ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

男声合唱団サナイ・大阪朝鮮民族器楽団 伽樂 2014発表会(6・29)

2014-06-29 22:12:50 | イベント
男声合唱団サナイ・大阪朝鮮民族器楽団 伽樂 2014発表会(6/29)



  6月29日午後2時より、布施駅前リージョンセンター・夢広場大ホールにて「2014発表会」が行われました。

  合唱あり、独唱あり、混声2重唱や男声4重唱、混声重唱まである多様な演目は観客たちを退屈させることなく最後まで楽しいコンサートになりました。写真が多いので解説は控えます。




  1.男声合唱 舟歌  サナイ合唱団  指揮 金主休 伴奏 金文淑 






 黄団長がソロ部分を熱唱しました。




  2.バリトン独唱 孤独  独唱 金秀泰  伴奏 高祥子








  3.混声重唱  10月の或る素敵な日に  成昌浩 姜智順(友情出演) 伴奏 金文淑










  4.テノール独唱 トスティ (薔薇) 金敏幸  伴奏 高祥子

    金敏幸さんが薔薇の花を一輪手にして歌いました。歌った後、なんと奥様に捧げたのです。幸せだなぁ。







  暗くて奥様のお顔が見えないでしょう?最後にアップがありますから乞うご期待!


  5.男声四重唱  兵士の栄誉  田元浩 ・金秀泰・安寿福・成昌浩  伴奏 高祥子














  7.混声重唱 モーツアルト レクイエムより ラクリモーサ ・故郷の歌  友情出演 コールアリラン











  団長が1部の終わりをつげ15分間の休憩を伝えました。




  控室の前で記念撮影です。




 「サナイコンサート2014」第2部です。





  大阪朝鮮民族器楽団 伽楽の登場です。


  8。民族器楽重奏  春がきた 歓喜   「伽樂」































 少しの間休団した「伽樂」ですが、再建された後、ぐんぐん水準が高まったように思いました。個々の水準が上がることに依り、音色に艶が出てきました。

  「歓喜」は伽耶琴の重みのある演奏とほかの楽器との調和が良くて踊りたくなるほどでした。


  (私事ですが、この曲には思い出があります。18歳の時、「中央芸術団と地方歌舞団の第一回 新人団員講習会が3か月間、今の歌劇団の会館で行われたのですが、その時の舞踊の卒業試験がこの「歓喜」だったのです。アレグロの部分が難しくて練習場で夜を明かしたことが昨日の様に蘇りました。奇しくもその時、舞踊の指導をしてくださった歌劇団の任秋子先生に昨日東京で再会いたしました。)





   コンサートは続きます。




 黄団長が挨拶をされました。いつも会場の雰囲気を和らげてくださいます。


 「伽樂」の伴奏に合わせ独唱が続きます。贅沢な演奏会です。

  9.男声民謡独唱  山川歌(サンチョンガ)  独唱 高元秀









  10.男声民謡独唱 豊年歌  独唱 高知司








  11.男声民謡独唱 キョンサンドアリラン 独唱 金原賛 チャンゴ伴奏 高嶺雨

     チャンゴ以外の伴奏はありません。アカペラです。なんと素晴らしいことでしょう。彼の歌声に魅了され会場がシーンと静まり返りました。天性の美声と音感です。「うまい!」








  踊り出すオモニもいらっしゃいました。




  続いて12.テノール独唱 「アムロッカン2千里、星は光りぬ」 田元浩  伴奏 高祥子








  歌を本格的に始められてそんなに長い年月が経っていないそうですが、甘く良く通る美声です。マスクも甘くて女性客がうっとり見惚れていましたよ。今は粗削りだけど将来性を感じました。




 13.男声四重唱 「稲刈りの歌」 金原賛・姜 賢・安寿福・高知司 伴奏 高祥子









  ベテランの登場です。

  14.バス三重唱 「東海の月夜」  文春一・崔大弦・韓哲秀  伴奏 金文淑

   ベテランのお二人に囲まれ哲秀さんも安心して歌われたのか、緊張されたのか知りませんが、音程もびしっとあってとても素敵だったのです。崔さんの太鼓が歌を引き立ててくれました。コールアリランも客席で三重唱に花を添えました。













 
  15.女声独唱と男声四重唱  「豊年の国」  金里美と 男性4人   伴奏 高祥子








  最後の演奏です。

  16.男声合唱と民族器楽  「牛追い歌」   指揮 高元秀















   拍手喝采のなかコンサートが終わりました。多種多様な演目でとても素晴らしい演奏会でした。

   全国に誇れる男性合唱団や民族器楽団が大阪に存在することは我々みんなの誇りです。

   帰路に着く前に入り口で友情出演された姜智順さんと薔薇の花をご主人の金敏幸さんから贈られた、幸せな奥さんと偶然お会いしました。





  気分よく孫二人と帰りながら神路公園の傍を通るとトランジロウさんが云ってたとおり、神路公園には「ねむの木」が全盛期を迎えていました。素敵な日です。








  
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孫 「スファ」に贈ります

2014-06-29 09:27:02 | 詩・コラム
  
 末孫のスファが「100日」を迎えました。

 
 


수화에게

열달을 견디지 못하여
너는 어쩌자고 그렇게 서둘러
인간세상에 나오려 했느냐

[절대안정 조심조심!]
몇번 되풀이된 의사의 말
그때마다 그저 무사히 태여나기를
빌고 또 빌었거니

큰언니처럼 노래를 잘 부르려나
작은 언니처럼 그림을 좋아하려나
아님 오빠처럼 우르토라망 되여
나쁜놈들 호되게 때려부시려나

옥돌처럼 곱고 순수한 사람되라고
가족들이 달아준 이름도 좋구나
부를수록 정다운 우리 수화야

어느새 [100일]을 맞이했더니
아꿍 아꿍 재잘거리며 자기주장도 제법
네남매의 막내여도 나만 보아달라고!

[100일]은 네가 생을 얻은지
365일을 살아낸 기쁜 날이란다
미역국과 흰밥으로 삼신상 차려
감사드리며 무병장수 기원하자꾸나

우리 사랑 수화야
세찬 바람 불어도 꺾이지 말거라
일가친족 모두가 바람막이 될거야

고맙게도 우리에게 온 네가
늘 웃음꽃 피우며 자라주길
함메는 언제나 바라고있단다


                         



スファヘ

10か月を待ちきれず
おまえはどうしてそんなに急いだの?

「絶対安静 絶対安静!」
何回聞かされた言葉だろうか
そのたび ただただ
無事を祈り続けた私たち

大きい姉のように歌が上手になるかなぁ
小さい姉のように絵が大好きになるかなぁ
それとも兄のようにウルトラマンになって
悪人どもをやっつけてくれるかなぁ

まっすぐで 純粋な人になれと
みんなでつけた名前もいいなぁ
呼ぶほどに愛しい我が家のスファよ

いつの間にか 迎えた「100日」
アックンアックンと アピールも半端じゃないね
4人兄妹の末っ子でも 私だけを見てよと!

「100日」は お前が生をうけ
365日間生き抜いた 嬉しい日なんだよ
わかめ汁と白ごはんで「三神床」準備して
感謝しながら 無病長寿祈ろうね

愛しいスファよ
家族みんながおもっている
厳しい風を防いであげたいと

私たちのもとへ来てくれた
大切なおまえの笑顔を
いつもいつも見ていたいから


  -100日を迎えた良い日に-


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劇団「タルオルム」の「サンサファ」を観てきました。

2014-06-28 23:12:44 | イベント
 
   6月28日午後1時、劇団「タルオルム」の最新作「サンサファ」をやっと見ることができました。





  会場はほぼ満席でした。学生たちが半分以上いたように思いました。





  作・演出を担当した金哲義さんが会場内での飲食禁止や携帯電話のマナーについて面白おかしく説明していました。

  今日は撮影も禁止だというので公演終わるまでの写真はありません。



   【あらすじ】チラシより

  朝鮮中学校に通う繭香と杏里は共に幼い頃から朝鮮舞踊を舞い続けてきた。

  卒業を目前にした二人は次の道の入り口に経つが、杏里は今まで歩んで来た道を捨てて、繭香とは反対の道を進もうと決意していた。

   繭香の日常が軋み、舞う楽しさが揺らぎだす。

   時代と情勢の重圧の中で、大人達は生き抜く術を模索しながらも、少女達のさりげない葛藤には気づけずにいた。





  子役の二人を生かしながらどんどん劇は進みます。

  テンポの良いセリフがどんどん飛び出します。

  哲義さんの作品にはいつも新しい発見があり、考えさせられること多々あります。

  彼の才能はいったいどこまで突っ走るのでしょう。まるで枯れることを知らない泉の様です。


  少し言葉が多すぎて聞き取れなかったセリフもあり少し残念に思いました。いつもそうですが哲義さんの演劇を見るときはかなり緊張して聞き耳を立てなければ大事なセリフやメッセージを聞き漏らしてしまうのです。


  今日の公演を見ながら何回泣いたか知れません。

  それはやはり自分自身が長い間教育の現場にいたし、今なお「火曜行動」始め自分の生活が民族教育とは切っても切れない位置にいるからだと思います。又「4・24」の時代とあまりにも似通った民族教育に対する弾圧を目の当たりにしているからかも知れません。

  教員の経験のない作者が教員の心理をどこまで描ききれるかは未知数ですが、彼のことだから多分いろいろ研究したと思います。

  進路指導の問題は本当に難しい問題です。この問題をどこまで劇中で解決するのだろうかと思いましたが、最後はやはり観客に判断を任せたように思いました。これが正しいとか、それは違うとかじゃなく、いろんな見方があって良いと思います。

  年老いた教員と若い教員がそれぞれの立場で思いっきりぶつかっていきます。それぞれが葛藤しながら悩みながら子供たちと真正面からぶつかっていきます。ウリハッキョならではの風物詩でしょう。私自身も何回も進路指導で悩んだ経験があるので、劇中の登場人物たちの気持ちを手にとるように理解をすることができました。


  みんないつも真剣なのです。この厳しい社会に巣立っていく子供たちを我が子のようにハラハラしながら見ているのです。

 この春私も、いろんな事情で日本の学校へ行ってしまったある娘さんと再会しました。

 彼女とは卒業後もずっと手紙や年賀状のやり取りをしながら過ごしてきました。

 人生の節目にもう一度自分探しの旅に出るため、オーストリアに留学する前に母校を一目見たいとやってきたのです。

 10年ぶりの再会でしたが、手紙や年賀状を通じて交流を続けていたのでとても自然に会うことができました。


  時間が来たので今日はここまでです。


  今も公演の場面場面が頭の中でぐるぐる回っています。

  今一生懸命涙の訳を考え続けています。いいえ、もうすでに分かっているのかも知れません・・・




 FBに投稿されていたので転載しますね。この子たちはきっと大物になりますよ。



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6月24日、106回目の「火曜日行動」です。

2014-06-24 14:34:56 | 火曜日
6月24日、106回目の「火曜日行動」です。


 6月24日、106回目の「火曜行動」が始まりました。




 この「火曜帽子」は友人のユハさん手作りの帽子です。私の分まで作ってきてくれました。

 どんなことがあっても「無償化」を勝ち取らねばというユハさんの熱い想いがこの帽子に現れていると思いました。

 ユハさん、ありがとう。これからもこの帽子かぶって頑張り続けますね。
















































 お二人は共に城北のウリハッキョを守るため戦っている戦友です。





 「芙蓉会」のシンさんが今日来てくれました。お疲れ様でした。




 「火曜楽団」は今日も健在です。古賀さん、池辺さん、木村さん、毎週毎週ご苦労様です。





  大村さんがマイクを持ちました。声の大きさと力強さでは日本一だと思います。







  丁寧に丁寧にお辞儀しながらビラ配りをされていました。お疲れ様でした。





  「火曜行動」終了後、いろんな方がアピールをされました。6月29日、韓統連生野支部事務所で「2000年6・15南北共同宣言を再び学ぶ」学習会が行われるそうです。午前10時半からです。


   是非お運びください。参加費はブランチ代含んで500円だそうですよ。



   私は今日「広島初中高の卒業生崔千玲さんが2年生の時に書いた詩「差別と偏見の壁)という詩を朗読いたしました。時間があるときアップいたしますね。

  
   皆さんにお願いがあります。


   2年もの長い日々、「火曜行動」1時間中、45分はお一人でマイクアピールされてきた長崎さんの咽に変調が現れました。

  
   もっと早くに気が付くべきでした。本当に申し訳ないです。


   来週からは参加者全員が2分間でも3分間でも自主的にマイクを持ちましょう。よろしくお願いいたします。


                             





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花2輪!6月23日

2014-06-23 21:24:22 | 日記
 今日2輪の花に心を奪われました。


  朝、いつものように裏庭から保育園に入ってみると、アガパンサスが満開でした。清楚な感じがとても素敵です。






  仕事に出かける前、ベランダの洗濯物を取り入れようとしたら。真っ赤な薔薇が「私を見てよ!」と声をかけたように思えました。

  2年前、近所のお婆さんの家の薔薇が凄かったので見とれていたら、秋に花が済んだ後の枝を一本くださったのです。それを家に持ち帰り挿し木してせっせとお水をあげました。昨年は大今里の家でも2回花を咲かせました。

  2月こちらに引っ越してきてから春に一度咲きました。又今日2回目の花を咲かせてくれました。ほかの薔薇とは少し違います。朱色の本当に薔薇らしい薔薇に見えます。





  私以外ベランダに行く人はいません。私だけ見るのは勿体ないので又台所に飾ろうかなぁ?思案中・・・

  
コメント (2)
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