3月28日、512回目の「火曜日行動」です。
今日のレポーターは、ハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに発信してまいりますね。
火曜日バンドは不滅です!
大村さんの第一声始まりました。
大村さん
府庁で働いていらっしゃる皆さん、ご通行中の皆さん、こんにちは。とてもいい天気です。今日で512回目となりました。
この前、各朝鮮学校で卒業式がありました。私も旭区の城北朝鮮初級学校の卒業式、幼稚班の卒園式にも参加しました。卒業式では、子どもたち一人ひとりに、校長先生が今までの6年間、幼稚班からの9年間のエピソードを交えながら、子どもたちの成長ぶりを讃えられました。子どもたちはそれをしっかりと聞いて、前へ向かって進んでいくという思いを表情に浮かべていました。これは全部朝鮮語で行われます。
それを見守る保護者・家族の皆さん、在校生の子どもたち、その顔には立派に卒業していく6年生の姿を、先輩として僕たちも見習いたいと、在校生はお祝いの言葉をにべました。とても和やかで温かい、堅苦しい式ではなく、子どもたちがこの6年間の民族教育の中で、どれだけ立派に朝鮮人として育って行っているかということを、これからも朝鮮人として誇らしく生きていくという、そういう門出の日だったと思います。
その後、保護者、交えての、簡単な軽食をいただきながらの交流会にも参加しました。その時お父さんお母さんが一人ひとり自分の子の6年間、9年間を述べる言葉を聞いたとき、朝鮮学校は無くてはならないものだと感じました。ある親御さんは、この子がこんなになるなんて、幼稚園の時は想像もできなかった。最初は日本の幼稚園に行っていて、泣いて幼稚園に行くのを嫌がっていた。城北朝鮮初級学校の幼稚班の先生に相談に行って、見ましょう、一緒にやりましょうと言われて受け入れてもらった。それからはびっくりするくらい、喜んでこの学校に来た。ここの学校に来させて良かった、朝鮮学校を選んでよかった、と話されました。
他のご両親もみんなそんな風にして、朝鮮学校で育ったことによって、前向きに生きていく決意をしてくれたと述べられました。朝鮮学校は子どもたちにとっても家族・両親にとってもなくてはならない存在だということを、感じました。
またこの前の日曜日は、城北朝鮮初級学校は最後になるのでクライマックスイベントがありました。各地の朝鮮学校は、校舎の老朽化、そして高校無償化や幼・保無償化、大阪府・大阪市の補助金不支給で、経済的にも困窮しています。子どもたちが少なくなっていく。学校運営、教育環境など考えて、この4月からは再編成に向けて出発するということで、城北朝鮮初級学校も終わりになると言うのでイベントが行われました。
創立63周年の木造校舎に、子どもたちが様々なこれからの自分たちの思いを込めて作品を展示していました。中には城北駅から、次の学校へ向かっていく線路を造り、そこに列車を造り、自分たちは新しいステージに向かっていくのだという思いを作品に込めているところもありました。
運動場では雨に中を、たくさんの人たちが参加され、城北朝鮮初級学校63年間のお別れですが、子どもたちは、いろいろなものを得て、先輩たちもこの日本の社会に巣立っていき、日本の社会でいろいろな役割をなされています。こういうことを受け継ぎながら、子どもたちも未来へ向かって出発するという、感動的な一日を過ごしました。
私たち日本人はこの朝鮮学校を守らなければならない、そういう使命があると思います。これを朝鮮学校の問題だとすり替えてはダメだと思います。
金さんのアピールです。
金昌範さん
こんにちは、ご苦労様です。たまにしか来れませんけど、いつもがんばっている姿見て、朝鮮学校のこと忘れずに日々過ごしています。これからも応援していきたいと思っています。
最近、某MBSラジオで某上念氏が、朝鮮学校に対して根も葉もないデマをまき散らして、一人の大人としても一人の朝鮮人としても許されないと思う気持ちがあります。その下地というのはこの日本の中の政治や教育の中で作られてきていると思います。又韓国の徴用工の人たちの訴えに対して、韓国大統領自らが、金で解決するからとやっているけど、岸田さんももうこの問題終りやとこれからは仲良くやっていこうと上っ面の笑顔を振りまいているけど、実際民衆の間では何も解決していないと。
徴用工被害者の3人は全く受け入れることはできないと。お金ではなくて徴用した事実を認めて、国家としての責任を態度で示してほしいと訴えています。従軍慰安婦とされたハルモニ達も同じです。亡くなられた金福童さんも言っていました。お金ではない。事実を認めて、謝罪と責任の在り方を求めていると。朝鮮学校が差別されていることを知って、少しでも支援したいとやってこられました。
ここに集まっている心ある人間は、朝鮮学校への差別を無くそうと自ら出向いている市民の集まりです。事実を知ることによって日本の市民も目覚め、あるべき日本と隣国との関係を、状況を変えていくことができると思います。今後とも頑張っていきましょう。
大野さんもマイクを持たれました。
アンニョンハシムニカ。ごくろうさんです。ほんとに朝鮮人差別がひどくなっている。市長選があります。荒巻さん、京都朝鮮学校が襲撃にあった時、暴れた人です。
在特会の荒巻さん。在日外国人の生活保護を全部ストップすると、170億円浮くらしいです。そのことをポスターに書いていいのか。選挙カーに書くの許すのか。到底承服できない。
残念ながら票が入るのです。同調する人が、外国人差別を許す人がいると思うと、怒り心頭に達すると思います。
カジノが焦点になっているが維新は一切出しません。夢洲の土壌改革で788億円。
テレビで堂々と言っていた。それは市民の税金でしょうと辰巳さんが質問すると、いいえ違います、国からの給付金です。一緒じゃないか。こういうこと平然と言う維新です。カジノは公的な八百長です。
ここには残念ながら選挙権ない人も多くいますが、ちゃんと見届けて、一緒にがんばっていきましょう。
青年がマイクを持ちました。
青年
いつもお疲れ様です。今度4月1日から子ども基本法が施行されます。これは日本に住むあらゆる子どもの権利を守るものです。形だけでなく実行されなければならないと思います。皆さん本当にこれを守ってください。
朝鮮学校無償化も当然のことです。お願いします。
アギさんの力強いアピールです。
オモニ
「気ィつけや、あんたのことやで その差別。無知は、差別を 呼んでくるよ。」
今日もしっかりと聞いていただいていると思います。
先日、MBSラジオのとある番組で、2月にゲストスピーカーで上念さんという方が、
いろんな政治問題や経済問題話す中で、朝鮮学校に対する差別的な発言がありました。それに対して私たちは、差別を許さない、その意思で、大阪の朝鮮人人権協会の方からも再三抗議、説明を求め、何度も問い合わせもしました。
そんな中、新聞やマスメディアで、そういう発言があった、MBSがこんな対応だった、そういうことが報道されるやいなや、上役の方が出てきて説明してくださる、私たちの声を聴いてくださるということで、少し前に行ってきました。
そこに参加して思ったことは、在日朝鮮人に対して、朝鮮学校に対して、本当に理解が低い、知らないからこそ、今この日本の情勢の中で、公共の電波を通して、朝鮮学校に対する一方的な悪いイメージを与えるような発言が、それが子どもたちの安全に危険をもたらすものにつながるということに想像がいかないんだという、この現実がとても恐ろしく思いました。
この発言だけでなく、そういう差別を呼ぶような発言があったことに対して、周りの出演者が止めなかったこと、またその後のMBSラジオ社の対応が、より差別を助長することにつながる、そういうことに対して危機感を持っており、それに対して要請を行いました。
報道機関として、ヘイトスピーチ、ヘイトクライムにつながる、そういう者に対してはノーを突きつける、そういう姿勢をとってほしい、そういうことを訴えてきました。
想像力が及ばなければ、今現在通っている子どもたちが、親が、どういう気持ちで送っているのか、子どもたちが成長して日本社会に世界に働く人材として、そういう教育をしているのだと、それを知っているのかと。こういう問題が出た後一度でも見に来たのかと、問いました。
やはり知らなかったです。わからなかったです。なのでぜひ、これをきっかけに知ってください。そういうことを訴えました。だからこそ声をあげ続けます。差別にはノーだと。朝鮮学校に通う子どもたちにも、社会の温かいまなざしと社会的補助をしっかりと頂きたいと思います。
歌「声よ集まれ 歌となれ」
シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう
大村さん
MBSへの抗議文は、朝鮮高校無償化を求める連絡会・大阪も、各地の朝鮮学校支える会からも、共に出しています。4月1日3時から、オンラインで抗議集会を行います。
カンさんの音頭で最後の歌は「勝利のその日まで」
駐輪場での申し送りです。
来週も頑張ろうと誓い合って解散しました。
その後何人かで大阪城公園内を歩いて帰宅しました。春がいっぱいでした。
来週も頑張ります。