真夏のような暑さの中、193回目の「火曜行動」が行われました。
今日は大村さんがリーダーです。
ハキハキした第一声が轟渡ります。
今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」の横道さんです。よろしくお願いいたします。
ー大村和子さんのアピールです。ー
「《文科大臣の補助金交付に関する通知は圧力》
私達は2012年4月17日から大阪府・大阪市に対朝鮮学校への補助金再開を求めて行動しています。今日で193回目になります。
3月29日、文科省は各自治体に対し、朝鮮学校に関わる補助金交付について考えるよう指示しました。共和国(朝鮮民主主義人民共和国)を敵視し、補助金の見直しを迫る圧力を掛けてきているのです。3月29日は安保関連法の施行日でもありました。
朝鮮学校は国からの助成金は一切ありません。朝鮮学校を認可してきた自治体が、地域を構成している一市民として認め、公立学校と比べものにならない小額ではありますが、補助金を交付してきました。政府が地方自治に介入していいのでしょうか。
愛知県や兵庫県知事は子どもとは関係がない。補助金は出すと認めています。
しかし群馬県のように、文科省の指示の意をおもんばかり、補助金を凍結したところもあります。
大阪府・市ではすでに2012年から凍結されています。昨日補助金の再開を求める裁判がありました。被告(大阪府・市)側は補助金凍結の根拠を何も出せませんでした。
補助金は恩恵ではありません。当たり前の権利です。補助金は出し続けていただきたい。」(レポート横道)
イケメン3人衆健在です。
こちらもお元気です。
今日も民族愛溢れる横断幕が元気をくれます。
これは珍しい 中山さんが「火曜バンド」に
由美子さんの分までファイティン!
井上さんに斎藤さんです。
梁オモニムもお元気です。
もうおなじみですね。辻さんです。
平田さん、田中さん、朴さん、頼もしい同志たちです。
積極的に声がけをしながらビラを配っていらっしゃるのは、東大阪初のオモニ会の皆さんです。
ヒャンヒさんもアピールします。
「《全ての人が全ての子ども守る―当たり前のこと》
アンニョンハシムニカ
今年の初め娘を抱いて火曜行動に参加しました。
その時、通りかった松井知事に「この子に学ぶ権利はないのですか?」と問いかけてところ「ない!」と即座に差別の一言をあびせられました。忘れることは出来ません。
何かが違う。何かがおかしい。学ぶ権利は日本の子どもだけでなく、朝鮮人子どもにも、全ての子どもにあるはずです。
その娘も10ケ月になり保育所に行くようになりました。保育所には日本人の子ども、中国人の子ども、朝鮮人の子どももいます。保育士さんも私の子どもには「オンマ、アッパ」と言って自然に接してくださっています。
私は日本企業で働いています。産休があけて職場にもどるので、火曜行動にはこれまでのように参加できません。職場で同僚に在日朝鮮人のことを色々話して、職場で私の火曜行動をします。
《ハラボジのこと》
ひとり芝居「在日バイタルチェック」をみました。在日コリアン一世のお話です。一緒に住んでいたハラボジを思いだしました。私が高校生の時に亡くなりましたが、辛い話、苦しい話はあまり聞いたことがありません。
済州島から日本に来ざるを得なかったハラボジにも苦しいことがいっぱいあったと、後になって姉たちから聞きました。ハラボジは一度も済州島に帰ることなく亡くなりました。ハラボジはどんなに苦しくても、朝鮮人として誇りをもって育ててくれました。ハラボジのおかげで今があると思っています。』(レポート横道)
間を繋いで下さる大村さん。
ー鄭さん 久方ぶりのアピールです。ー
「今日も3人の子どもさんを連れて奈良からアボジが来られました。
教育から除外され差別され、70年がすぎました。70年をどう迎え、民族教育を守っていくのか、決意を新たにしています。」(レポート横道)
ー東大阪初の保護者として金さんがアピールしました。ー
『財政報告を見て、補助金のないことの大きさを改めて痛感いたしました。
チラシを受け取ってくれた人が「がんばって」と声をかけてくれました。
今はグローバルな時代です。日本にいても、お互いに歩み寄って、協力し合って暮らしていきたいと思っています。』(レポート横道)
ー大村淳さんの論理的なアピールです。ー
「自治体が出す教育助成金は生徒一人100万円です。最近は公立も私学も変わらなくなっています。しかし、長い間、血と涙と汗によって勝ち取ってきた、朝鮮学校への補助金はわずかな金額です。
その僅かな補助金おも打ち切ろうとする、今回の自治体に対する文科大臣の通知は、「不交付にしろ」という弾圧です。
大阪府・市は2012年に不交付を先取りしています。これは一条校になれという弾圧です。
先日補助金裁判の証人に立った朝大生は「私を心の目で見てください」と裁判長に訴えました。裁判もまだ続きます。がんばりましょう!。
(レポート横道)
日本の若者もマイクを握ります。
ー柴田さんのアピールー
「アンニョン ハシムニカ
補助金裁判を傍聴しました。子どもたちが迎春行事に共和国に行ったことが、問題であるかのように争われていた。共和国は戦争をしたことも、他の国を侵略したこともありません。
日本は国連人権規約を批准しています。国際人権規約に照らした、いい判決を出してもらいたいと思います。』(レポート横道)
再登場です。
(当分来れない火曜行動なのでと、あふれる思いで再びマイクを)
「チラシを配っていると「ゴメンね」とか「もらえないの」と言って、受け取らずに去っていく人がいます。不思議に感じます。
受けとって読んでほしい。そして私たちの思いを聞いて、話あってほしい。
私達の話を聞くことがダメなのか? 違った意見でもいい。
手に取って読んで、自分の思いで考えてほしい。そんなことを強く感じました。」(レポート横道)
みんなで心を込めて合唱した後、いつものように駐輪場に集まりました。
(昨日の補助金裁判、被告側(大阪府・市)の証人尋問の様子を、大村淳さんから報告がありました。)
「府の役人(当事の担当課長)2人、と市の同じく当事の担当課長1人が証人に立った。
府も市も役人が上部の意向をそん度して不支給を決めたいたことが明らかなった。
市の証人は自分が不支給を決めたが、そこには何の根拠もなく、ただただ府に従っただけという、主体性の無さを自ら暴露した。府、市共、朝鮮学校や総連に関する参考資料は全てサンケイ新聞からということも明らかになった。
われわれの弁護団の的確な追及で、不支給の欺瞞性が白日の下にさらされ、溜飲を下げる思いだった。公正な裁判を求め、最後まで頑張りましょう!』レポート横道)
(昨日の裁判の報告のときの写真ー提供横道)
ー木村さんが裁判傍聴の感想を送ってくださいました。転載しますね。-
「 今日は、証人として呼び出された大阪府・大阪市の担当者が、原告側からの反対尋問でしどろもどろになる場面があって、ちょっと愉快でした。
特に大阪市の担当者が「はい」とも「いいえ」とも答えられず、丹羽弁護士が「てんてんてん」ということでいいんですねと念押しをした、その同じ質問を裁判長ももう一度繰り返し、やはりまともに答えられなかったところが印象的でした。
報告集会では、反対尋問を担当した弁護士さん達が「前回の理事長のかたきを取るつもりでがんばりました」と言っていました。』(感想木村)
田中さんもアピールです。
大勢の方々が報告とアピールをされました。
ー「火曜バンド」のバイオリニスト宮川さんが送ってくださった平和の俳句を掲載いたします。東京新聞に掲載されました-
「梅咲けど愛でる人無く原発禍」 4月12日 東京新聞掲載
「沖縄を僕は支持する君どうする」 1月24日 東京新聞掲載
来週は祭日の為府庁はお休みです。再来週までイベント満載です。またどこかでお会いすることでしょう。
スケッチをしたいような素敵な庭園です。再来週からまた頑張りますね。