大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

第三部 未知への挑戦(1) 安全のカルテ 地域再生へ作付け再開 (福島県)

2013-05-14 20:00:00 | 原子力関係
第三部 未知への挑戦(1) 安全のカルテ 地域再生へ作付け再開


 東京電力福島第一原発事故に伴う特定避難勧奨地点が解除された福島県伊達市霊山町の小国地区(旧小国村)。山あいの集落を流れる清流・上小国川沿いに大小の田んぼが広がる。
 「農業が廃れれば、小国地区全体が廃れる。安全でおいしいコメをもう一度作りたい」
 上小国で4代続く農家、佐藤久男(62)は11、12の両日、5枚の水田計50アールにコシヒカリを植えた。昨年は水田約10アールで試験栽培しただけで、本格的な作付けは2年ぶりだ。「コメを作って食べるという当たり前のことができる」。格別な思いで田植え機のハンドルを握った。
 だが、豊かな水をたたえたかつての田園風景は戻らない。周囲には草に覆われた田んぼがいくつもある。小国地区で今春の作付けを市に希望した農家は51戸で、平成23年の約4分の1にとどまる。「安全なコメを作ることができれば、『俺も、俺も』と続く人が出てくるのではないか」。久男は地域の農業が再生する日を見据えた。
 ■ ■
 旧小国村を含む伊達市の旧6町村は、24年の試験栽培で基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回った。国は出荷前の全袋検査や放射性セシウムの吸収抑制対策などを条件に25年産の作付けを認めた。
 一方、作付け制限などに伴う東電の賠償は10アール当たり5万7000円。休耕地の除草や耕運などのため行政から助成される制限区域保全管理費もある。両方もらえば作付けしない方が得だという農家も少なくない。
 明治31年に創設された上小国信用組合は日本の農業協同組合の先駆けとされる。「先祖から受け継いだ土地、農業を後世に残したい」。久男は損得勘定なしで作付けを決めた。
 24年の試験栽培で久男の水田で収穫されたコメは検出限界値未満だった。しかし、25年産もそうとは限らない。久男の脳裏には原発事故後に作付けした23年産米をめぐる苦い記憶がよみがえる。
 ■ ■
 23年11月28日。小国地区で収穫されたコメから1キロ当たり580ベクレルと780ベクレルの放射性セシウムが検出されたと県が発表した。当時の暫定基準値(同500ベクレル)を超えていた。知事の佐藤雄平(65)が県産米の「安全宣言」を出してから1カ月半後のことだった。
 県産米への消費者の信頼は大きく揺らいだ。久男の23年産米は1キロ当たり最大18ベクレルだったが、旧小国村が出荷停止となった。買取先の業者がコメを廃棄処分にした。「あのむなしさは忘れられない」
 失った信頼を回復するためには、基準値超えの原因を解明し、科学的な根拠に基づいた対策が不可欠だった。久男は24年の作付けが制限されることを見込み、放射性セシウムの吸収を低減させる資材を使わないで試験栽培すべき-と小国地区の住民組織「放射能からきれいな小国を取り戻す会」に提案し、会員の多くの賛同を得た。
 何も手を打たないでイネのセシウム吸収はどれだけ低下していくのか-。資材を使った場合と比較できるデータを集め、「水田のカルテ(診療録)」を作りたかった。市は農家の意向を酌んで、小国地区独自の試験栽培を認めた。24年4月のことだった。
   ◇    ◇
 東京電力福島第一原発事故は、県内の農林水産業に大きな打撃を与えた。事故から2年がたち、放射性物質が農作物に与える影響など科学的な研究が進んでいる。農林業の再生と漁業の再開、風評払拭(ふっしょく)に向けた取り組みを追う。
(文中敬称略)

2013/05/13 11:26 福島民報

がれき処理/復興加速へ早期完了目指せ (福島民友新聞社説)

2013-05-14 19:00:00 | 原子力関係
 環境省は、東日本大震災で発生した福島県内のがれき処理について、政府目標としていた来年3月末の完了を断念した。同省は完了の目標時期を見直し、今夏をめどに示す方針だが、がれき処理が復興の前提になるのは言うまでもない。大幅にずれ込むことがないよう早期の完了時期を示すべきだ。

 同省によると、今年3月末現在、旧警戒区域を除く本県沿岸5市町の震災がれきの推計量は170万トン。このうち焼却や埋め立て、再生利用などで処理が完了したのは67万9千トン。処理率は39.9%にとどまっている。津波で流入した土砂(津波堆積物)も推計で161万2000トンに上るが、処理率は2%とわずか。

 震災がれきの処理は原則、国の補助を受けて被災自治体が行うが、本県の場合、旧警戒区域は国が直轄で、処理量の多い南相馬市(旧警戒区域を除く)と相馬市、新地町、広野町では、国が代行して処理することになっている。

 しかし、47万4000トンと推計される6市町の旧警戒区域では、南相馬市小高区で今年2月に処理が始まったほかは、手つかずの状態だ。

 旧警戒区域では、区域再編が行われているが、計画に沿ったがれき処理や除染が進まないと、帰還時期を見通せない。震災や津波で甚大な被害を受けた上、原発事故により住民が避難している区域にとって、がれき処理は除染と同様、住民帰還の実現時期にかかわる問題だ。目標の見直しに当たっては、こうした問題認識を強く持ってもらいたい。

 本県で処理が遅れている理由について、同省は原発事故の影響で仮設焼却炉の建設が進まないことを挙げる。仮設焼却炉を設置して可燃性のがれきを処理する計画だが、放射性物質への不安から焼却炉設置の合意形成や、当面の保管先となる中間貯蔵施設の設置が具体化していないため仮置き場の設置調整が難航している現状があるようだ。住民理解の促進には、関係自治体との連携を、より強める必要がある。

 可燃物以外のコンクリートや金属のがれきについて国は、放射性物質の濃度を調べた上で、再利用で処理を進めるとしている。放射性物質の除去や、多様な再利用を可能にする技術開発も急ぐべきだ。

 被災県の岩手、宮城両県では、県外の自治体が代行する広域処理や、受け入れの調整が進み、目標の来年3月末までに全ての処理が完了する見込みとなった。広域処理ができない本県でも、沿岸部で国が代行している新地町や相馬市、独自に処理を進めているいわき市では、来年3月末までに完了する見通しという。

 住民避難が続く区域から、一つでも復興への「足かせ」を取り除くためにも、国には、がれき処理の加速に全力を挙げてほしい。

2013年5月11日 福島民友新聞社説

今を生きる 地域に感謝 お手玉作り 保育園児らに贈る (福島県)

2013-05-14 18:00:00 | 原子力関係
今を生きる 地域に感謝 お手玉作り 保育園児らに贈る


■大熊からいわきに避難 佐々木久子さん
 大熊町の主婦・佐々木久子さん(83)は、地域の子どもたちに喜んでもらおうと、いわき市中央台の避難先でお手玉作りに励んでいる。約300個を仕上げ、100個を地区内の中央台保育園に贈った。残りも市内の幼稚園や保育園にプレゼントする予定だ。
 東京電力福島第一原発事故が起こるまで、夫の光雄さん(85)と長男夫婦、孫と一緒に暮らしていた。自宅の庭や畑で毎日、イチジクやプラム、ユズなどの手入れを楽しんでいた。
 原発事故後、光雄さんは体調を崩して郡山市の病院に入院し、久子さんは埼玉県秩父市に住む長女夫婦の元に避難した。その後、埼玉県深谷市のマンションに光雄さんと入居したが、知り合いもいない見知らぬ土地での生活にふさぎ込みがちになった。
 そんな姿を目にした長女(51)が「もう一度作ってみたら」と、久子さんが以前、孫のためにこしらえたお手玉と共に材料を手渡した。孫の卒園に合わせて手縫いのお手玉を幼稚園に贈って喜ばれたことを思い出した。「あの時のようにプレゼントして誰かに喜んでもらえたら」と昨年5月、現在の住居に引っ越したのを機に作り始めた。
 全て手縫いで、猫とウサギの顔を付けた2種類を制作している。光雄さんと雑談したり、テレビを見たりしながら針を進める。時間を忘れて午後10時すぎまで作業に没頭することもしばしばだ。
 「生まれ育った故郷に帰りたいと願う日もあるが、今はお世話になっている地域のため心を込めて縫い続けたい」。お手玉一つ一つに感謝の気持ちを込める。

2013/05/12 11:17 福島民報

【風とロック】「音楽の力」無限大 (福島民報論説)

2013-05-14 17:30:00 | 原子力関係
 「風とロック LIVE福島」が5年目を迎えた。5月の連休中には広島で開催され、福島県に熱いエールが寄せられた。音楽は時に、うちひしがれた人に勇気や希望を与えてくれる。「福島のために」と始まり、今は復興を願うイベントが、これからも息長く続くことを期待する。

 「風とロック」はクリエーティブディレクターの箭内道彦さん(郡山市出身)らが中心となり、平成21年秋、郡山市の開成山野外音楽堂をトップに始まった。遠慮深く、どこか引っ込み思案な県民性と、そこで育った自分自身に「喝」を入れたい-という箭内さんの思いが結集したライブには1500人を超すファンが集った。

 当時のテーマは「207万人の天才」。県人口の207万人全てが、どこかにキラリと輝く天才の素質を持ち、古里は素晴らしいんだと、訴えた。以来、県内はもちろん、全国各地でライブを開いてきた。一昨年3月11日の東日本大震災から半年後の9月には、県内を横断する6日間の野外ロックフェスを開催、大きな打撃から必死に立ち上がろうとしていた県民に元気を吹き込んだ。

 207万人いた県民は今、195万人を切った。震災と東京電力福島第一原発事故の影響で県外への流出がなかなか止まらない。古里も大きく変わった。箭内さんらは今年、沖縄、札幌、長崎、東京、神戸、広島で開いたライブで、これまでの支援に感謝するとともに、本県の現状を訴えている。震災から3年目に入り、人々の記憶が薄れる風化が懸念されているが、音楽を通して「3・11」をとどめようとしている。

 音楽は金銭や物品のように形には残らないが、人々の心に訴え、魂を揺さぶる力がある。県内のファンは歌や演奏を聞いて叫び、笑って、泣いて明日へのパワーをもらう。県外のファンは映画やトークなどを通して原発事故のために家族が離れ離れになり、古里に帰れない現状と、福島がなぜ今も苦しんでいるかを理解する。

 箭内さんは「県民は今もつらい思いをしている。それを多くの人たちに知ってもらうために、できるだけ長く続けたい」と話す。今後、8月に仙台、9月に岩手、福島で開催する。広島会場のメッセージボードには「福島、好きじゃけぇ、みんなの力で復興」とファンからの書き込みがあった。音楽の力は無限大だ。古里を愛する気持ちの継続が明日を開く。箭内さんらの思いは、きっとかなう。そう信じている。(半野 秀一)

2013/05/11 08:54 福島民報論説

復興予算1・2兆円、「流用」か…返還請求検討

2013-05-14 17:00:00 | 原子力関係
復興予算1・2兆円、「流用」か…返還請求検討より転載
2013年5月11日(土)13:40 讀賣新聞

 東日本大震災の復興予算から全国の自治体や公益法人の約20基金に配分された約1兆2000億円について、復興庁と財務省は、被災地の再建と関連が薄い事業に使われている可能性があるとして実態調査を始めた。

 「流用」が判明すれば、返還請求なども検討する。根本復興相は10日の閣議後の記者会見で「(復興予算の)執行状況を確認し、使途の厳格化を図る。早急に対応したい」と強調した。

 復興予算を巡っては、昨年、国の出先機関の庁舎耐震改修費や反捕鯨団体対策費などに流用されていたことが発覚。当時の民主党政権は同11月、被災地との関連が薄く、未執行だった35事業168億円の予算執行を停止した。一方、この時点で自治体などに配られ、基金として積まれていた約1兆2000億円分については、既に国庫から払い出されていたため、執行停止の対象から外れていた。

重い責任は、水に流せない。 (福島民報・あぶくま抄)

2013-05-14 16:30:00 | 原子力関係
 安達太良山の雪解けが進む。19日は山開きだ。雪解け水は山に染み込む。約40年、地下を旅し、ミネラルたっぷりの伏流水となる。二本松産の清酒の仕込みに用いる。水道用にも使い、「塩素殺菌がいらないほど、きれいでうまい」と市民は自慢する。

 日本では蛇口をひねれば水が出る。世界では5億人が慢性的な水不足に悩む。24億人以上が上下水道の十分でない環境の下で暮らす。地球の水資源のうち、淡水は2%強にすぎない。大半は海水だ(柴田明夫著「日本は世界一の『水資源・水技術』大国」)。

 自然の恵みである地下水が悪者扱いされる。原発事故の現場に流れ込み、汚染水となる。毎日約4百トン増える。貯水槽、さらに移送用の配管からも漏れた。廃炉まで40年とされる。約6百万トン、県庁西庁舎60杯分を超す。タンクの置き場は限られる。雪解け水が伏流水となる同じ長い歳月、悩みは続く。

 東京電力は「地下水は海へ」と言い出した。場当たりな対応ばかりが目につく。事故から2年以上、危機意識も風化する。矢面に立つべき国の姿は、東電の陰に隠れて見えない。原子力発電は国策で進められた。重い責任は、水に流せない。

2013/05/13 08:52 福島民報・あぶくま抄

ベラルーシに本県子ども派遣 友好協が20日まで参加募る (福島県)

2013-05-14 15:30:00 | 原子力関係
 NPO法人日本ベラルーシ友好協会は今夏、福島県内の子ども25人をベラルーシに派遣する。20日まで参加者を募っている。
 同じ原発事故の被災地での交流などを通じ、国際的視野を広げることを目的としている。7月29日から8月9日までの日程で訪問する。保養所などに滞在し、現地の子どもとの交流や美術館視察などを予定している。対象は小学生から16歳まで。費用は保険料など2万円。交通費、食費などはベラルーシ政府が負担する。
 在秋田ベラルーシ共和国名誉領事の佐々木正光さんらが同行する。問い合わせは同協会 電話018(862)9287へ。

2013/05/14 08:34 福島民報

那須塩原市民が放射線地図

2013-05-14 15:00:00 | 原子力関係
那須塩原市民が放射線地図より転載

2013年5月10日 夕刊 東京新聞


放射線量が高い地点などについて話し合う会員ら=栃木県那須塩原市で

 首都圏の汚染状況重点調査地域の中でも空間放射線量が高いとされる栃木県那須塩原市の住民が、きめ細かく地域の線量を調べた「汚染マップ」の作成に取り組んでいる。市の測定地点だけでは不十分として、生活道路などを最短五十メートル間隔で測定。マップからは、東京電力福島第一原発事故から二年が経過した今も、国が目安とする一般人の被ばく許容線量を大きく上回る汚染状況が読み取れる。 (石井紀代美)
 「この地域は高いと聞いていたけど、やっぱりなという印象。国の基準(毎時〇・二三マイクロシーベルト)を下回る所は一つもないですよ」
 マップを作成した「関谷・下田野地区 未来を考える会」メンバーで、小学四年と中学三年の子どもを持つ八木沢勉さん(42)はつぶやく。考える会は、関谷、下田野両地区の自治会組織の一部として昨年七月に発足。子育て真っ最中の三、四十代から六十代まで、幅広い世代の二十五人が参加する。
 昨年十一月、独協医科大の木村真三准教授を招いた勉強会で「まずは放射能汚染の現状を知ることが必要」と言われ、マップ作りに取り組み始めた。
 市は毎月、山間部を除いた計三百十七カ所で線量を測定し、ホームページなどで結果を公表しているが、測定地点は一平方キロメートルごとに一カ所程度。継続して測定するには、予算や人員が限られる。
 「子どもの被ばく量をできるだけ抑えるために、注意すべき場所がどこにどれだけあるか知りたい」。同会は市から線量計を借りて、月に一回、小中学校の通学路を中心に五十~百メートル間隔で測定。地表面と地上一メートルでの数値をA4判のマップに記入し、回覧板で回している。毎月、測定場所を変えており、月を追うごとにきめ細かいマップになる。
 二~四月の三回で六十カ所以上を計測したが、全ての地点で国の基準を上回った。最高値は地上一メートルで毎時〇・八五マイクロシーベルト。地表面では最高七・一七マイクロシーベルトを記録した。
 市の測定では、最高値(地上〇・五メートル)は〇・五二マイクロシーベルトだが、同会は危険な場所を把握するため、あえて草むらや道路の側溝など線量が高くなりやすい場所も測定する。
 両地区周辺には酪農の牧草地や温泉旅館があり、以前は、近所で放射線について語り合えない雰囲気もあったという。しかし、同会の高田昇平会長(63)は「住民の意識が変わってきた。『こんなに線量が高いの?』とか『家に孫がいるけど、除染した方がいいのかい?』と言う人も出てきた」と実感する。
 メンバーの平山徹さん(36)は「子どもたちは住む環境を選べない。低線量被ばくの影響が分からない中、安心して暮らしていくためには大人たちが動かないと」と力を込めた。
<汚染状況重点調査地域> 自然由来の放射線を除く、年間の被ばく線量が1ミリシーベルト(毎時換算で0・23マイクロシーベルト)を超える地域を持つ市町村を、放射性物質汚染対処特措法に基づき国が指定する。首都圏や東北地方に101市町村あり、国から補助を受けて除染を実施している。


外来診療を開始 会津医療センター終日混み合う (福島県)

2013-05-14 14:30:00 | 原子力関係
外来診療を開始 会津医療センター終日混み合う


 福島県会津若松市河東町の福島医大会津医療センターは13日、外来診療を開始した。初日から多くの患者が訪れ、会津の新たな医療拠点に対する期待の高さをうかがわせた。
 午前8時の受け付け開始前から開院を待つ患者の姿が見られた。初日は約430人の外来患者が訪れた。このうち予約のない患者が約170人と予想より多く、1階の総合受付は終日混み合った。医事課は椅子を急きょ増やしたり、業務用のパソコンを増設するなどして対応した。
 館内のコンビニ店もオープンした。正面玄関前には路線バスが留まり、次々とタクシーが乗り着けていた。外来受け付けは午前8時から正午まで。診療は午前9時から。
 問い合わせは会津医療センター 電話0242(75)2100へ。

2013/05/14 08:33 福島民報

旅の思い出 15

2013-05-14 14:30:00 | 旅行
記憶に間違いがなければKUNSTMEILE HAMBURGに13年振りに訪れました。とても綺麗な空間でコレクションも充実していて写真をとりまくりました。ブランクーシの接吻はやっぱりいいですね。ドローネーも時代を感じない爽やかさがありました。環境とアートのコーナーがあり福島原発による海洋汚染の拡散の映像が紹介されていました。日本人としてとても恥ずかしくおもいました。

 

 


放射線測定、2万3000か所で開始…岩手・一関市

2013-05-14 14:00:00 | 原子力関係
放射線測定、2万3000か所で開始…岩手・一関市より転載


民家の庭で放射線量を測定する担当者(8日、一関市三関で)
 東京電力福島第一原発事故による放射性物質の汚染状況重点調査地域に指定されている一関市は、除染を行うかどうかを個別に判定するため、市内の住宅と事業所計約2万3000か所を対象にした空間放射線量の測定調査を始めた。

 6月末までに調査を終え、地表から高さ1メートルの平均空間放射線量が、基準となる毎時0・23マイクロ・シーベルト以上の敷地で除染を行う方針だ。

 市放射線対策室によると、市の除染実施計画の対象区域内の住宅約2万500戸、事業所約2600か所と、市道総延長約2200キロを調査する。区域を折壁や千厩など東部(13地区)と、花泉や萩荘など西部(6地区)に分け、二つの共同企業体(JV)がそれぞれを担当する。費用は約8億4700万円を見込んでいる。

 住宅の調査は今月1日に始まった。作業担当者は2人1班編成で、調査の承諾書を提出した住宅を訪ね、住民が比較的長く過ごす玄関や庭など5か所のほか、高い放射線量が見込まれる排水溝などを測る。住民が立ち会った場合は測定値を口頭で伝えるほか、正式なデータは後日郵送する。

 8日に調査を受けた同市三関の主婦(67)は、「放射線は目に見えないので心配もあったが、家庭菜園なども調べてもらい、安心できた」と話していた。

 両JVに参加している大林組の現地担当者によると、東部26班、西部25班の態勢で調査を進めており、8日までに1000軒以上の測定を終えたという。

 市道の測定は、測定器と全地球測位システム(GPS)を搭載した電動自転車やバイクを活用し、30メートルごとの放射線量を調べる。この方法は福島県内で実証試験が行われ、本格的な実施は今回が初めてという。

(2013年5月9日 読売新聞)

ジェットチーム…無念 天候不良で「エアショー」中止 (福島県)

2013-05-14 13:50:00 | 原子力関係
ジェットチーム…無念 天候不良で「エアショー」中止


 被災地支援フライトのため来県中のブライトリング・ジェットチームによる相馬、南相馬両市を巡るルート飛行、いわき市小名浜港でのエアショーが12日、天候不良で中止となった。チームのメンバーたちが乗るジェット機7機は福島空港から神戸空港に向け出発。無念さをかみしめながら福島県を後にした。
 同日、福島空港で行われたフェアウェルセレモニーで同チームリーダーのジャック・ボツランさんは「被災地復興のために貢献したかったが、天気に恵まれずフライト中止になってしまったことを本当に残念に思う。しかし、福島の皆さんの温かさに触れ、良い思い出になった」と悔しい胸の内を話した。セレモニー終了後、メンバーたちは詰め掛けた大勢の観客らに手を振って応え、本県に別れを告げた。
 エアショーが予定されていた小名浜港では、アクロバット飛行を一目見ようと多くの人が訪れた。エアショーは中止になったが、福島市を拠点に活躍するパイロット・室屋義秀さんがパフォーマンスを披露し、会場を沸かせた。

(2013年5月13日 福島民友ニュース)

イチゴの管理など学ぶ サテライトの双葉翔陽高 (福島県)

2013-05-14 13:40:00 | 原子力関係
イチゴの管理など学ぶ サテライトの双葉翔陽高


 福島県いわき市のいわき明星大に校舎を置く双葉翔陽高の3年生21人は13日、同市平下神谷のアグリパークいわきで農業実習授業に臨んだ。
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で同校の施設が使えなくなったため、市内の設備を借りて農業実習を行っている。この日は「野菜」の授業を選択した生徒がイチゴの管理方法を学んだ。
 病気になった果実を取り除く作業や、枯れ始めた葉を摘む作業を体験した。吉田憲都君(17)は「初めての作業で分からないことが多く、大変」と話しながら一生懸命取り組んでいた。

2013/05/14 08:21 福島民報

6月1、2日に山車フェスタ 六魂祭と同日程で盛り上げ (福島県)

2013-05-14 13:30:00 | 原子力関係
6月1、2日に山車フェスタ 六魂祭と同日程で盛り上げ


 県都に伝統の山車が集結する「2013ふくしま山車フェスタ」は、東北六魂祭と同日の6月1、2の両日、福島市の中心市街地で開催される。例年1日だった開催期間を2日間とし、福島稲荷神社境内など3会場で山車10台がおはやしを披露する。東北六魂祭に訪れた観光客をもてなすとともに「福島の元気」を広くアピールする。13日、福島市の民報ビルで開かれた実行委員会で日程や実施内容を決めた。
 会場は【図】の通り。福島稲荷神社境内で4台、境内と隣接する市中央駐車場の南半分を使って2台、東邦銀行本店東側の駐車場で4台がそれぞれ、2日間にわたり演奏を繰り広げる。演奏は両日、午前11時から2時間置きに行う予定で、回数は1日が4回、2日が3回。
 福島稲荷神社境内と市中央駐車場には合わせて約40の露店が並ぶ計画で、東北六魂祭のパレードコース、メーン(1カ所)、サブ(4カ所)の両会場に入り切れない観光客の収容にも一役買う。東邦銀行本店駐車場では、演奏に合わせて福島わらじ祭り実行委員会が長さ7メートルの中型の「福幸わらじ」を立てるパフォーマンスを披露する。
 1日10万人の来場を見込む東北六魂祭での混雑を避けるため、例年、13号国道などを交通規制して行っていた山車の練り歩きは行わない。会場をJR福島駅とパレードコースの4号国道との間にすることで、山車フェスタの魅力発信にもつなげたい考えだ。

■委員長に瀬谷会頭 山車フェスタ
 2013ふくしま山車フェスタの第1回実行委員会では、委員長に福島商工会議所の瀬谷俊雄会頭を選んだ。
 関係者約20人が出席した。瀬谷会頭は「元気なおはやしで、東北六魂祭を訪れた人に福島の良さを知ってもらおう」とあいさつした。
 役員は次の通り。
 ▽委員長=瀬谷俊雄(福島商工会議所会頭)▽副委員長=後藤忠久(福島商工会議所副会頭)渡辺匡(福島市商店街連合会長)高橋雅行(福島民報社社長)吉田大樹(福島青年会議所理事長)

2013/05/14 08:28 福島民報