寒い寒い232回目の火曜日です。なぜ火曜日ばかり寒いのでしょうか?!
梁オモニムのお元気な姿がどれほど勇気をくれたか知れませません。
今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」の平田さんです。手がちぎれるほど風が冷たいですが、よろしくお願いいたします。写真は毎回松尾和子さんが沢山送ってくださいます。
オモニ会の皆さんが大勢参加されています。
今日も長崎由美子さんの明るく力強いアピールから232回目の火曜行動始まりました。
-長崎さん-
18日、クレオ大阪で行われた、大阪朝鮮第四初級の芸術発表会に行ってきました。フラフープの演技、舞踊、六年生の“朝鮮学校を守り伝えていく”という演劇などがありました。補助金裁判の不当判決に悔しい、悲しい思いをしていましたが、子ども達の懸命な楽しそうな姿に元気をもらいました。
朝鮮学校の芸術発表会は、22日に東大阪初級が八尾プリズムホールで、24日には、生野初級がクレオ大阪・中央で、25日には、北大阪初中級がムーブ21学習センターで、26日には、中大阪初級がクレオ大阪・東で、28日には東大阪中級が八尾プリズムホールであります。チャンスのある方はお近くの会場へ足を運んで、ぜひ見て頂きたいです。
2月15日には、無償化裁判の最後の公判がありました。その日、共同代表の藤永先生は、
不当判決に対し651人の大学教授、研究者が声明をだしたこと、藤永先生たち3人が代表で、その声明を持って大阪府と市に申し入れに行ったことを報告されました。
18日には東大阪のオモニ会に行って、不当判決についてお話しをさせてもらいました。
さまざまのオモニから発言がありました。心から怒りを感じる、こうした時だから手を繋ぎ立ち上がって、一世、二世が守ってくれたことを繋いでいかないと、オモニたちも火曜行動に参加していこう、仕事を掛け持ちでしているひと、家庭の事情で行けない人は、メールなどで励まし合って声をかけ合っていこう、等がはなし合われました。
朝鮮学校についてマイナスの報道ばかりがされている中、実際の子ども達の姿を見てもらうことで、差別が不当なことを、肌で感じてほしいです。(レポート平田)
火曜バンドは強風にも負けません!
大きな手術の後も重いスピーカーとハンドマイクを積んで坂を上って来られる長崎さん。今日用があって久しぶりに自転車で坂を上って行ったのですが、丁度前を長崎さんが自転車で走っておられました。途中何回も止まりながら、それでも全身に力を入れ進んでいらっしゃいました、なぜか涙が溢れそうになりました。
あぁ、こんな素晴らしい影の功労者にささえられ「火曜行動」を5年近くも続けてきたのだと思うと、申し訳なさと行政に対する怒りがごちゃ混ぜになり、複雑な思いに駆られました。
我らがオモニム!こんな寒い日はお休みになれば良いのに、、、
若者の代表がマイクを持ちました。許さんです。
―許さんー
火曜行動に参加して何年にもなります。僕のオクサンと子どもが参加したとき、大阪府知事に“学ぶ権利はない”と言われて1年になり、娘は2歳になりました。
1月26日、大阪地裁のあまりにも不当な判決が出たのですが、不当だと立ち上がってくれる皆さんがいる、僕たちも頑張ります。
テレビ・新聞などの一面的な報道だけで朝鮮学校を判断するのではなく、どのような教育がされているのか、子ども達がどのように育っているのか、実際の学校を見てもらうだけでちがうと思います。
ここに立っていると、この声は届いているのだろうかと不安になることもありますが、諦めず声を上げます。職員のみなさん、府民のみなさん、大阪の財産ともいうべき朝鮮学校を見守って頂きたいです。(レポート平田)
豊中から来られた田中さんもマイクを持たれました。
―田中直子さんー
今、豊中では学校法人「森友学園」のとんでもない問題がおきています。
私達は「瑞穂の國小学院」問題を考える会を作って取り組もうとしています。近隣地価の1割、1億3千万余で国から購入したことはすでに報道されていましたが、朝日、日刊現代によると、1億3千400万円で、しかも10年の分割払いが認められていたのです。
しかもその契約の前に、国からゴミの撤去費用1億3千万円余りを受け取っていたと言うのです。タダ同然のような額で国から購入していたことになります。大阪地検が動かないとおかしいと思います。
朝鮮学校には1億2千6百万円の補助金すらカットして、このようなことを報道さえしないこともおかしいです。大阪府はまだこの学校の認可をしていないことが分かりました。しっかりと見て、取り組んでいきたいと思います。(レポート平田)
*後のFbでのコメントから
(瑞穂の國小學院」問題についてアピールさせてもらいました。あとになって、明後日23日の夜18時から19時、庄内駅前で「瑞穂の國小學院」問題を考える会がビラまきすることを話し、皆さんに、可能ならご参加をと呼びかければよかったと後悔しました。田中)
ニョニョも、朝、意訳を終えた出来立てほやほやの歌「勝利のその日まで」をバイリンガルで朗読させていただきました、曲は今、歌舞団の金和美さんが創作しておられます。
歌詞 승리의 그날까지(勝利のその日まで)
ニョニョ
1. 고개를 들어요 한숨을 거두자요
空をみあげよう ため息はつかないで
아이들의 웃음을 빼앗길순 없잖아요
奪われてはならない 子供たちの笑顔を
포기를 말자요 단념도 하지말고
諦めるものか 放棄なんてするものか
전진만이 우리의 길 승리의 그날까지
前進のみ我らの道だ 勝利のその日まで
2.뒤걸음은 못쳐요 사람답게 살아야죠
人らしく生きようよ 後ずさりは出来ない
배움의 권리를 끝까지 지키자요
学びの権利を 永遠(とわ)に守ろうよ
포기를 말자요 단념도 하지말고
諦めるものか 放棄なんてするものか
전진만이 우리의 길 승리의 그날까지
前進のみ我らの道だ 勝利のその日まで
申さんも久しぶりのアピールです。
ーオモニー
大阪市に住む、2人の子どもを通わせている保護者です。
私達は納税など義務をしっかり果たしています。朝鮮学校に子どもを通わせるのは、日本人ではなく朝鮮人だから当たり前です。それだけです。
歴史的背景から永住権をもち日本で住む3世です。スポーツの場ではダメとされているのに、教育の場では差別が行われている。
政治・外交の問題など解決できない問題を、子ども達にホコ先を向け、いじめ、差別するのは止めてください。この子達の人権が保障されるまで闘います。(レポート平田)
歌舞団の舞姫。
若いオモニたちは最後の一枚まで渡そうと遠くまで行きます。
仕事の合間に駆けつけて下さった保護者もいます。
卒業まじかの三年生もアピールします。
ー高3生徒①-
バレーボールをしています。部活では練習や試合をします。スポーツでは平等に扱われているのに、教育になると不平等になる。理解できません。
26日は裁判所で判決を聞きました。補助金がカットされても・・やむを得ない、こちらから理解できない理由ばかりでした。私は卒業しますが、後輩のために一刻も早く補助金を再開し、無償化を適用してください。
ー高3生徒②-
私達には補助金が支給されていません。子ども達の学ぶ権利は平等に与えられているのに。
一般の市民でなく、行政が行っていることに我慢ができません。
私達は企業や会社に就職します。日本社会の一員として在日コリアンが存在していること、日本社会の一員だということを分かって欲しいです。
そしていち早く平等社会を築いてほしい。そのために、差別を止め補助金を支給し、無償化を適用してください。
(レポート平田)
4人のお子さんを立派に育て上げたオモニもマイクを持ちます。
―オモニー
生野区に住んでいます。職員の方に尋ねたいことがあります
火曜行動をして6年がたちます。大阪府の対応のことも、司法の不当判決のことも、私達は落ち込んでいるひまもないのです。
職員のみなさんには、声が聞こえているのでしょうか?心の目はあるのでしょうか?なぜ声を上げないのでしょうか?
子どもが、後輩に同じ思いをさせたくないと言いました。私達も一世、二世の思いを引き継いで認められるまで闘います。声を広げていきます。
府知事は“学ぶ権利はない”と言いましたが、そんな行政でいいのでしょうか、声をだし、心の目で見て頂きたいです。(レポート平田)
かじかんだ手でレポートを続ける平田さん!
火曜バンドは無敵です。強風になんか負けてたまるか!
最後の歌には明日への希望が繋がれます!
いつもの駐輪場では、卒業生たちを始め、青年たちにあたたかい拍手が送られました、寒すぎて立っていられないので早々に解散しました。
来週も頑張るぞ!が合言葉です!^o^