大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

汚染水の処理/早急に実現可能な対策示せ (福島民友新聞社説)

2013-05-20 19:00:00 | 原子力関係
 東京電力福島第1原発の汚染水問題で、政府の汚染水処理対策委員会は、今月中にも、地下水の流入を抑える抜本対策の方向性を示す。報告書にまとめ、6月の廃炉工程表改訂に反映させる考えだが、効果や安全性、リスクを速やかに検証し、早急な実施に移せる現実的な対策を入れ込んでもらいたい。

 原子炉建屋に流れ込んでいる地下水が原子炉を冷やした水と混じり、1日400トン増え続けている汚染水に対し、東電の対策は、暗礁に乗り上げている。

 原発敷地内でのタンクへの保管は容量に限界があり、タンクよりも容量が大きい地下貯水槽への保管は、水漏れが発覚し、貯水槽が使えない状況になった。東電が次に計画した原子炉建屋に流れ込む前に地下水をくみ上げ、海洋に放出する「地下水バイパス計画」は、漁業関係者の理解が得られず、実施できる段階にはない。

 地下水の抑制対策は、安全性の確保が何よりも求められる。同委員会は、抜本対策の取りまとめに当たり、この点は忘れないで検討を進めるよう求めたい。

 地下貯水槽に関しては、旧原子力安全・保安院が整備を了承、その後に発足した原子力規制委員会も再検証をしないまま使用が続けられ、規制委のチェックの甘さが露呈した。

 政府は、こうした経緯を踏まえて廃炉対策推進会議に汚染水処理対策委員会を設置した。4月26日に初会合を開催、これまでの対策を総点検し、汚染水処理問題を抜本的に解決する対策の検討を始めた。それだけに、同委員会には、東電の対策に厳しい目を向けることが必要だ。

 今月16日の2回目の会合では、地下水の流入抑制を確実に行うためとして、東電の地下水バイパス計画や、地下水をくみ上げる立て坑の復旧など、これまでに検討されてきた対策だけでなく、複数の対策を追加する方針を確認した。

 追加的な対策として、東電から1~4号機の地下水流入部分をふさぐ提案が出されたが、この方法は、これまで放射線量が高いために見送られてきた経緯がある。ゼネコンからは、陸側の地中に遮水壁を設置する提案が出されたが、周辺の地下水の水位が建屋内にたまっている汚染水の水位よりも下がると、汚染水が逆流する課題が指摘されている。

 いずれの提案も、具体化するためにはこうした課題についての評価が必要になる。評価結果が妥当となっても、実行に移るまでには時間を要するだろう。同委員会は評価結果を踏まえ複数の対策を組み合わせて抜本対策の方向性を示す見通しだが、短期的に取り組む対策と、中長期的な対策が必要だ。適切な評価と実現可能な対策を示し、廃炉に向けた抜本的な解決方法を導いてほしい。

2013年5月19日 福島民友新聞社説

旅の思い出 21

2013-05-20 18:30:00 | 旅行
クレラー・ミューラー美術館ではアルテ・ポービラの作品がとても名作ぞろいです。
広々とした贅沢な空間にほんの数点展示されていてアートと空間、間のとり方を再考させてくれます。とにかくオシャレでセンス抜群の美術館です。オランダを訪問したら見に行くだけの価値はある美術館です。ゴッホ作品だけでも百数十点は軽くあると思います。

クレラー・ミューラー美術館

 

 

 


福島を思う熱い思いが新たな絆を生む。 (福島民報・あぶくま抄)

2013-05-20 17:00:00 | 原子力関係
 奈良県の学生が大型連休中、ボランティア活動で南相馬市小高区を訪れた。原発から20キロ圏内だ。荒れ果てた住宅の敷地で雑草の刈り取りに汗を流した。本県を訪れるのもいつのまにか5回になる。
 学生は国立大を卒業後、自衛隊の幹部候補生学校に進んだ。北の国境の最前線で勤務もした。その後「もっと直接的に人の命を守りたい」と医師を志す。31歳で医学部合格を果たした。進むべき道は救急救命に決めていた。直後に東日本大震災が起きる。自分はまだ何もできない。少しでも、福島から学び、県民を応援するため足を運び続けてきた。
 震災から2年が過ぎ、復興ボランティア応募者が少なくなってきたという。最大で1カ月に3万人を超したが、現在は数百人程度になった。ボランティア対象の高速道路無料化が3月末で打ち切られた影響を指摘する声もある。本県は20キロ圏内の区域再編が今月末でやっとまとまる。まだまだ多くの力が必要だ。
 力仕事中心の活動の他に被災者を精神面で支える活動も重要になっている。学生は災害医学会に学生部会を設けようと動き始めた。医療系学生の連携を図る。福島を思う熱い思いが新たな絆を生む。

2013/05/19 08:31 福島民報・あぶくま抄

台湾で市民団体など反原発デモ 2基の建設中止を要求

2013-05-20 16:00:00 | 原子力関係
台湾で市民団体など反原発デモ 2基の建設中止を要求


 【台北共同】台北近郊で1998年に着工後、トラブルが続き完成が遅れている「第4原発」の建設中止を求め、台湾の市民団体などが19日、台北中心部をデモ行進した。

 東京電力福島第1原発の事故後、台湾でも反原発世論が高まり、馬英九政権は第4原発の建設中止をめぐる住民投票を年内にも実施する予定。デモ参加者らは成立条件が厳しい現制度下の投票は「推進派に有利だ」と反対の声を上げた。

 第4原発は台北市中心部から約40キロの新北市にあり、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR、出力135万キロワット)2基を建設中。日立製作所や東芝などが主要機器を供給し「日の丸原発」とも呼ばれる。

2013/05/19 17:05 福島民報

今秋、英国バレエスクールへ留学 福島市の女子高生

2013-05-20 15:00:00 | 原子力関係
今秋、英国バレエスクールへ留学 福島市の女子高生


 竹内ひとみバレエスクールに所属する福島市の佐藤理央さん(15)=桜の聖母高1年=は、今秋から名門・英国ロイヤルバレエスクールに留学する。努力を重ね、小さなころからの夢を実現させた。世界に羽ばたく若い力が、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を目指す本県の希望となる。
 今年3月に英国でオーディションを受け、合格した。竹内ひとみバレエスクールからロイヤルバレエスクールに進むのは、郡山市出身で現在は英国バーミンガムロイヤルバレエ団で活躍する淵上礼奈さん以来、2人目だ。留学期間は3年。
 佐藤さんは3歳でバレエを始めた。小学生の時にロイヤルバレエスクールの存在を知り、ずっと目標としてきた。ひた向きにレッスンに打ち込み、同世代では国内トップレベルのダンサーに成長した。今年は、若手バレエダンサーの登竜門として知られるローザンヌ国際バレエコンクール出場を果たした。
 言葉など現地での生活に不安を感じているが、夢は膨らむばかりだ。佐藤さんは「表現力をしっかり高めていきたい。世界で活躍できるダンサーになる」と意気込んでいる。

2013/05/19 08:27 福島民報

宗像窯の登り窯復活 本郷焼の伝統 これからも (福島県)

2013-05-20 14:00:00 | 原子力関係
宗像窯の登り窯復活 本郷焼の伝統 これからも


 東日本大震災で被災し、支援団体などの協力で修復作業が進められていた福島県大沼郡会津美里町の会津本郷焼・宗像窯が所有する登り窯の完成式は18日、同窯で行われた。震災後、初めて炎が入り、関係者が登り窯復活を喜ぶとともに、復興への願いを込めた。
 窯は町指定史跡。江戸時代中期に築かれたとされ、会津本郷焼の歴史を伝えるが、震災で一部が倒壊した。
 宗像窯8代目当主・宗像利浩さん(56)の知人で日本シビックコンサルタント社長の大塚孝義さん(63)=棚倉町出身=が中心となり、登り窯の「再生プロジェクトの会」を発足。大手建設会社役員や大学教授らが加わり、全国の200人、企業36社から約1千万円の支援金が寄せられた。益子焼の窯元ら協力者10人はボランティアで建設を担当した。
 伝統的な登り窯が復活したのとともに、土木技術者らにより、地震に強い造りが施されたり、温度測定器が設置されたりと、新たな技術も加わった。
 式では神事が行われ、宗像当主、大塚社長はじめ、協賛社代表で味の素ゼネラルフーヅ理事・CSR推進室長の西谷泉さんらが玉串をささげた。宗像当主らが、火入れ式を行い、揺れる炎に復興への思いを込めた。
 プロジェクト実行委員長の大塚社長は「取り組みを通じ、絆の大切さを知った。多くの人の思いが形になった」と振り返り、「自分の仕事、技術で古里に貢献できることは感慨深い」と胸を張った。
 宗像当主は「諦めかけたこともあったが、みんなが背中を押してくれた。震災後、厳しい状況が続くが、さらに精進したい」と誓った。そして「登り窯はみんなの宝。守り、つないでいきたい」と話し、滑らかな曲線を帯びた窯を見詰めた。
 登り窯には、奈良市の東大寺に奉納する抹茶碗(わん)などが入っており、来月から火入れし、使用を始める予定。震災後の状況を考慮し、放射性物質を検査したまきを使う。

2013/05/19 08:24 福島民報

本県の復興願い熱唱 吉井和哉さんがコンサート (福島県)

2013-05-20 13:50:00 | 原子力関係
本県の復興願い熱唱 吉井和哉さんがコンサート


 ミュージシャン・吉井和哉さんの全国ツアー最終公演は18日、福島市のあづま総合体育館で開かれた。
 ソロ活動10周年を記念したツアーで、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に見舞われた本県の復興を後押ししようと、最終公演の会場に選んだ。福島民報社と福島中央テレビ、ふくしまFMが主催した。
 吉井さんは「THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)」のボーカルとして平成4年にメジャーデビュー(現在は解散)。ソロ活動は15年からで、メッセージ性の強い楽曲で人気を集めている。最終公演には県内外からファンが詰め掛け満員、熱いステージに熱狂した。
 吉井さんは「きれいな福島に戻ることを願っている」と話した。演奏の合間に、親交のあるTHE BACK HORN(ザ・バック・ホーン)のドラム奏者・松田晋二さん(塙町出身)が寄せたビデオメッセージが放映された。吉井さんが福島民報に寄稿したエッセーを収録した限定パンフレットが販売され、人気を集めた。

2013/05/19 08:26 福島民報

山に浮かぶ天の川、光の花 あだたら高原スキー場イルミネーション (福島県)

2013-05-20 13:40:00 | 原子力関係
山に浮かぶ天の川、光の花 あだたら高原スキー場イルミネーション


 安達太良山の麓にある福島県二本松市奥岳のあだたら高原スキー場で18日、発光ダイオード(LED)約12万8千個を使ったイルミネーション「天の川と花のコンチェルト」が始まった。6月9日まで毎晩7時から9時まで点灯する。
 同スキー場を運営する富士急安達太良観光(馬場淳一社長)が観光の復興に役立てようと企画。LEDの数は昨年8、9月に催したイルミネーションより約4万6千個多い。
 奥岳登山口から安達太良山八合目の薬師岳までを結ぶゴンドラリフトの下に、長さ約250メートル、幅5メートルの光の天の川を設けた。ピンクを基調に金、白の3色が輝く。さらに安達太良山のレンゲツツジ、ウラジロヨウラクなどを模した光の花が咲いている。
 特別運行するゴンドラの山頂駅にはLEDでかたどったパンダ、トラ、サイなどの動物も設置されている。ゴンドラは往復特別料金で中学生以上千円、4歳~小学生500円。問い合わせは電話0243(24)2141へ。

2013/05/19 08:25 福島民報

ふくしま復興塾が開講 (福島県)

2013-05-20 13:30:00 | 原子力関係
ふくしま復興塾が開講


 福島県の復興を担う若者向け人材育成プロジェクト「ふくしま復興塾」が18日、開講した。県内外から集まった大学生や会社員、公務員ら27人が12月まで本県の課題を掘り起こし、解決のためのプロジェクト立案に取り組む。
 福島大うつくしまふくしま未来支援センターなどでつくる実行委員会の主催。初日は郡山市の郡山情報ビジネス専門学校で開講式を行った。主催者を代表し中井勝己センター長が「この塾で多くのことを学び、復興のリーダーとなることを期待している」と述べた。発起人の木幡仁一税理士もあいさつした。
 塾生は産業、食、コミュニティー、子どもの4つのテーマ別のグループで課題を発掘し、解決策を模索する。旧警戒区域の浪江町やチェルノブイリ原発事故が起きたウクライナを視察するほか、専門家の講演を聴き問題に対する取り組み方などを学ぶ。
 塾内で立案した課題解決プロジェクトに基づき、卒業後にそれぞれの立場で実践する。
 ふくしま復興塾にはキリンが復興支援として協力している。

2013/05/19 08:28 福島民報

都路で3年ぶりに田植え 旧警戒区域で初 (福島県)

2013-05-20 13:20:00 | 原子力関係
都路で3年ぶりに田植え 旧警戒区域で初


 東京電力福島第一原発事故の旧警戒区域では事故後初めてとなる、出荷を前提とした田植えが18日、福島県田村市都路町の避難指示解除準備区域で始まった。
 「苗が田んぼに並ぶ姿は感無量だ」。3年ぶりの田植えに臨んだのは市内船引町の仮設住宅に避難する坪井久夫さん(62)。勤めていた畜産会社が原発事故で休業し、コメの作付けも制限されたため除染現場で働いてきた。水田除染の終了を機に作業員を辞め、以前の半分の2・5ヘクタールの水田で「ひとめぼれ」など3品種を栽培する。
 約8年前に田舎暮らし体験会で横浜市の消費者と知り合ったのを機に首都圏で顧客を増やしてきた。休作中も得意客から再開を期待する声が届いた。自分のコメを待つ人の存在が「作っても売れるのか」との不安を薄めてくれた。
 3月からは毎日未明に仮設住宅を出て、都路町までの片道40分を通う。朝夕の食事も自宅で取るが、宿泊は認められないため、夜には仮設住宅に戻る。通い農業だけに水の管理やイノシシの食害などの心配は募る。
 市によると、都路町の旧警戒区域で営農再開する農家は64戸・52ヘクタールのうち、坪井さんら3戸・6ヘクタールのみ。隣接する旧緊急時避難準備区域などを含めても719戸・499ヘクタールのうち、214戸・182ヘクタールと3割程度にとどまる。
 快晴に恵まれた18日は郡山市に住む長男祐一さん(37)ら子どもたちに加え、事故前からコメを買っていた男性や、非番の田村署員も協力してくれた。坪井さんは「安全でおいしいコメを作って、都路は作付けできる環境だと証明したい」と使命感を口にした。
 広野町や川内村の旧緊急時避難準備区域でも5月から田植えが進む一方、都路町以外の旧警戒区域では水田の除染が進んでいない。

2013/05/19 08:21 福島民報

教育旅行再開を 副知事が台湾で協力要請 (福島県)

2013-05-20 13:10:00 | 原子力関係
教育旅行再開を 副知事が台湾で協力要請


 台湾を訪れている村田文雄副知事は18日、台湾中部の中心都市・台中市で台湾国際教育旅行連盟を訪れ、台湾から本県への教育旅行の本格的な再開に協力を要請した。
 薛光豊総会長と懇談し、旅行関係者に本県の現状を直接見てもらうことが教育旅行増加に効果的だとして協力を求めた。薛総会長は東京電力福島第一原発事故に伴う放射線への懸念が根強い中、連盟として福島の安全性を訴え、台湾からの教育旅行の本格的再開を後押しする考えを示した。
 室井照平会津若松市長、福島市の吉川屋社長の畠隆章県観光物産交流協会国際観光推進委員長が一緒に要請した。県によると、台湾から本県への教育旅行は東日本大震災前の平成22年度は5校が訪れたが、23年度はゼロ、24年度は1校のみ。
 村田副知事らはこの日、国会に当たる台北市の立法院も訪問し、4月に来県した蔡正元立法委員と面会した。日本酒を除く本県の全ての食品を対象に続けられている輸入停止措置の解除に支援と協力を求めたのに対し、蔡委員は協力する姿勢を示した。
 19日は台北市の台北駅で開催中の「日本の観光・物産博2013」に参加し、20日に帰国する予定。

2013/05/19 08:19 福島民報

台湾との友好の絆へ第一歩 北塩原村が今夏、中学生派遣 (福島県)

2013-05-20 13:00:00 | 原子力関係
台湾との友好の絆へ第一歩 北塩原村が今夏、中学生派遣


【台湾・南投県で柳沼光石川支局長】

 北塩原村は今夏、台湾中部の南投県魚池郷(なんとうけんぎょちごう)の明潭(めいたん)中に、村の中学2年生を派遣する交流事業に乗り出す。将来は明潭中の生徒を村に呼び、自治体同士の交流に発展させる考えで、中学生に本県と台湾の懸け橋になってもらう。東京電力福島第一原発事故の風評被害が続く中、台湾と友好関係を築くことで海外の観光客や教育旅行客を呼び戻す突破口にする。
 訪台中の小椋敏一北塩原村長が18日、明潭中を訪問し張梅鳳校長から内諾を得た。張校長は学校で育つ植物など豊かな自然、学校近くにある湖・日月潭(にちげつたん)を紹介し、明潭中の生徒に日本の文化を感じさせたいとの意向を示し、交流を約束。小椋村長と固く握手した。さらに「できれば台湾からも生徒を派遣したい」と相互交流に前向きな姿勢を見せた。小椋村長も「自然が豊かで生徒には良い環境」と交流へ第一歩を踏み出した。
 村は8月6日から3泊4日の日程で生徒を派遣する方向で調整している。対象は北塩原一中と裏磐梯中の2年生38人のうちの希望者。台北市で2泊し1泊を魚池郷で過ごす。費用は一部自己負担で、残りは村が負担する予定だ。生徒は南国の大自然の中で過ごし、明潭中の生徒とスポーツや文化活動で交流するほか、日月潭湖畔の木道でウオーキングなどを楽しむ。異文化に触れてもらうことで、国際的な視野を持つ人材を育てる。
 北塩原村への観光客は東日本大震災前の8割に持ち直してきたが、海外からの観光客や国内の教育旅行の来村が落ち込んでいる。台湾の中学生が村を訪れる実績をつくれば、国内外に村をアピールする大きな材料になる。また、玉川村が同じ南投県の鹿谷郷(しかたにごう)と25年前に結んだ友好都市協定を参考に魚池郷との自治体間交流につなげ、観光客呼び込みを目指す。
 北塩原村には東日本大震災直後、台湾のベリーダンス団体が訪れ、避難生活を送っていた浜通りの住民を勇気づけた。台湾が本県全域に渡航自粛勧告を出していた段階での訪問に感銘を受けた村は昨年夏、旅行会社を通じて紹介された台北市の私立中に、北塩原一中と裏磐梯中の2・3年生の希望者21人を派遣した。今年は村同様に自然豊かな高地にある学校を永続的な交流先として探していたところ、福島民報社と台湾の大使館に当たる台北駐日経済文化代表処(東京)の仲介で、明潭中を選んだ。
 小椋村長は「(震災から立ち直った)日月潭の整備は裏磐梯の在り方の参考になる。台湾から村へ観光客を呼べるようにしたい」と話している。

2013/05/19 08:18 福島民報

タケノコ出荷再開を祈願 (宮城県)

2013-05-20 12:50:00 | 原子力関係
タケノコ出荷再開を祈願 NHK

東京電力福島第一原発の事故による影響で出荷制限が続いている宮城県伊具郡丸森町のたけのこの出荷再開を願って生産農家らが再生祈願祭を行いました。
丸森町では原発事故の影響で去年4月、町内で採れたたけのこの一部から国の基準値を上回る放射性物質が検出され、去年5月から町内全域での出荷制限が続いています。
18日は丸森町耕野地区におよそ40人のボランティアが集まり竹林の環境を維持するためのたけのこ掘り出し作業を一斉に行って出荷することの出来ないたけのこを集めていきました。
そして町内にある神社で生産農家や行政の関係者なども参加して丸森町のたけのこの出荷再開を願う再生祈願祭を行いました。
たけのこの出荷制限は、1か月以内に50以上の検体を調査し、そのすべてが基準を下回らないと解除されず、丸森町では今年4月に採取した50検体のうち1つが基準を超えたため、今シーズンの出荷は難しく、本格的な出荷の再開は来シーズン以降になる見通しです。
耕野たけのこ生産組合の谷津壽彦組合長は「生産者たちがたけのこを再生する努力をしている現状を多くの人に知ってもらい竹林の除染を行い国の基準をクリアして1日も早くみなさんに美味しいたけのこを食べてもらいたいです」と話していました。

05月19日 06時24分

国道6号線など通行可能に (福島県)

2013-05-20 12:40:00 | 原子力関係
国道6号線など通行可能に NHK

政府は、原発事故に伴って通行を規制している、福島県避難区域内の国道6号線と国道288号線について、通勤や医療機関への通院を目的とした一般車両の通行を、来月17日をめどに認めることになりました。
現在、立ち入りが制限された避難区域内の道路を通行できるのは、除染や物資輸送など復興に関わる事業者に限られ、一般の住民は遠回りを余儀なくされています。
このため政府は通勤や医療機関への通院の目的に限り、来月17日をめどに一般車両の通行を認めることになりました。
対象となる路線は、▼浜通りを南北に結ぶ国道6号線と、▼大熊町と田村市を東西に結ぶ国道288号線です。
通行が認められるのは、避難指示が出ている、双葉郡の8町村と、南相馬市、田村市、飯舘村、それに川俣町のすべての住民です。
住民票がある自治体に、事前に通行証を申請する必要があり、来月3日以降、準備が整ったところから受け付けが始まります。
浜通りの主要な道路の通行規制の緩和で、避難区域周辺にう回する車によって生じていた交通の危険性を減らしたり、かかりつけの病院に通う住民の負担を軽減したりすることが期待されます。

05月19日 13時07分

学校再開へ意向調査 双葉町7月にも開始 (福島県)

2013-05-20 12:30:00 | 原子力関係
学校再開へ意向調査 双葉町7月にも開始


 福島県双葉郡双葉町の伊沢史朗町長は18日にいわき市のいわき明星大で開かれた町政懇談会で、幼稚園、小中学校再開への取り組みを本格化させる考えを示した。保護者や児童生徒への意向調査を7月にも始める方針。空席となっている町教育長の人事案を6月定例町議会に提出することも明らかにした。
 意向調査では、町が幼稚園や小中学校を再開させた場合に通園、通学する意思があるかどうかなどを聞く。調査結果を基に学校の規模などを決める。設置場所は町役場機能が移転するいわき市を中心に選考作業が進む見通し。校舎は既存の教育施設を活用する予定。
 伊沢町長は「子どもたちが町への思いがないままに育つのは良くない。早急に学校再開の取り組みを進めたい」と述べた。
 町政懇談会は18日にいわき市のいわき明星大会場をトップに始まった。避難区域再編、賠償、町復興まちづくり計画案などについて町民と意見交換した。いわき市会場を含めて県内外計11カ所で26日まで開く。

2013/05/19 08:29 福島民報