ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

リファ(2年生)の成長の記録詩

2013-09-30 22:36:16 | 詩・コラム
 リファは11月になると8歳になります。長女として妹や弟の面倒も良く見るようになりました。なんでも頑張るしっかりした孫です。


*「リファに 」

   
花のような心で
まっすぐな道を歩むようにと
オンマ、アッパと ハンメ, ハルベが
心を込めてつけた名前 リファ(理花)

すやすや眠る おまえの姿
見ても見ても なぜ見たいのだろう
オギャオギャと 泣く声まで
聞いても聞いても なぜ聞きたいのだろう 

数十時間の陣痛に耐え
汗びっしょりになりながら
か細い体で 全ての力を出しつくし
りっぱにおまえを産んだオンマ

おまえが産声を上げた瞬間
知らぬまに涙がこぼれた
知らぬまにオンマの手をギュッと握った

おまえの誕生があまりにも嬉しくて
おまえのオンマがあまりにあっぱれで

2005年11月25日3時37分
家族みんなが 見守る中
家族みんなの 祝福を受け
この世に生を受けた リファよ

外では北風がビュウビュウ吹き荒れても
うちの中は暖かい春のようだよ
愛しいリファよ おまえは我が家に
喜びと希望を運んできてくれたんだね

すくすく 元気に 育っておくれ
ハンメの願いは ただひとつ
いつもいつも おまえが花のように
ニコニコ 笑って過ごせますように…
        
2005・11・25 (訳2011年)



  
①「コマッスムニダ!ありがとう!」 
                  

ミルクが飲めなくて
人見知りがはげしくて
泣いてばかりいました

牛乳もダメ、卵もダメ
そんなリファを
大事に大事に育んでくれた
<つみき>保育園!

声も一番大きいです
踊りも大好きです
絵本も大大好きです
なんにでもチャレンジします

赤ちゃんの時から
5さいになった今日まで
我が家のようにすごした
<つみき>保育園!

つみきを積み上げるように
一段また一段
成長させてくれました
温かく見守ってくれました

生活発表会、運動会
バザー、保育参観…
なによりも 毎日の生活指導

いつも一生懸命な先生方
国籍や肌の色やハンディを越え
誰にも平等にやさしかった
親、きょうだいのような先生方!

あなた方のご苦労は
子ども達の笑顔になり
子ども達の心の栄養になり
子ども達の未来へと繋がりました

コマッスムニダ!ありがとう!
思いやりの心を育ててくれた
<つみき>保育園!
リファ達みんなの心のふるさとです!

  (2010・11・25)

                       


② 「春になれば」
                     

木枯らしがふぶいていた日
リファがぽつんと言いました
自分に言い聞かせるように

《リファ、春になったら
ユナオンニの幼稚園に行くねん。》

卒園まで後1年
みんなと一緒がよかったけれど…

自分が誰なのかを知る為に
自分の国の言葉と歴史を知る為に
リファは行かねばなりません

まだ子供なのに
そう まだ子供だから
知らなければならないのです

心に柱がなければ崩れます
異国でも立派に生きなければ
民族を愛する心を持たなければ

オンマが 3人の幼子を預け
働き続けねばならなかった訳を
リファは知らなければなりません

揺りかごの様な つみき保育園で
慈しまれ 手を取って教えていただき
やさしさを 育てて頂きました

アッパ、オンマよりも沢山
抱っこして下さいました
頭を撫でて下さいました

2000日近い日々
雨の日も風の日も過ごした保育園を
みんなに祝福されながら巣立ちます
花咲く春が近づいています

    (2011・3 吉日 )

* アッパ【父の幼児語】オンマ【母の幼児語】
ユナオンニ【朝鮮学校に通っている従姉】




③「いっしょに」

          
4月から ウリユチバンに
通ってる リファちゃん
月曜日だけは ハンメと通園

朝来ると ふたりでいっしょに
いつも お花に お水やり

《これ桔梗やなぁ》
《そうやで》
《これは?》
《マーガレットやで》

《お花にお水かかったら あかんねんなぁ》
《そうやで。土のとこにそーっとやで》
《うん。リファ知ってる》
《ハンメ、姫リンゴの花増えてるで》

いつも似たような会話だけど
毎週 リファも成長 花も成長
私の心も いっしょに成長
楽しい 月曜日

   (2011・4・25)

  *ウリユチバン(私達の幼稚園)
                            

     
④「手を引く」


春休み三日目
ユナとユニはクラスの集まり
今日はリファひとり

二人でひさしぶりに
クンハルベのおうち訪問
鳴門屋でお昼をご馳走になった

今年80になるクンハルベは
長い病のため目が良く見えない
早く歩くこともできない

食事が終わり
さぁおうちに帰ろうとすると
リファがさっと立ち上がり
クンハルベの傍に行った

誰もなんにも云っていないのに
リファがすすんで 手を引いた
「クンハルベの手 シワシワや」と
ニコニコ笑いながら 歩いている 

クンハルベの目も
クンハンメの目も
私の目も なぜだか ウルウル
   
*クンハルベ、クンハンメ(大祖父、大祖母)

   (2012・3・28)

  *クンハルベは2014年6月11日永眠いたしました。
   1番泣いたのは勿論リファです。


⑤「ハンメは良いの?」


クンハンメの家からの帰り道
歌をうたいながら歩いていたら
大粒の通り雨がポタポタ落ちてきた

早足で歩いたが段々ひどくなる
「雨宿りする?」と リファ
「そのまま行こう いつ止むか
わからへんし」と わたし

しばらく歩いたが 心配になって
大判マフラーを外し リファの頭に
ずきんのように かぶせて結んだ

「ハンメは良いの?」
リファの やさしいひとこと
「おばあちゃんやからええねん
 リファの方が大事や」

「フゥーン」
何がわかったのか知らないけど
黙々と歩くリファ
繋いだ手に力がこもった

もうすぐ1年生です!

 (2012・3・28)



⑥「バス停への道」
          

リファと手をつなぎ
今朝も向かう
スクールバス停に

ちっちゃな手
冷たい手が
いつの間にかぬくぬく

ハンメの体温あげたよ
今日も楽しく過ごしておいで

いつか大きくなって
今日を思い出す日が
あるかなぁ

たった2分の道のり
長い人生のほんのかけら

でもハンメはうれしいの
リファと手をつなぎ
バス停に向かえることが

ただのバス停じゃないよ
ここは 故郷への入り口

さぁ 行っておいで
ウリマル ウリノレが
両手を広げて待っているよ
  (2012・5・16)



⑦「秋の匂い」
                

台風の過ぎ去った次の日の朝
スクールバスを待っていたら
突然リファが云った

「ハンメ 秋の匂いがする!」

秋の匂い?
不思議に思っている私に

「銀杏の匂いがしたら 秋やんか」
と すかさず リファ

銀杏の木はまだ青々しているし
首をかしげていると

「ハンメ、間違いないよ
この匂い 秋やで 銀杏や!」

バスが去ったあとゆっくり見渡すと
なんと 落ちていたよ
銀杏の実が あちこちに!

台風の 置き土産だね
孫娘に教えてもらった 秋
1年生のリファにもらった 秋一番!

  (2012・9)


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ユファ(5歳)の成長の記録詩

2013-09-30 09:30:50 | 詩・コラム
 ユファは5歳です。姉と弟に挟まれアップアップですが自我が芽生え、自分の主張もちゃんとします。

 小さいけど来年4月1年生になります。孫の中で一番のロマンチストです。




①「 なんの花? 」
                  
保育園の横で
孫たちを待っている間
ボーと花を見ていたら

<ハンメ なに見てたん?>
ユファが聞いた

<お花見ててん>
<なんの花?>
<ウゥ…>
花の名前が思い出せない

<なんの花?> また聞かれる
とっさに口から出たことば
<心の花 見ててん>

<心の花?フゥン…>
分かったような分からないような
ユファのキラキラした瞳が
わたしの心の中を覗いている

そう 心の花を見ててん
今日も元気かなぁ?みんな
今日もがんばれるかなぁ?わたし
     
(2011・2)

 *ユファが3才になりました







②「 ボケボケ ユファちゃん 」

          
待ちに待った
保育園の生活発表会

オープニング
組代表の挨拶に選ばれたそうな

ついに幕があいた
あ!ユファとクミちゃんが真ん中だ!

ちゃんとできるかな?
期待とどきどきで胸いっぱい

《クミちゃんのオンマ きてるで。》
《どこどこ?》
《ほーらあそこ クミちゃんのオンマや!》

御挨拶なんか どこ吹く風
ふたりで喋ってる間に幕がおりた

わははは おほほほ 笑いの渦
今のなに? オオボケコボケや 

きっと大物になるよ
ボケボケ ユファちゃん

  (2011・2・26)


③「待つ」

                    
靴をぬぐ間 じっと待つ
靴をそろえ下駄箱に入れるのを
じっと 待つ

階段を上り ペンギン組の前で
制服のボタンを一つ一つ外す間
じっと 待つ

コップに水を入れ うがいを3回
石鹸をつけ 手をあらい 拭くまで
じっと 待つ

3才になったばかりのユファも
もうベテラン 何でも《自分で!》
自分で できる事が 嬉しそう

30数年前 《待つ》事が出来なかった
4人の子供を育てながら 口を開ければ
《早く!》 食事も 着替えも《早く!》

仕事に追われていたのか 時計のせいか
《早く起きて!》《早く食べて!》《早く寝て!》
それの繰り返しだったような 子育て
  
孫を見ながら 懺悔の 日々 

     (2011・3・15)


④「おいで!」
         

空豆を食べるのがイヤだと
朝からピイピイ泣いていたユファ
まぶたが はれている

保育園に着くなり
担任の先生 発見!

「おいで!」
いつものように 両手を広げて
先生が むかえて下さった

一目散に
先生めがけて 走っていく ユファ
涙顔が ニコニコ顔に 変身!

たったの ひと言 「おいで!」
どれだけ 多くの 園児達が
この言葉に 癒されたことか

やさしい笑顔と 暖かいひと言と
ぎゅっと 抱っこしてもらえるだけで
子供達は こんなにも 幸せなんです

      ( 2011.5.19)


⑤「フー先生の椅子やで」


ユファがうがいをする間
椅子にすわって待っていると

ふりむいたユファ
「フ―先生の椅子やで」

座るなと云う代わりに
「フー先生の椅子やで」

まいったなぁ
フー先生に負けたなぁ ハンメ
  
    (2011・6)


⑥「オンマがいい」
            

朝 ユファが車から出てこない
「オンマがいい…」

わかっているけど オンマはお仕事!
「オンマがいい…」

こまったなぁ どうする?
ヒジョン抱っこして 片手には荷物
オンマは無理だよ ハンメと行こうよ

「オンマがいい…」
朝から何があったのだろう
ずっと いじけていたらしい

なだめてなだめて 下駄箱まできたけど
ついに泣き出した 「オンマがいい!」

こういうときは 叱っても無駄
ヒジョンの部屋に 連れて行く

ユファの部屋で 朝の支度していたら
オンマがダッコして 連れてきた

けろっとしている ユファ
そら オンマがいいに決まってる

ちょっぴり 淋しい 帰り道
可愛い日々草が 手を振ってくれた

    (2011・9・22)

                           

⑦「ハンメ 見ててや」

          
いつもの時間 朝 保育園で
ユファが 言った
「ハンメ 見ててや」

ニコニコ顔で 朝の準備
声掛けだけで アドバイスする
(これもいらないかも?)

制服脱いで 袖 出して
ハンガーにていねいに掛ける
お手拭、箸箱袋もいっしょに

カバンからお帳面出して
出席のシールはり
「今日 何日?」

帰るときの着替えも
ちゃんとロッカーにいれ
洗濯物袋もすかさず広げる

最後はうがいに手洗いだ
水道の蛇口も自分で開け
ゴロゴロペーもお手のもの

もうじき4歳 でも 軽すぎて
弟のヒジョンに時々やられるけど 
立派な お姉ちゃんです

「ハンメ もう来なくていいよ」
嬉しいやら 寂しいやら
いつかは訪れる 自立の日です 

  (2011・11・9)


⑧「太陽がユーちゃん見てる!」

          
会ったとたん ニコニコ顔の ユファ

「ハンメ、今日から ライオン組さん
 ひとりで 準備すんねん」
「ヘェー すごいなぁ」

もみじのような ちっちゃな手で
大きな 園カバン 持って
トコトコ 歩き 階段を のぼる

ジャンバー脱いで カバンも掛けて
手際よく 遊び着に着替える ユファを
ただ じーっと 見守る

長いあいだ ゆっくり ゆっくり
準備してきたね シールはりも
うがいも 手洗いも タオル掛けも

あとから来た お友達が
さっさと ママと一緒に 準備して 
園庭に 遊びに 行ってしまっても

黙々と ひとりで 頑張ったね
時には 遊びながら よそ見しながら…

まわりが 急に 明るくなった
ガラス越しに射し込む まばゆい光

「ハンメ、太陽が ユーちゃん見てる!」
「そうだね きっと ご褒美だよ」
   
    2012・1・11
 
  -もうすぐ4歳になります-

                        

⑨「アッパがこうてくれてん」
                    

「アッパがこうてくれてん」
会ったとたん ニコニコ顔で
ユファが何度も云う

チョコボールの箱に入っている券を
24枚集めたら もらえるらしい
可愛い ファミリーバック

フー先生にも云ってる
「アッパがこうてくれてん」

お友達にも自慢している
「アッパがこうてくれてん」

ところが 会う保護者によって
言葉が 自然に変わってる
「お父さんがこうてくれてん」

ドキッとした 3歳の子が
相手によって呼び名を変えるなんて

無意識なのか 本能なのか
ユファにしか わからない
アッパ お父さん…

    (2012.1.24)  
     
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1週間のお弁当日記 ②

2013-09-28 09:35:47 | グルメ
 9月22日運動会





 9月25日連休明け「ピビンバプ弁当」








 9月26日「しゃけ弁当」 








 9月27日「焼肉弁当」








 9月28日「焼うどん弁当」








 孫弁当ボツボツお暇を戴けるかな?
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もうすぐ4歳になります。 ヒジョンの成長の記録詩

2013-09-27 22:10:38 | 詩・コラム

①「愛しいヒジョンへ」


こいねがう「希」と 柱の「桯」!

希桯(ヒジョン)よ
お前の名前には
私たちみんなの 夢を込めたんだよ

異国の地に激しい風が吹こうとも
心に「希望」を抱き 生きていくならば
どんな困難も乗り越えられる

この世が いかに目まぐるしくとも
心の「柱」をしっかり持つならば
不安など知らずに生きていけるはず

国を奪われしころ この地に渡ってきた
お前の曾お爺さんと、曾お婆さんは
いくら困っても正々堂々と生き
私たちを皆 朝鮮人に育ててくれた

お前の祖父母も 母方の祖父母も
先代たちの志を受け継ぎ
民族の心を余すところなく守り
力強く 気丈に 生きてきた

お前の父や母も いとこたちも
民族教育の花園で育ち
朝鮮人として堂々と暮らしていることが
どんなに心強いことか

希桯(ヒジョン)よ
家族みんなの祝福のもと 生まれた赤子よ
黄金よりも大切なうちの坊や
待ちに待った跡継ぎよ

どうか 元気に育っておくれ
どうか 笑いながら暮らしておくれ

家族みんなが 願っているよ
お前の顔にいつも 笑顔の花が咲くことを
お前の胸が 希望でいっぱいになることを!

    (2009・10・30)

                        
②「わらってる」

        
ユファの
着替えを手伝った後
いつものように
ひよこ組をのぞく

ヒジョンはどこかな?
いつもむっつり
しかめっ面王子くん
熱はでないかなぁ

あっ いたいた
立ってる!
じっと見ていると
やっとこちらに気がついた

満面の笑み!
久しぶりに見た
王子クンの笑顔

片手にはブロック
あれ? 動き出した
こちらに向かって
ヨタヨタ歩き出した!

この前2歩だったのに
もうガラス戸の前まで
ドンドン歩いてきた!

ヒジョンが歩いている
ヒジョンが歩いて来る!
当たり前のことが
なんでこんなにうれしいの?

片手をパアにして
ガラス戸に手をくっつけた!
わたしも真似してくっつけた

冷たいガラスが
いっぺんにあったかくなった
何回も何回も手のひらくっつけた

わらってる わらってる
ヒジョンが笑っている

今日はいい日です。

 (2010・11・17) 



③「魔法使い」

          

熱が出た日 家にくるなり
《ハンメ― ハンメ―》と叫んで
ビックリさせたヒジョン

今日、ひよこ組を覗くと
走ってきて 手を振りながら
《バイバイ、バイバイ》と言った
またまたビックリ 顔がにやけた

熱が上る度に ふえてる 言葉
熱が下がる度に 強くなってる 足元
魔法使いのようだね お熱さん!

     (2011.2.15)

 追 1才3ヶ月になりました。

                   

④「僕のハンメだぞ」


                        
ひよこ組のガラス戸越しに
ヒジョンとタッチしたりチューしてたら
ゆう君がとことこやってきた

ニコニコゆう君
バンバン戸をたたき
わたしにタッチした

それを見ていたヒジョンが
ゆう君の手をはらいのけた
めげないゆう君 またタッチ

ついにヒジョンが
ゆう君をつきとばしてしまった
《僕のハンメだぞ!》

こかされ エンエン泣き出したゆう君
ごめんね ゆう君 大丈夫?
謝りながら苦笑いしてしまった

1才の反撃にびっくり!
《さわるな 僕のハンメだぞ!》
眼が得意げに言っていた

     (2011.2.24)

⑤「タッタッタッター」


 
朝、保育園で
うしろもふりむかず去るオンマを
ヒジョンが追いかける
タッタッタッター

泣くのかな?
立ったままじっとしている

そばに行って顔をのぞくと
唇をギュッと結んでる
でも 泣かない

いじらしくて
頼もしくて
思わず抱き上げた
    
(2011・8・25)


⑥「おもしろい子」

           

ヒジョン君は2歳です

ひらがなも読めないのに
アルファベットが読めます

お人形は見向きもしないけど
新幹線や車には反応しすぎです

落ちても落ちても懲りずに
高いところに登って傷だらけです

食べるのが嫌になれば「おしまい」と言って
勝手に洗面所に行き 口をすすぎます

大きいお姉ちゃんには逆らわないけど
小ちゃいお姉ちゃんは羽交い絞めにします

毎朝会っても にっこりともしません
でも可愛いんです おもしろい子です 

    (2012・2・2 )



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詩 「十五夜の日に」訳詩

2013-09-25 22:54:52 | 詩・コラム

  *中秋節の日に1編の詩をハングルで書きました。拙い訳詩ですがよろしければ読んで下さいね。




  「十五夜の日に」

皓皓と 明るい月が
中空にかかった仲秋節

とびきり美しい
満月が撮りたくて
カメラのファインダーを覗いたら

懐かしい兄さんの顔が浮かび
お盆のような満月が歪んでしまった

旧盆には必ずまた訪ねると
約束したのはいつの事だったろう
愚かな妹は今年も異国で
空ばかり見ている

西帰浦の海が見える共同墓地
両親のお墓参りに初めて行った日
兄弟が集まったことが嬉しいと
ニコニコしながら泣いていた兄さん

お墓の雑草刈りは終えただろうか
果物やソンピョンも供えただろうか
今年も一人ぼっちでお酒飲みながら
十五夜お月様眺めているのだろうか

2時間もあれば行ける故郷の地
いまだ月の国ぐらい遠いけれど
皓皓と月が輝く 仲秋節の日は
恋しい兄さんに 会える日なのです

     2013年9月19日

           *ソンピョン―松餅



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