いました。会場には美しいハーモニーが響き、観客は手拍子をするなどしていました。
コンサートの合間には、砺波のチューリップをPRする女性、「プリンセスチューリップ」たちが被災地支援の募金を呼びかけ、観客たちが次々と募金していました。チューリップフェアの実行委員会によると、集まった募金は日本赤十字社を通じて被災地に贈られるということです。

05月03日 19時19分

側溝から高濃度汚泥47トン (千葉県)

2013-05-05 11:30:00 | 原子力関係
側溝から高濃度汚泥47トン NHK

国が費用を負担して除染を行う地域に指定されていない千葉県八千代市で道路の側溝から埋め立て処分ができない濃度の放射性物質を含んだ汚泥がことし2月までにおよそ47トン回収されたことが分かりました。
八千代市によりますと、おととし12月、市民から「道路の側溝付近の放射線量が高い」と市に通報がありました。
市が調べたところ、側溝の汚泥から、通常の埋め立て処分ができる基準の1キロあたり8000ベクレルを超える濃度の放射性物質が検出されたということです。
このため、汚泥の回収を進めた結果、ことし2月までにおよそ47トンの汚泥が回収され、汚泥の回収は今も続いています。
千葉県内では、国が費用を負担して除染を行う地域に9つの市が指定されていますが、八千代市は対象となっていません。
千葉県は「土や泥に付着しやすい放射性物質が雨に流されて側溝にたまり、濃縮されたのではないか」と話しています。
基準を超える放射性物質を含んだ汚泥をめぐり、千葉県では、国が最終処分場を建設して処理する計画ですが、建設のメドはたっておらず、八千代市は回収された汚泥を市内のごみ処理施設で保管しています。

05月04日 09時58分

原発汚染水ボーリング調査開始 (福島県)

2013-05-05 11:20:00 | 原子力関係
原発汚染水ボーリング調査開始 NHK

福島第一原発の地下の貯水槽から汚染水が漏れている問題で、東京電力は、水漏れの原因を特定するため貯水槽の周りに穴を掘って調べる新たなボーリング調査を4日から始めました。
福島第一原発では、汚染水を保管する7つの地下貯水槽のうち、3つで水漏れが見つかりましたが、原因はわかっていません。
このため東京電力は、漏れている箇所を特定するため貯水槽の近くに穴を掘る新たなボーリング調査を始めました。
これまでの調査は、貯水槽から10メートルほど離れた場所で行いましたが、今回は、貯水槽の縁の近くで、複数のボーリングをします。
その上で、取り出した土の汚染の状態を調べることにしています。また、東京電力は、今後、地下の貯水槽を汚染水の保管には使わないとしていて、緊急時に汚染水を保管する場所をさらに確保するため、地上の貯水タンクを増設する工事を前倒しして、今月7日から始めます。
新たに設置するタンクは、あわせて120基、保管できる量はおよそ4000トンで、1か月間かけて工事を終わらせる予定です。

05月04日 18時57分

いわきで伝統工芸品の展示会 (福島県)

2013-05-05 11:10:00 | 原子力関係
いわきで伝統工芸品の展示会 NHK

福島県いわき市に伝わる民芸品や工芸品を紹介する、「いわきのハンドクラフト展」が3年ぶりに開かれています。
この催しは、いわき市の伝統的な民芸品や工芸品を受け継いできた、職人たちの技を知ってもらおうと、8年前から毎年開かれていました。しかし、震災と原発事故のあと、避難していた職人もいたことから、参加者が集まらず2年間、中断され、ことし、3年ぶりに開くことができました。
会場には、8人の職人が手がけたガラス細工や陶芸作品などが展示され、販売も行われています。
また、ガラス細工作りを体験できるコーナーも設けられていて、訪れた人たちは職人に教わりながら伝統工芸の魅力に触れていました。工芸展を企画した渡辺信司さんは「3年ぶりにいわきの工房が集まり開けたことはとてもうれしいです。多くの人に作品を見て、触って体験してもらいたい」と話していました。
「いわきのハンドクラフト展」は、小名浜の観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」で5日まで開かれています。

05月04日 16時15分

富岡町が土地利用に方向性 復興まちづくり計画 (福島県)

2013-05-05 10:30:00 | 原子力関係
 富岡町は今年度、町内の土地利用に関する方向性などを示す町復興まちづくり計画を策定する。2日、郡山市で計画内容を考える町まちづくり検討委員会の初会合が開かれた。

 町は平成24年9月に町災害復興計画(第1次)を策定した。町復興まちづくり計画は町災害復興計画に盛り込んだ施策を展開するため、重点的に進める事業などを具体的に示す。計画期間は災害復興計画と同じ32年度までとなる見通し。

 初会合では遠藤勝也町長が委員に委嘱状を手渡し、あいさつした。委員長に土方吉雄日大工学部准教授、副委員長に松本政喜熊耳仮設住宅自治会長と田中司郎副町長を選任した。

 次回は7月上旬に開く。11月中旬ごろまでに素案をまとめて12月中旬ごろから住民の意見を募る。来年2月に計画案を町に提出する予定。

2013/05/03 10:14 福島民報

来年度小学校教員採用を倍増 (福島県)

2013-05-05 10:00:00 | 原子力関係
来年度小学校教員採用を倍増 NHK

福島県教育委員会は、平成26年、採用を予定している公立学校の教員の数を発表し、このうち小学校は、今年度の2倍の120人を採用することになりました。
福島県では震災と原発事故の影響で県外に避難する子どもが相次ぎ、通学者数の見通しが立たず、平成24年度に、公立小中学校の教員採用試験を行わなかったため、今年度は2年ぶりの採用となりました。
県教育委員会は、ことし7月から始まる試験を前に来年度の採用予定数を発表し、このうち小学校は、今年度の61人の2倍の120人を採用することになりました。
また、中学校も、41人から70人に増やします。
教員の採用を増やす理由として、県教育委員会は、定年退職者が近い将来、大幅に増えることや、県外に避難していた児童・生徒が戻りつつあることをあげています。今回の試験では、優秀な人材を確保するため、講師として一定の経験がある受験者について、一次選考の筆記試験の一部を免除する「特別選考」の枠を初めて設けます。さらに、子どもたちの心のケアなどをきめ細かくできるよう、配置する教員の割合を通常より増やす「加配」を来年度も継続し、学校現場への震災の影響を少しでも抑えたいとしています。

05月04日 10時51分

原発事業者で安全向上を 経産相「神話と決別」

2013-05-05 09:00:00 | 原子力関係
原発事業者で安全向上を 経産相「神話と決別」


 【ワシントン共同】訪米中の茂木敏充経済産業相は3日、ワシントン市内で講演し、東京電力福島第1原発事故を教訓に原発の「安全神話」と決別し「事故のリスクを低くする仕組みづくりが必要だ」と表明した。原子力事業者らが自主的に安全性を高める組織づくりを視野に、関係者による研究会を近く発足させる方針。

 経産相は講演で、米国ではスリーマイルアイランド原発の事故後に、産業界で相互に安全性を高める原子力発電運転協会(INPO)が設立されたと紹介。日本でも「規制基準さえ満たせばリスクがない」とする原発の安全神話に頼るのではなく、業界の自主的な取り組みを高めるべきだと訴えた。

2013/05/04 10:36 【共同通信】