7月28日、158回目の「火曜日行動」です。
7月28日、158回目の「火曜行動」始まりました。気温はグングン上がって太陽の日差しがアスファルトを焦がしそうです。
「火曜バンド」今日は4人が揃いました。元気いっぱいです。
今日は大阪朝高バレー部の皆さんが練習の合間をぬって駆けつけてくれました。府庁前がパーと明るくなりました。
長崎さんの第一声が道行く人々を振り返らせます。
-長崎さんのアピールから-
「夏休みになると朝鮮学校の子どもたち、生徒たちがこの火曜行動に参加してくれます。今日は大阪朝高バレーボール部の生徒さんたちが来てくれました。」高校生として当然の権利を受けられない生徒さんたちに思いを寄せたアピールで火曜行動が始まりました。
ついで、今日配っているビラの『今、世界が日本・大阪を見ていますよ!』という呼びかけの意味、国連の勧告についてアピールされた。
国連人種差別撤廃委員会は朝鮮学校に対する「高校無償化からの除外」「地方自治体からの補助金の停止あるいは縮小」は差別であり是正するよう日本政府に対し再三勧告していたが、昨年9月とうとう最終勧告が出された。政府はこれまで「政府は金を出さないが自治体が援助している。日本は何もしてこなかった訳ではない」と言い訳をしてきた。それも嘘であることは明らかだ。ちなみに神戸、京都、奈良は補助金を打ち切っていないが大阪だけが打ち切っている。本当に恥ずかしい。生徒さんたちが「お願いします」と言ってビラを配っているのを見ると大人たちの責任を痛切に感じる。
「子どもたちを政治の取引として扱わないでほしい。人の心をもって、思いを寄せてビラを受け取ってください」と訴えかけられた。
(レポート 横道)
(日本は人種差別撤廃条約を批准した締結国なのですね。国連加盟国でしかも条約締結国。当然勧告を受け入れる義務があるのに、どうして日本政府はこんな理屈がわからないのだろう。「法的拘束力」がなかったら無視してもいいのか。何をしてもいいのか。それでは国連加盟国の意味も価値もない。常任理事国になりたい?よく言うよ。横道)
いつも後ろ姿の館山さんの奥様に前を向いていただきました。
ー「火曜バンド」森本さんのコメントです。ー
「高校無償化裁判」という本が出ました。この簡潔で重みあるタイトルからしてとてもインパクトの強い本です。大村さんが200冊扱っておられるということで2冊買い求めました。(1冊800円です)前日(月曜日)胃がんの手術を成功裏に終えたばかりの弟を見舞いに病院へ行って一冊おいてきました。
(無償化裁判の日にとった写真)
夜、ミナミの町屋カフェでライブをやる友人がゲスト出演に誘ってくれたので、出番の歌の合い間にお客さんに火曜日行動の宣伝をして、歌を聞きにきてくれた宮川さんに1冊買ってもらったので手元になくなりました。来週は3冊くらい買おうと思います。
表紙にある「たたかいの記録」という表記が印象強く残っています。ああ、こちらは「不たたかいの記録」を残してしまったなあと嘆きともつかぬ呟きが胸のなかにこぼれました。火曜日行動の一員として寄せてもらってはいるけど、闘うべき闘いをを放棄してしまってる圧倒的多数の日本人にこの身は属することを常々思い知っているからです。このままどこまで「不たたかいの記録」を延長する気なんだと叱咤しています。
短歌2首です。
「負けないで諦めないで種を播き平和の花を咲かせましょう」
「苦しみを共に打ち破るときは今贖うことは自ら救う ちゅうき」(森本)
青商会の任さん、元気な姿を見せて下さいました。
大阪朝高オモニ会の会長さんもアピールされました。
-中山さんのコメントー
「 大阪朝高のオモニ会会長の発言は心にしみます。ウリハッキョは、朝鮮人としての誇り、プライドを育むものだと発言されていました。民族学校の原点だと思いました。」(中山)
ーオモニ会会長さんのアピールー
「当然のこと、人として普通のこととして息子を朝高に通わせている」とおっしゃったのが、印象的でした。生徒さんたちの大らかさはその反映なのだと思いました。一世のハルモニの苦労を話され、四世である息子さんたちの世代が幸せに生きるとはどういうことだろうか? それは自分にプライドを持ち、困難にも中傷があっても笑顔で立ち向かう生き方をしてほしいと話された。」(レポート 横道)
青商会の任さんもアピールされました。
-FB仲間のキム・ユソプ先生の投稿を引用されました。-(下の記事には400ものシェアがあったそうです。)
「・・・朝鮮高校の無償化に対する人々の関心とその不当性が、どれだけ大きいのかを端的に物語ってくれています。
もう一度、書きます!
朝鮮高校に無償化が適用された場合、支給される就学支援金は年約2億数千万円。
在日朝鮮人が収めている税金は、年間2796億円、この10年間では4兆984億円。
それでも私たちは「朝鮮学校に日本国民の血税を使うな!」と言われるのです。
あまりに悔しくて、もう一度、書きました。
前も書きましたが、日本人を10とすると、そのうち朝鮮学校支持者1、不支持1、知らないが8で、その8がマスコミによってやられつつある今のこの状況。
あまりに単純明快なこの事実を、もっともっと広く知って欲しいと思うので」(キム・ユソプ千葉初中校長)
任さんはこの記事を引用されながら当局の不当性について暴露されました。
-伊藤さんのアピールから-
「弁護士の使命と役割は「基本的人権の擁護」と「社会正義の実現」と弁護士法にちゃんと書いてある。朝鮮学校差別は弁護士でもある橋下市長がやってはならないこと。悪いことは直ぐに広がる。橋下氏は一刻もはやく補助金を復活し、良い影響を広げていってほしい。」
(レポート 横道)
ちなみに奈良という名前は朝鮮語の「国」を意味する「ナラ」という言葉から来ているという説もあるとの伊藤さんのお話に、ナルホド有り得ると感心しました。
(横道)
横道さんはアピールの内容をメモして下さっています。
「ウリハッキョを支える宝塚市民の会」の田中さんは昨日まで、第3回目になる「福島のウリハッキョのための保養キャンプ」を行い疲れているにも関わらず笑顔で自作の歌まで歌ってくださいました。
ー田中さんのアピールからー
「7月24日から27日まで福島朝鮮学校の子どもたちを招いて宝塚で行われた保養キャンプの様子を紹介された。この保養キャンプはせめて子どもたちが放射能の汚染地域からはなれ、夏休みのひと時を過ごしてほしいと行われ、今年で3回目になる。ニョニョさん、平田さんも応援に駆けつけてくれた。「60万回のトライ」の監督、パク・サユさんとパク・トンサさんが沖縄から沖縄のお菓子を送ってくれた。子どもたちも元気で楽しいキャンプなった。
田中さんの歌ってくれた「朝鮮学校を守ろう」、きれいなソプラノが府庁前に響きました。」(レポート 横道)
昨日まで祖国訪問中だった岡山の呉さんが、応援に駆けつけて下さいました。
-東大阪支部女性同盟の鄭さんのアピールー
「26日の納涼会には大勢の人が参加してくれた。朝鮮学校は一世が立ち上げ、2世3世ががんばって受け継いできた。これからも力をあわせ諦めずに頑張ろう。と力強くアピールされた。」[レポート 横道)
ー東大阪支部の金さんのアピールー
「もうすぐ祖国解放の日を迎えようとしている。一世は植民地支配により日本に来ざるをえなかった。しかしいまだ植民地支配の清算をなされることなく、差別が続いている。節目の年の今年は大きく決断すべき年である。負の連鎖を断ち切るためにがんばろう。
毎年11月3日東大阪市で催される多文化共生フェスティバルを紹介された。」(レポート 横道)
ー東大阪中級部2年生のオモニのアピールからー
「日曜日に八尾プリズムホールで開催された吹奏楽コンクールで東大阪朝鮮中級学校が優秀賞に輝いた。日本の学校吹奏楽部の生徒たちとの交流、その親御さんたちとの交流で友好を感じることができた。コンクールに参加できるのもトンムたちのオモニたちが勝ち取ってきた権利だとトンムたちに知ってもらいたい。
この火曜行動の場にくると重苦しい気持ちになるけれど諦めずにたたかおうと思う。と話された。」(レポート 横道)
最後はみんなで「火曜行動」の歌を元気に歌い駐輪場に集まりました。
ーバレーボール部女生徒たちが連名での一言アピールを先立って府庁前で行いました。ー
「つらい練習を乗り越えて日本の高校生とも試合をしています。」
「日本の高校生のように無償化よろしくお願いします。」
やさしく清清しい訴えだけに、余計に胸にこたえました。(レポート 横道)
朝高バレー部の皆さんに暖かい拍手が送られ、バレー部の主将が激励の挨拶をしてみんなを励まし、自分たちも頑張りつづけると決意を新たにしました、
岡山から来られた呉さんがみんなに連帯の挨拶を送り無償化連絡会にカンパをしました。コマッスムニダ。
私も今日はアピールの合間に24日の朝に出来上がり、宝塚保養キャンプの歓迎会でも朗読させていただいた「火曜日の70階段」を朗読させていただきました。
「火曜日」の70階段
ニョニョ
若いころのように
トントンと駆け足では登れないけど
一段一段踏みしめて登る
いくら苦しくても登らなければ
前には進めない
まるで人生のような70階段
父や母が登りきれなかった階段を
孫たち、ひ孫たちの笑顔を奪われまいと
ハンメになった娘が今日も登る
足取りが重い日もある
雨風に吹き飛ばされそうな日もある
でも後ずさりは出来ない
1段下がれば2歩押し寄せてくる
何が何でも踏んばらなければ
正念場だ 諦めたらおしまいだ
「楽な道を歩けば良いのに・・・」
そんなこと言わず 一緒に登ろうよ
一人じゃないよ 心の友が一杯いるよ
子どもたちの歌声が聞こえる
「リムジンガン」が、「ハナ」が聞こえる
迷いを溶かしてくれる 天使の歌声だ
人間らしく生きるために
子どもたちの笑顔を守るために
今日も登る 「火曜日」の70階段!
(7月24日)
[화요일]의 70계단
녀녀
젊을때처럼
뛰여가면서 오르지는 못하지만
한단한단 힘껏 밟으면서 오른다
아무리 고달퍼도 오르지 않으면
앞으로는 못나간다
마침 인생과 같은 70계단
부모님이 끝내 오르지 못한 계단을
손자들의 웃음을 빼앗기지 말자고
할매가 다 된 딸이 오늘도 오른다
발걸음이 무거운 날도 있다
비바람에 넘어질번 한 날도 있다
하지만 뒤걸음 칠수는 없다
한단 물러서면 두걸음 밀린다
무슨 수를 써서라도 버티어야 한다
막다른 골목이다 체념하면 끝장이다
[편안한 길로 갈것이지 ┅ ]
무슨 소리 하나요 다같이 오르자요
얼마나 많은 친구들이 함께 있나요
아이들의 노래소리가 들린다
[림진강]이며 [하나]가 들린다
망설임을 녹여주는 천사의 노래소리
사람답게 살기 위하여
아이들의 환한 미소를 지키고싶어서
오늘도 오른다 [화요일]의 70계단!
(7月24日)