ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

尹東柱の詩25.「風が吹いて」バイリンガル

2016-12-29 15:49:16 | 詩・コラム



「風が吹いて」

            尹 東 柱

風がどこからきて
どこへゆくのか、

風が吹いているが
おれの苦悩(くるしみ)には理由(わけ)がない。

おれの苦悩には理由がないか、

ただ一人の女を愛したこともない。
時代を悲しんだこともない。

風がしきりに吹いているが
おれの足は岩の上に立つ。

河(かわ)がしきりに流れているが、
おれの足は丘の上に立つ。

       (1941・6・2)




「바람이 불어」

윤 동 주

바람이 어디로부터 불어와
어디로 불러가는것일가,

바람이 부는데
내 괴로움에는 리유가 없다.

내 괴로움에는 리유가 없을가,

단 한 녀자를 사랑한 일도 없다.
시대를 슬퍼한 일도 없다.

바람이 자꾸 부는데
내 발이 반석우에 섰다.

강물이 자꾸 흐르는데
내 발이 언덕우에 섰다.

(1941. 6. 2)

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今年のお花とグルメ

2016-12-28 21:51:49 | 花たち
今年もあと3日となりましたね。

印象に残ったお花とお料理等を記念にアップして見ますね。













クリスマスの日^o^























































































































































































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尹東柱の詩24.「夜明けがくる時まで」バイリンガル

2016-12-28 15:45:46 | 詩・コラム



「夜明けがくるときまで」

           尹 東 柱

すべて死にゆく人びとに
黒い衣を着せなさい。

すべて生きゆく人びとに
白い衣を着せなさい。

そして一つの寝台に
しずかに寝かせてあげなさい。

みんな涙を流すなら
乳を飲ませてあげなさい。

やがて夜明けがくれば
喇叭(ラッパ)の音が聴こえるはずです。

      (1941・5)


「새벽이 올 때까지」

윤 동 주

다들 죽어가는 사람들에게
검은 옷을 입히시요.

다들 살아가는 사람들에게
흰 옷을 입히시요.

그리고 한 침대에
가지런히 잠을 재우시요.

다들 울거들랑
젖을 먹이시요.

이제 새벽이 오면
나팔소리 들려올게외다.

(1941/5)


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12月27日、225回目の「火曜行動」です。

2016-12-27 21:13:23 | 火曜日
今日は今年度最後の火曜行動の日です。

夜からずっと雨が降っています、朝になってもザァザァ降っています。

天気予報によれば、お昼ぐらいから止むといっていましたが、そうなることを祈りながら長靴履いて傘持って、地下鉄で出発しました。




府庁前、到着です、10分前に到着したのに仲間たちが大勢到着していました。





今日、長崎さんが他の仕事でお越しになれないこと知って、火曜バンドの古賀さんがマイクを持ってくださいました。


「府庁で働いているみなさん、大変ごくろうさまです。
松井知事しっかり聞いてください。


嘗て大阪府と市は全国に先駆けて朝鮮学校に補助金を出してきた自治体です。しかし橋下前知事が補助金をストップしてから4年になります。大阪府と市は4年間民族差別を続けているのです。大阪に住む日本人として恥ずかしい。
松井知事! 幅広い府民の声を聞くのが知事の仕事ではありませんか。
私たちの訴えもしっかり聞いて、朝鮮学校を支援してきた大阪府・市の嘗ての誇りを取り戻していただきたい。


日本は大昔から海の向こうから入ってきた文化を豊かに育んできました。
アジアを無視しては成り立たない国です。
他府県の友人を案内して一番喜ばれるのがコリアンタウンです。これくらいしっかり大阪に根付いています。
民族差別が存在する日本で、私たち日本人も幸せになれません。


私たちだけが言っているのではありません。朝鮮学校を訪問した保守的な政治家さえ、朝鮮学校の教育は素晴らしいと言っていました。
松井知事! 2017年は朝鮮学校への補助金復活の年に必ずしていただきたいと思います。」(レポート横道)





今日のレポーターはハルモニ会の横道昭子さんです。写真は松尾和子さんが沢山送ってくださいます。よろしくお願いいたします。





2週間お休みされていた梁ハルモニも今日は来てくださいました。みんなとても喜んでいました。














南大阪初のオンマたち頑張ってビラ配りをしてくださっています。





東大阪中の李先生、金先生も来てくださいました。










予告をされていた井原先生が来てくださいました。






いつもの仲間たちの元気な姿にどれほど力をいただいた一年だったでしょう。








ソウさんも来てくれましたね。





積極的にビラを配ってくれています。




玄さんのアピールです。

「大阪府庁のみなさん!
毎週府庁前火曜行動を行ってきましたが、いよいよ補助金裁判の判決が出ます。
どのように判決を迎えるか緊張の日々です。


生野初級を訪れた当時の橋下知事は子どもの頭を撫でながら、日本で母国の言葉と文化を守っている朝鮮学校は素晴らしい。朝高を訪れた時はラガーマンとしてラグビー部を褒め、
朝鮮語、日本語、英語のバイリンガルが育っていること賞賛していました。
しかし彼は、その後直ぐに補助金をストップしました。
われわれの思いがなかなか届かない、悔しいと思いました。


2013年5月 オモニたちと一緒にスイスの国連人権委員会に行きました。人権委員会構成員の人たちは私たちの訴えを理解してくれました。ビラにも書いていますように、日本政府に対し勧告も出されました。
しかし日本政府の代表は「国民に理解されない。血税を使えない」と堂々と発言するのです。
私たちも国や自治体に税金を払っています。その税金が使われるではないでしょうか。
私は耳を疑いました。悔しい思いで帰ってきましたが、正義は私たちにあります。


子どもたちが民族の誇り持って育ってほしい。その一念で子どもたちを学校に送っています。子どもたちは元気に誇りを持って通っています。
後輩たちのために「無償化」を実現させたいと、頑張っている朝高生の子どもを見ていると、勝訴を勝ち取らなければと思います。
朝鮮学校の問題だけだはなく、日本で起こっている、いろいろな差別や弾圧にも目を向け、頑張っていきましょう。」(レポート横道)








ペフンヤさんが病をおして初めて来てくださいました。





皆さん館山さんに必ずご挨拶されます。^o^







火曜バンドは大勢で雰囲気をあげてくれています。感謝感謝の一年です。








雨の日も風の日も一緒だった仲間たち。






マイクやスピーカーを5年近く毎週運んでくださった長崎さんと遠い宝塚から毎週通ってくださった井上さんと田中ひろみさん。






大村和子さんもマイクを持たれました。

力強いです。

☆大村和子さんのアピールから

「この火曜行動は2012年4月11日に始まりました。そして今日で225回目になります。


きっかけは、民主党政権下、全ての子どもたちに高校教育の無償化が日程にのぼり、朝鮮学校でも喜びました。しかし、その後、色々横やりが入り、朝鮮学校だけが除外されました。
大阪府・市でも20年間交付してきた補助金をストップしました。
補助金は、ほかの私学助成金に比べれば本当に少額ですが、国の支援がない中、朝鮮学校にとって必要不可欠なお金でした。


初めて朝鮮学校を訪れた時、日本の学校と何ら変わらないけれど、母語の朝鮮語で授業を受け、母語で生き生きと会話をしている子どもたちに出会いました。そのことがアイデンティティを守るために本当に大事だとわかりました。
私たちの隣人、友人として付き合ってきた朝鮮学校を守ろう。それが火曜行動の出発点です。


日本の植民地支配の中で言葉や文化を奪われ、解放後はそれらを取り戻し守る努力をしてきた朝鮮学校に、今起きている「無償化」除外や補助金停止の差別は、私たちの問題だと知ってほしいと思います。どうかビラを読んでください。」(レポート横道)











館山さんの奥様とチョグッスンさんが愛のチョコを配ってくださっています、このお菓子は館山さんの友人が皆様へと手作りの入れ物を折り紙で作って一つ一つ詰めて送ってくださったものだそうです、愛を感じます。ありがとうございます。







カンヒョンさんもアピールされました。

☆カンさんのアピールから

「225回目の火曜行動になりますが、残念ですが、問題は全く前進していません。


今日は朝高の教師をしていた時の話をします。
日本の高校との交流で、「なぜ、日本に朝鮮人がいるのか」ということを事前学習ができている学校との交流はどんどん進みます。
しかし「いつ日本に来たのですか? 日本語が上手ですね」と質問する学校も多くあります。日本の学校ではちゃんと教えていないからです。


朝高で一般公開授業したことがあります。運営に教師は口出しせず、生徒たちに任せました。
ある高校の生活指導の先生がびっくりしたのは
「全員、着席して黒板の方を向いている。みんなノートをとっている。茶髪やピアスの子がいない」ことだと言っておられた。
また、ひとりの先生は「一人の日本人として考えさせられた。一日も早くドイツのように朝鮮半島の統一が出来る良いですね」と言われた。
すると男子生徒が「ドイツの様な吸収統一は望んでいません。連邦制の統一を望んでいます」と発言しました。手前ミソかも知れませんが、しっかりしていると思いました。


大阪朝高のラグビー部がベスト4に進んだ時、広島尾道高校といい試合をした。同点でくじ引きとなり、朝高は外れくじだった。広島の選手たちは朝高の分まで頑張ると言ってくれ、本当の友情が生まれました。
子どもが出来るのに、何故、大人に出来ないのかと思います。」(レポート横道)









遠い大和高田から毎週来られてサンシンを弾き続けてくださった森本さん、今日も感想を短歌にしたためて送ってくださいました。


[尊敬の眼差しかたみに交わしつつ今年最後の街宣了える]森本 忠紀




「 来年も未来も生まるはこの場よりへこたれません火曜日行動」森本 忠紀





斎藤さん、お顔を見れなくて残念!









☆大村和子さんのつなぎのアピール

朝鮮学校は素晴らしい面がたくさんあります。
でも、朝鮮学校が素晴らしいから補助金を出しなさい、と言っているのではありません。
学ぶ権利はどの子どもも皆平等です。日本人も朝鮮人も障がいのある子も、皆学ぶ権利は平等だからです。



☆金アギオンマのアピール

「気いつけや。あんたのことやで、その差別」
黙っているのは差別しているのと同じことだと思います。


今日は裏門から出てきた松井知事の背中に向かって「朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利は無いのですか? あるとおっしゃるのであれば、行動で示してください!」と思い切り呼びかけましたが知事は無視しました。


私たちの子どもは社会に支えられていません。
朝鮮学校の子どもたちも府民の一員です。何の差別もなかったら、やさしい大人になって納税者としてかえって来るのに、差別によって社会に貢献しようと気持ちが少しでも削がれたら、社会の損失ではありませんか。

一日も早い補助金の復活を強く強く要求します。

☆保護者の金さんのアピールから

「私も朝鮮学校のオモニたちもみんな仕事をしています。
もうすぐ2月に確定申告があります。みんな納税者です。納める税金は膨大です。

府庁で使われている備品も消耗品の一つまでも、私たちの税金が使われているのです。
なのに私たちの子どもには一円の税金も使わせないのは如何に理不尽か、わかって下さい。
ヘイトスピーチ防止の条例ができましたが、作った本人が差別しているのではないでしょうか。」


☆若者の代表ソウさんのアピールから

「皆さん今日はお疲れさまです。
朝大の一年生です。
僕が朝大に入る前から無償化の闘いが続いています。
何故なのか。何故無償化から排除されなければならないのか。ずっと考えてきました。
悔しい思いでいっぱいです。

もうすぐ補助金の判決が出ます。無償化の判決も続きます。
判決後の運動も変わっていくと思いますが、闘っていきます。
これからも一緒に頑張っていきましょう!」(レポート横道)



☆大村和子さんの結び

若者の芽を潰さないように、共に頑張りましょう。
私たちが正義です。諦めないで、そしてよく考えて、来年も力を合わせましょう。



最後の集合場所で、補助金の署名ハガキを裁判所に届けたとの報告がありました。
全部で3794通提出。その内、1000通は韓国から送られて来たとのことです。
韓国民衆の力はすごいと思いました。(横道)







歌舞団の金さん、風邪がまだ治らないのかな?





最後は合唱です。ニョニョも一言、言わせていただきました。


「皆さん!天も私たちの味方なのかあれほど降っていた雨が火曜行動に合わせてピタリと止みましたね、今年最後の歌です。元気に歌いましょう!」と










何時ものように駐輪場に集まり激励しあいました。





















明るく元気な子どもたちの笑顔が曇らないように要求が貫徹されるまで、みんなで力を合わせたたかう所存です、来年は1月10日が226回めの火曜日です。

府庁前でお待ちしております。^o^





金 ズヒョン先生の素晴らしい絵を見ながら今年の火曜行動のレポートをしめさせていただきますね。

ハルモニ会の皆さん、(レポートに写真ニキャンディ、本当にお疲れ様でした。)

火曜行動に参加してくださった全ての方々、応援してくださった全国の友人の皆さん有難うございました、来年こそ心の底から笑える日が来ると信じています^o^

皆さん良いお年を!

セヘ ポク マーニ パヅセヨ

(새해 복 많이 받으세요)







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尹東柱の詩23.「また太初の朝に」バイリンガル

2016-12-26 21:39:09 | 詩・コラム



「また太初の朝に」

                尹 東 柱

真っ白に雪が積もって
電信柱がひゅうひゅうと唸り
神の言葉が聴こえてくる。

なんの啓示だろうか。

早く
春が来れば
罪を犯し
眼(まなこ)が
あいて

イブが産苦(くるしみ)を果てれば

無花果(いちじく)の葉で恥部をおおい

わたしは額に汗せねばならない。

        (1941年5月31日)


또 태초의 아츰 *아츰=아침

윤 동 주

하얗게 눈이 덮이였고
전신주가 잉잉 울어
하나님 말씀이 들려온다.

무슨 계시일가.

빨리
봄이 오면
죄를 짓고
눈이
밝아

이브가 해산하는 수고를 다하면

무화관 잎사귀로 부끄런데를 가리고

나는 이마에 땀을 흘려야겠다.

(1941년 5월31일)



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