大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

福島県会津美里町の大沼高演劇部が東京公演 8月に下北沢 避難者の思い舞台に凝縮

2013-05-10 21:00:00 | 原子力関係
大沼高演劇部が東京公演 8月に下北沢 避難者の思い舞台に凝縮


 昨年の県高校演劇コンクールで最優秀賞を受賞した福島県大沼郡会津美里町の大沼高演劇部は8月、演劇文化の発信地として知られる東京・下北沢で公演する。演劇部の公演に感銘を受けた東京の被災者支援団体の橋渡しで実現した。生徒たちは「避難者の思いを作品を通じて伝えたい」と意気込む。支援団体の関係者も「震災と原発事故を風化させてはいけない。多くの人に思いを共感してほしい」と準備を進めている。
 大沼高演劇部が東京公演で演じるのは作品「シュレーディンガーの猫~Our last question~」。東京電力福島第一原発事故で浜通りから会津地方の高校に転校した2人の女子高生と、転校先の同級生がぶつかりながらも心を通わせる姿をリアルに描いた。富岡町から避難していた部員の話を基に、顧問の佐藤雅通教諭(46)が脚本を書き、部員全員で意見を出し合い作り上げ、昨年11月の県大会で最優秀賞に輝いた。
 だが、12月の東北大会では、「内容が重すぎる」「疲れる」など審査員から厳しい評価を受けた。部員は上位入賞を逃したことよりも、共感を得られなかったことが何より悔しかった。
 東京公演の誘いが舞い込んだのは今年3月だった。いわき市で開かれた第7回春季全国高校演劇研究大会で大沼高演劇部の公演を鑑賞した東京の被災者支援団体ウシトラ旅団代表の平田誠剛さん(58)からだった。平田さんは東北大会であまり評価されなかったことを本紙などで知り、東京から駆け付けた。「どうしてみんな共感できなかったのか。多くの人にこの思いを知ってほしい」。居ても立ってもいられず、東京で公演してほしいと、その場で佐藤教諭に掛け合った。
 ウシトラ旅団は東北(丑寅の方角)の人を支援しようと、東京の50歳代を中心とする製造業やデザイナー、メディア関係者ら約30人で結成した。東日本大震災と原発事故後、本県入りし、いわき市の仮設住宅で富岡町の避難者らを支援してきた。
 「やるなら演劇文化の発信地の下北沢で」。劇団「東京キッドブラザース」に所属していたメンバーもおり、東京都世田谷区北沢の「小劇場 楽園」での上演が決まった。期間は8月15日から18日で、公演回数や時間などは今後、詰める。費用は入場料と寄付金などで賄う予定だ。
 部長の田口準君(17)=3年=は「避難している人の苦渋の思い、被災者同士のあつれきや温度差、負けないで前を向いていく姿を表現したい」と話す。避難してきた転校生役を演じる副部長の増井結菜さん(17)=同=も「私たちにしかできない演技がある。福島の思いを伝えたい」と誓う。
 「生徒さんの思いは、自分たちが伝えたかったことと重なった。多くの人に見て、触れてほしい」とエールを送る平田さん。佐藤教諭は「生徒は劇を通じ、悩みながらも成長した。東京公演も大きな経験になるはず」と信じている。
   ◇    ◇
 ウシトラ旅団では、東京公演に向け、ボランティアと寄付金を募っている。
 問い合わせは平田さん 電話090(3961)0337、事務局のメールアドレス contact@ushitora-ryodan.orgへ。

■美里の仮設住宅で披露拍手やまず
 大沼高演劇部は8日夜、楢葉町民が避難する会津美里町の宮里仮設住宅で演劇を披露した。避難者を前にした初めての公演となったが、住民らの共感を呼び、終了後は拍手がやまなかった。
 会場となったのは仮設住宅内の集会所。子どもからお年寄りまでの60人以上が詰め掛け、立ち見が出るほどだった。小さな集会所に合わせ演技を変えたが、迫真の演技にハンカチで顔を覆う人やすすり泣く人の姿も見られた。
 会場を訪れた蛭田マチ子さん(70)は「孫に誘われて来てみた。つらい気持ちなど伝えてくれた。とても感動的だった」と涙ぐんでいた。二瓶克晃君(17)=3年=は「練習の成果を出し切ることができた。何百人も入る体育館より、拍手が大きく温かかった」と話した。

2013/05/10 08:32 福島民報

【会津医療センター】連携の力で地域貢献を (福島民報論説)

2013-05-10 20:00:00 | 原子力関係
 福島医大会津医療センターがあす11日、会津若松市河東町に開所する。県立の会津総合、喜多方両病院を統合し、福島医大の一機関として設けられた。付属病院と付属研究所を備える。高度な医療の提供と研究活動、医大生や研修医の教育・育成を担う拠点として期待がかかる。会津の医療機関との連携を強め、地域全体の医療の質向上に貢献してほしい。
 会津医療センターの付属病院には県内初となる漢方内科、会津地域から要望の強かった血液内科など22診療科が備えられる。専門領域に特化した最先端の医療が大きな特長だ。
 医師は約45人。会津総合、喜多方両病院は合わせて17人だったが、大幅に増える。半数は県外からの着任だ。福島医大教員らの人脈を生かした働き掛け、教員職に対し医療職の給与体系適用、定年制の事実上の撤廃が成果を挙げたとみられる。会津医療センターの水準の高さも魅力に映っただろう。それとともに、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受けての使命感が会津に赴く決意を後押ししたのではないか。
 震災後に着任が決まった医師からは「苦しんでいる福島県民のために微力ながら役に立ちたい」「福島県の皆さんが苦労されているのを聞き、役に立ちたいと思っていた」などの言葉が聞かれた。中には「天命」との表現で尽力を誓う医師もいる。先進医療の底に貴い思いがある。
 会津医療センターは地域の他の医療機関との連携・協力を重視する姿勢を打ち出している。付属病院は専門性の高い診療科を備えているが、小児科、産婦人科、心臓血管外科、脳神経外科など設置されていない科もある。会津にはこれらの科を含めて付属病院よりも多くの診療科を持つ竹田綜合、会津中央の二つの民間病院がある。竹田綜合は地域周産期母子医療センターに指定され、会津中央は重症患者に対処する3次救急医療を担う。互いの特性を生かし、機能分担を図りながら地域で完結できる医療体制の構築を目指してもらいたい。
 南会津、宮下両県立病院への医師派遣などへき地医療に対しては、会津医療センターの手厚い支援が求められる。
 会津医療センターの性格がまだ地域に浸透していないせいか、一部に「一般外来患者も診てもらえるのか」との戸惑いの声がある。付属病院は他の医療機関からの紹介患者を受け入れるとともに、初診で訪れる人にも対応する。住民に身近に感じてもらう努力も欠かせない。(佐藤 研一)

2013/05/10 08:39 福島民報論説

植物工場の野菜初出荷 南相馬ソーラー・アグリパーク (福島県)

2013-05-10 19:30:00 | 学習
植物工場の野菜初出荷 南相馬ソーラー・アグリパーク


 福島県南相馬市原町区の津波被災地に建設された植物工場・太陽光発電所「南相馬ソーラー・アグリパーク」で9日、植物工場で育てられた野菜の本格出荷が始まった。

 子どもたちの体験学習などを通じ風評を払拭(ふっしょく)するのが目的で、農林水産省の補助金や復興交付金を活用し、福島復興ソーラー(半谷栄寿社長)と市が共同で整備した。地元の農業法人泉ニューワールド(佐藤幸信代表)がドーム型温室2棟で、フリルレタスとホワイトセロリを水耕栽培している。

 オープニングセレモニーでは桜井勝延市長や植物工場の野菜を全量買い取るヨークベニマルの大高善興社長らがあいさつした。同市原町区の高平小の児童約30人が3月に種まきし、収穫された野菜をトラックに運び入れて初出荷した。

 児童は太陽光発電所の施設でソーラーパネルを点検するなどし、エネルギーについて体験しながら学んだ。

 植物工場では今後、フリルレタス400株、ホワイトセロリ450株を毎日出荷する。

2013/05/10 08:36 福島民報

11日にベトナム交流シンポ 福島で風評払拭目指す

2013-05-10 19:00:00 | 原子力関係
11日にベトナム交流シンポ 福島で風評払拭目指す


 ふくしま・ベトナム友好協会主催のシンポジウム「福島の復興に向けベトナムとの交流を図る」は11日午後2時から福島市の福島テルサで開かれる。
 ベトナムとの交流を促進することで東京電力福島第一原発事故に伴う本県の風評払拭(ふっしょく)を目指すのが狙い。県復興計画検討委員会長などを歴任した鈴木浩福島大名誉教授が「福島復興の道-その課題と展望」との演題で基調講演する。
 引き続きベトナムに進出している県内企業やJAなどの関係者、学生時代に県内に滞在し、現在は国内企業に勤務しているベトナム人らがパネリストを務めるシンポジウムに入る。それぞれの取り組みやベトナムの状況などを報告、意見交換などをする。
 入場無料。事前申し込みは不要。問い合わせは協会事務局 電話024(558)7550へ。
 協会の白岩康夫会長、永倉礼司監事は9日、PRのため福島民報社を訪れた。

2013/05/10 08:34 福島民報

秋篠宮ご夫妻仮設校舎訪問 飯舘中生を激励 (福島県)

2013-05-10 17:30:00 | 原子力関係
秋篠宮ご夫妻仮設校舎訪問 飯舘中生を激励


 秋篠宮ご夫妻は9日、東京電力福島第一原発事故による避難者の激励と農林水産物の検査状況視察などのため2日間の日程で来県された。

 ご夫妻は福島市飯野町の飯舘中の仮設校舎を訪れ、避難区域となった飯舘村を離れて暮らす生徒と交流を深められた。佐藤雄平知事が案内した。

 生徒会長の菅野風希(ふうき)さん(15)=3年=と副会長の巻野凌(りょう)君(14)=3年=から仮設校舎での学校生活について説明を受けた。秋篠宮さまは多目的ホールに飾られた村内の飯舘中校舎の写真を見詰め、「村の学校に通えず残念ですね」と声を掛けられた。巻野君は「前向きに歩みます」と力強く誓った。

 ご夫妻は吹奏楽部の演奏に耳を傾け、卓球部の練習を見学された。吹奏楽部長の大河内渚さん(14)=3年=が「県大会が控えていますが、支援してくれた皆さんのために感謝の気持ちを込めて演奏したい」と述べると、秋篠宮さまは「頑張ってください」と励ました。

 生徒が次世代に残したい言葉として選んだ「ありがとうございます」「までいなくらしと心」などの文字が刻まれた校舎脇の石碑にも足を運ばれた。

 ご夫妻は同日、新幹線で福島市のJR福島駅に到着。知事公館で佐藤知事から復興状況などについて説明を受けた後、市内の堀河町終末処理場、二本松市の陶芸の杜おおぼり二本松工房、郡山市の県農業総合センターなどを訪問された。

 10日は郡山市内の仮設住宅と、いわき市の県水産試験場を視察される。ご夫妻そろっての来県は7度目。

2013/05/10 08:31 福島民報

「大事故に至らず」と関電 規制委、大飯の対策議論

2013-05-10 17:00:00 | 原子力関係
「大事故に至らず」と関電 規制委、大飯の対策議論より転載


関西電力大飯原発3、4号機の事故対策について議論する原子力規制委員会の評価会合=2日午後、東京都港区
 原子力規制委員会は2日、国内で唯一稼働中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が7月施行予定の原発の新規制基準に適合しているかを確認する評価会合を開いた。関電は過酷事故への対策を説明、放射性物質を大量放出する大事故にはならないと強調したが、規制委側は一部で想定の不備があると指摘した。
 新基準では炉心溶融や原子炉格納容器の破損など複数の事故シナリオを想定し対策を取るよう求めている。規制委は現地調査も実施し、6月下旬をめどに評価結果をまとめる予定。


2013年05月02日木曜日 河北新報

警戒区域解消で国道6号の一般通勤車両通過も検討 (福島県)

2013-05-10 16:30:00 | 原子力関係
警戒区域解消で国道6号の一般通勤車両通過も検討


 東京電力福島第1原発事故により浜通りの道路網が分断されている問題で、政府は8日、帰還困難区域に入る国道6号や県道などの幹線道路で、車両の通過条件を緩和する方向で検討に入った。現在は復旧作業員や運送業者、市町村職員らに限定しているが、沿道や周辺の市町村からの要望が強い通勤利用の一般住民らまで拡充する案が浮上している。双葉町の28日の区域再編で警戒区域がなくなるため、関係市町村と協議して条件を詰める。

 現在、帰還困難区域と警戒区域の幹線道路を通過できるのは、避難区域などがある12市町村の職員や復旧復興事業に携わる事業者に限られる。一方、民間事業所の従業員らは認められないため、通勤経路が確保できずに営業や就労の再開に支障となっている。

 特に相双地域では、いわき市に避難している住民が多く、看護・介護職員らの人手不足が深刻化。回り道を通る現状では通勤に時間がかかり、通勤環境の改善を求める声が強い。

(2013年5月9日 福島民友ニュース)

日本 トルコで原発建設を落札 耐震性保証が切り札に

2013-05-10 16:00:00 | 学習
日本 トルコで原発建設を落札 耐震性保証が切り札により転載

7.05.2013, 11:53 The voice of russia


© Photo: ru.wikipedia.org/Bjørn Christian Tørrissen/cc-by-nc-sa 3.0
日本は建物および施設の耐震設計において先進国であり、それがトルコのシノプにおける原発建設事業落札の鍵となった。トルコエネルギー天然資源省のメフメト・アリク報道官がリアノーボスチ通信に対して明らかにした。それによれば、日本が提案したAtmea1号原発の技術設計は最新型に属するという。日本は福島原発事故での教訓を活かし、耐震性を高めた。トルコには震度9までの揺れに耐えられることが保証されている。
トルコ全体では10年以内にロシアが建設するアックユ原発と日本が建設するシノプ原発が稼動する。

リアノーボスチ

川底の放射能汚染/国は具体的対策の検討急げ

2013-05-10 15:30:00 | 原子力関係
川底の放射能汚染/国は具体的対策の検討急げより転載

 福島第1原発事故から2年余りが経過し、河川や湖沼の水から放射性セシウムが検出される事例は少なくなった。しかし、川底の土などのセシウム濃度は福島県内を中心に依然高いレベルにあり、警戒が必要だ。
 環境省が3~4月に公表したモニタリング調査によると、福島県の浜通り地方に加えて、中通り地方や宮城県内の河川でも濃度が高い地点が存在する。
 セシウムは川底の土に沈着し、水に流れ出にくい。もっとも、大雨で濁り水が発生した時など、セシウムを含む懸濁物が水と一緒に移動するため、検出されることがある。
 水生生物への影響を見逃せず、福島県内を中心に淡水魚で国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超す調査結果が後を絶たない。農業に河川水を利用する際にも懸念が残るとして、対応を求める声が上がっている。
 国は川底の土をどう扱うかの明確な方針を示していない。川底が汚染されていれば、増水などによる下流への影響は避けられない。濃度が特に高い地点のしゅんせつなどを含め、具体的な対策を検討するべきだ。
 環境省の調査(昨年12月~今年3月測定)によると、浜通りでは原発周辺だけでなく、20キロ以上離れた旧緊急時避難準備区域などでも非常に高い濃度のセシウム検出が目立つ。南相馬市の太田川では、1キログラム当たり最大2万3400ベクレルを計測した。
 中通りでも福島市の荒川で1キログラム当たり9500ベクレルを検出するなど、高濃度の地点が多い。名取市の増田川で同2270ベクレルを計測し、宮城県内でも1000ベクレルを超すケースが散見される。
 セシウムは粘土質の土にくっついて一つに固まる性質がある。ただ、水量が増すなどして川底がかき乱されれば、水中の濃度は高まる。抜本的な対策を講じない限り、汚染が拡大する恐れがある。
 魚や甲殻類、貝類など水生生物への影響は深刻だ。水産庁が4月以降に公表した水産物放射性物質調査によると、国の基準値を上回る事例は海より川や湖沼で顕著。福島市や郡山市など阿武隈川水系のイワナやヤマメで基準値を超えている。
 淡水魚は、海水魚より体内のセシウム濃度が下がりにくいことも関係している。海水魚は血液の浸透圧を低く保つため、余分なナトリウムイオンやカリウムイオンなどをえらから排出する。同じアルカリ金属であるセシウムイオンも体外に出す。
 一方、淡水魚は浸透圧調整のため、取り込んだイオンをほとんど排せつせず、セシウムが体内にとどまりやすい。川底のセシウム濃度が高い水系の魚は出荷が規制され、市場に流通することはないものの、不安はつきまとう。
 川底のセシウムは水で遮蔽(しゃへい)され、空間線量への影響がないことから見過ごされがちだが、放置すれば汚染の拡大を誘発する。河川水の農業への利用、魚の出荷規制解除へ踏み出すためにも、早急に抜本的な対策を検討するべきだ。

2013年05月08日水曜日 河北新報

平内・茂浦の海岸にクジラ死骸

2013-05-10 15:00:00 | 学習
平内・茂浦の海岸にクジラ死骸より転載
東奥日報


海岸に打ち上げられたクジラの死骸。陸方向に腹を向けている=3日午後3時45分

 平内町茂浦の海岸に3日、クジラの死骸が打ち上げられているのを町職員や付近住民らが確認した。「湾内ではめったに見ないのだが…。珍しい」と町職員。しけのため同日は詳細な調査ができず、町は4日以降に調査して埋設処分する予定。

 クジラは体長5メートルほどで、胴の右側から背にかけ皮が剥がれた状態。県営浅虫水族館の職員によると、死骸は腐敗が進んで膨張しており、死後数日以上たっているとみられる。

 3日朝、地区住民が沖合を漂流するクジラを見つけ、連絡を受けた町職員や同水族館の職員もクジラの姿を確認していた。ただ生存の可能性は低く、海もしけていたため、様子を見ていたという。

 同水族館によると、クジラは口先の形状などから本県沿岸を含む広い海域に生息するアカボウクジラ科とみられる。過去には深浦町や五所川原市の海岸に同科のクジラの死骸が漂着している。同水族館のスタッフは「今回のように湾内に入って来るのは久しぶりではないか」と話した。

会津の復興を空から応援 11日、各地でアクロバット飛行 (福島県)

2013-05-10 14:50:00 | 原子力関係
会津の復興を空から応援 11日、各地でアクロバット飛行


 世界有数の民間ジェット・エアロバティックス・チーム「ブライトリング・ジェットチーム」は11、12の両日、福島県内各地でジェット機のアクロバット飛行を披露する。

11日は7機のジェット機がフォーメーションを組み、会津若松市の鶴ケ城上空などを飛び回る。福島の復興を空から応援するイベントで、県内10青年会議所(JC)と福島空港利用促進協議会、県でつくるみんなで大空を見上げようプロジェクト実行委員会の主催。

 同実行委によると、同チームのアクロバット飛行はアジア初という。

 11日は午前9時20分ごろにジェット機が福島空港を離陸。会津地方は、猪苗代町(猪苗代湖)―喜多方市(押切川運動公園)―会津若松市(鶴ケ城)―下郷町(大内宿、阿賀川)―南会津町(びわのかげ運動公園)の上空をスモーク演出を行いながら飛行する予定。12日は、いわき市でアクロバット飛行を披露する。天候により中止やコース変更もある。

 同実行委は、ジェット機と県内名所を合わせて撮影した写真を同プロジェクトのホームページで募集する。写真投稿者の中から抽選で同チームのオリジナルグッズなどが当たる。

 同実行委の大竹幸宏会津JC理事長とブライトリング正規取扱店のサトウ時計店(会津若松)の岡部瑞枝社長は7日、福島民友新聞社若松支社を訪れ、イベントをPRした。

(2013年5月9日 福島民友トピックス)

浪江町役場に診療所 一時立ち入り町民を手当て (福島県)

2013-05-10 14:40:00 | 原子力関係
福島・浪江町役場に診療所 一時立ち入り町民を手当て


 東京電力福島第1原発事故のため、住民の避難が続く福島県浪江町の役場に9日、仮設の診療所が開設された。

 町は4月に避難区域が再編され、一部地域で日中の滞在ができるようになった。町によると、1日約千人が自宅の片付けなどのため立ち入りしており、けがをしたり、体調を崩したりした人の応急手当てをする。

 毎週木曜日と土、日、祝日に医師と看護師1人ずつが待機。木曜日は、浪江町津島地区にあった診療所に勤務し、今は役場が移転している同県二本松市内で診療に当たっている医師関根俊二さん(71)が担当する。

2013/05/09 10:07 福島民報

原発避難20キロ圏に2千人前後 事故後の携帯データ推計 (福島第一原発)

2013-05-10 14:30:00 | 原子力関係
 東京大の早野龍五教授は9日、携帯電話の衛星利用測位システム(GPS)のデータを活用し、東京電力福島第1原発事故で住民が素早く避難する様子を把握することができたと発表した。

 放射性ヨウ素の空間線量が最も高かったとされる2011年3月14日深夜から同15日深夜にかけて、原発から20キロ圏の人数は2千人前後と推計されるという。

 早野教授は「ほとんどの住民が速やかに避難していたことが科学的に裏付けられた」としており、事故当初の被ばく線量の推定に役立てたい意向。

 GPSデータを活用して11年3月10日から同17日まで、原発40キロ圏内の人の分布を1時間ごとに推計した。

2013/05/09 19:50 福島民報

大飯3号機、清掃で出力下げへ 復水器内に貝付着か (関西電力)

2013-05-10 14:20:00 | 原子力関係
 関西電力は9日、昨年7月に再稼働した大飯原発3号機(福井県おおい町、118万キロワット、加圧水型軽水炉)の復水器内部にある細管の中に、貝などの海の生物が付着した可能性があるとして、清掃のため今月17日から1週間程度、電気出力を約80%まで下げると発表した。出力低下による供給面での影響はないとしている。

 関電によると、清掃する復水器は発電用タービンを動かした後の蒸気を海水で冷やして水に戻す装置。再稼働前の検査で異常はなかったが、昨年末から異物を取り除くため取水口に取り付けられた網状の設備をすり抜けた貝などが細管に付着したとみられ、海水の取水量が減少した。

2013/05/09 19:42 福島民報