秋晴れの火曜日です。
今日のレポーターはお二人です。ハルモニ会の横道さんと井上さんです。写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心一つに発信してまいります。応援よろしくお願いいたします。
長崎さんの第一声始まりました❣️
☆長崎さん
府庁でお勤めのみなさま、ご通行中のみなさま、こんにちは。
今まで暑かったり寒かったり、今日は秋晴れですが風が冷たいですね。
子どもたちの笑顔を大人が奪わないで、その思いで今日の火曜日行動を始めさせていただきます。
今日も、ハッキョのオモニのみなさんたちが旗を持って参加していただいています。
火曜日バンドのみなさんは、日本人のみなさんです。朝鮮や日本の民謡、いろんな歌曲を流していただいています。
朝鮮学校はこれから、運動会は終わりましたが、秋祭り、フェスタがいろんなハッキョで行われることになっていますので是非参加いただけたらと思います。
この火曜日行動は2012年4月17日に始まりました。10年と半年になろうとしています。
12月13日になると500回ということになります。
2012年に始まった時にはあたりの風景は全く違っていました。今建っている大阪国際がんセンターは、当時は大きな駐車場やいろんな建物がありました。
ここに来る方々も、自分たちの孫のためには絶対負けられないと痛い足を引きずりながら坂を上って来た方、ハッキョのソンセンニム(先生)、いろんな方々がこの場に立ち、その中には天国に逝かれた方々もいらっしゃいますが、そうした方々の思いを引き継いで私たちは10年を越えてもこうやって訴えをしています。
私たちの訴えは本当にシンプルです。
大人が子どもを差別しないでほしい。自分の国のことばや文化を当たり前に学び、自分の国のルーツを持って生きることを保障してほしい。とてもシンプルです。なのに10年を越えても私たちはこうやって立っているんでしょうか。
今、海外から来る方々の規制が緩やかになってたくさんの外国人の方々が大阪城公園にも訪れるようになりました。私たちが掲げている横断幕には、英語、韓国語、中国語で“子どもたちを差別しないでほしい”と書かれています。観光客の中にはこの字を不思議そうに眺める方もいます。万博をしたい、海外からお客さんを呼びたい、でもここに来た時にどう思われるでしょうか。若い人も含めてこの場に立って何を訴えているんだろうか。
ここにいる保護者の方々は、長い方はひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんの代から日本で暮らしています。四世、五世、そんな方々が、税金を払い、住民市民としての義務を果たしながら、自分たちの子どもが朝鮮学校に学ぶことに対しては一切の税金が国からも大阪府からも切られたままになっている。こんな理不尽なことがあるんだろうか、それを訴えているのです。
私たちが自分の子どもを公立の学校に送った時に、たとえば私の息子二人は小学校から高校まで公立の学校に行きました、私の息子たちが国から受けて来た支援は年間100万円です。私学に送った場合には32万円です。朝鮮学校が今まで大阪府から受けて来た支援は6万9800円、訳7万円です。
(あ、フェルナンド!)今日は友人の、カタルーニャから来たフェルナンドさんも来てくれました。
子どもたちが受けるべき税金がもともとが7万円という少ない額だったにも拘わらず、打ち切られて10年を越えている訳です。これについて私たちは訴えを続けて来ました。
黙っていれば無かったことにされてしまう、声をあげなければ存在が無かったことにされてしまう、だからこうやって旗を持って立って訴えをしておられるのです。
(あ、アンニョンハセヨ、山田府会議員!頑張ってください)いつも朝鮮学校に理解を持って応援してくださる議員の方もおられます。ぜひ来年の選挙では頑張っていただきたいと思います。
では、トップバッターは大野さんから、お願いします。
火曜日バンドは不滅です❣️
大野さんがアピールのトップバッターです。
☆大野さん
アンニョンハシムニカ。今日もご苦労様です。
今日もたくさんご参加いただきました。
朝鮮学校に対する補助金、朝高に対する無償化も、政府も或いは維新の吉村さんも悩んでるんだろうなと思います。今さらやめられないという感じになってるんだと思います。
安倍さんが置き土産をたくさん作って、岸田総理も大変だなと同情しています。山際経済再生大臣が辞任されました。もっと早く辞任していればここまで長引かずにもっと他の審議もできたのにと思います。それと同時に自民党の数十人の議員が、選挙のための政策協定を結んでいて皆署名をしている。中身は、憲法を改正すること、LGBTQに消極的であること、家庭教育に支援をすること、日韓トンネルを作ること、などです。まさに自民党は終わっているという証です。あれもこれも安倍さんが亡くなったおかげで表に出てきたというのが今の日本社会です。
在日朝鮮人に対してのさまざまの地位向上に対しての配慮は、他の人たちとは違う。戦前戦後を通じて大変な損害を与え苦痛を与えて来た、その責任が日本政府に絶対ある、これを抜きに一歩も前進しないのだと思います。
多くの議員が意欲か命令かはしりませんがブルーリボンをつけてますが、一刻も早く拉致問題を解決しないと永久に朝鮮に対して差別を助長すると思います。私たちは、過去はきっちりと清算して仲良くやっていきましょう。
共にがんばりましょう。
今日も新聞記者の方が来ておられます。
崔さんのアピールです。
☆崔さん
大阪朝鮮高級学校で元教員をしていました。先ほど話がありましたが、去る10月2日に大阪朝鮮中高級学校で運動会がありました。久しぶりに、晴天の下、いろんな支援者の方々に来ていただいて盛大に催されました。
私は朝高の教員だったので運動会というと思い出すことがあります。
朝高の学生たちは、運動会の前日に前夜祭のようなことをします。自分たちだけで集会を行うんですが、その集会である高校3年生の女子学生がこういうことを言ったんです。
「明日の運動会をどういう心持ち、気構えでみんな参加しようと思ってる?」と。「私が思っていることをひとつ今から言います。毎週火曜日大阪府庁前で同胞と日本の支援者の人たちが集まって、高校無償化をはじめ民族教育の権利のために闘っていること知ってるでしょう?火曜日行動というんです。明日、その人たちがたくさん私たちの運動会を見に来てくれるんですよ。明日、来て下さる同胞、日本の支援者の人たちに、民族教育の価値と意義、これを私たちの今の姿をとおして再確認していただく、そのような心構えで私は運動会に参加したい。みなさんどうですか?」 おお、そうだそうだ、ということで続いて学生たちは、「明日の運動会は盛り上げなあかんけど、運動会自体が民族教育を守る闘いとして催されなくてはいけない」と学生たちは自分たちで集まって話している訳なんです。私たち教員はそれを横で聞きながら泣きました。涙を流して泣きました。二つの意味で。一つは、まだ子どもたちにこんな不安を抱かせながら学校生活を送らせている、この状況をまだ解消しきれていない私たち自身の罪について。もう一つは、子どもたちがしっかりと自分たちの学校がどういう状況の中で守られているのかということを見ているということ。心に刻みながら勉強して引き継いで闘っていかなければいけないと考えているんです。私は泣きました。教員たちも泣きました。
昨今の朝鮮半島を取り巻く情勢はかなり厳しい状況ですが、その中で、ヘイト、朝鮮学校の学生に対する暴言、暴力が今、頻繁に発生しています。それについて岸田首相は、国会で「あらゆる差別は許されない。やめさせなければいけない。」と言いました。私は感じました。何を言ってるんだ。率先して民族差別を制度的に助長しているのは政府であり地方自治体じゃないか。そいうことを棚に上げて100万回「差別はいけない」そんな空虚な空疎な言葉を聞いても何の足しにもならない。
構造的、制度的差別をどうのように解消していくのか、改めるのか、それをしっかり考えていただかないといけない。それが私たちの要請です。その皮切りが、朝鮮学校に対する補助の再開、高校無償化・幼保無償化適用なんじゃないですか。みなさん、しっかりと考えてください。今日はこの辺にしときます。
大村さんもマイクを持たれました。
☆ 大村さん
みなさんこんにちは。わたしは「城北朝鮮初級学校の支える会」をやっております。
城北朝鮮初級学校は開校63年を迎えていますが、学校の統廃合で来年からは北大阪初級学校に移り、城北初級はなくなります。
それで今年はクライマックスイヤーと言うことで、この前の土曜日(22日)日曜日(23日)にアボジ会主催で、子ども達、アボジ・オモニ、先生方が集い、子ども達を励まし思い出作りの校庭キャンプが行われました。
わたしも参加させてもらいましたが、子ども達は低学年から高学年まで、自分達で買い出しをし、カレーをつくりました。食後はアボジ達が花火をして、子ども達のために一生懸命されてました。
アボジ、オモニも決して経済的にも時間的にも余裕があって、このような取り組みをしておられるのではありません。毎日大変な仕事をなさっている中で、子ども達のために一生懸命、取り組みをされていました。
どのこども達も愛情に守られて当然ですが、このような様子を目の当たりにすると、特に朝鮮学校の子ども達は暖かい愛情に守られていると思います。
ニュースで言っていましたが、日本の若者は「自分に満足しているか」「将来に希望があるか」というアンケート結果は、どちらも30%代だったそうです。日本の若者の自己肯定感はこのように低い。
これに対し「ほめ育」なんてものが提案されいるんです。「ほめ育」なんてしなくても、朝鮮学校の教育を見たら、こういう教育をやれば自己肯定感の持てる子ども達が育っていくと本当にまざまざと感じました。
橋下元知事は補助金交渉の時にこう言いました。(朝鮮学校の)子ども達を取り戻す。取り戻して正常な学校で学ばせる。と言いました。そんな発言をされて補助金を停止された訳です。正常な学校とはなんですか。日本の学校ですか。何を取り戻すんですか!
これは朝鮮学校の歴史性を欠いた傲慢な発言です。それが補助金停止の理由にされたということは、ほんとうに腹立たしい!
正しい歴史を学んでいかないと、日本の若者はヘイトスピーチやヘイトクライム、そういったことに繋がっていくと思います。
韓国でBTSのメンバーが兵役に行くことが話題になっていますが、日本のメディアは何故韓国に兵役があるのか、を伝えない。日本の植民地支配、南北分断の日本の責任をきちんと捉え直さないといけない。そのようなことは一切報じていません。
韓国では今、尹大統領拒否の何十万人のキャンドルデモが行われている。そのことも日本では一切伝えられていません。わたし達は正しく歴史を知らなければならないと思います。
オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」❣️
☆ オモニ
みなさんお疲れ様です。今日はチェーサー(第四初級)のオモニ会と生野初級のオモニ会が参加しています。OBのオモニも参加されています。それではオモニの一言とシュプレヒコールと歌をうたいたいと思います。
☆ OBオモニ
府庁のみなさん聞こえていますか? わたしは3人の子どもを朝鮮学校に送ったオモニのOBです。火曜行動のこの場にも何度も立ってきました。
わたしの長男が高校2年生の時に高校無償化の話がありました。しかし無償化されないまま、こんな状況が10年も続くとは思っていませんでした。そのうちに初級中級学校に通う可愛い子ども達の補助金も打ち切られてしまい、子ども達を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。支える父母達も大変な努力を強いられています。
このような立派な建物の中で働いている人達が、この小さな子ども達の教育を守ることが何故出来ないのでしょうか。
いつまでこの状況を続けるのでしょうか。見て見ぬふりでしょうか。
みなさん、朝鮮学校に実際に顔を出して見てください。
元気に子ども達は育っています。親たち、地域の同胞達が必死に支えています。
この子ども達に、よりよい教育環境が与えられるように、ここでお仕事をされている皆さま、
どうか頭を使って、子ども達のためにより良い環境をつくってください。
よろしくお願いします。
歌 「声よ集まれ歌となれ」
シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう
最後の歌は「勝利のその日まで」‼️‼️
いつものように、駐輪場での申し送りです。
来週も頑張ります。
今日のレポーターはお二人です。ハルモニ会の横道さんと井上さんです。写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心一つに発信してまいります。応援よろしくお願いいたします。
長崎さんの第一声始まりました❣️
☆長崎さん
府庁でお勤めのみなさま、ご通行中のみなさま、こんにちは。
今まで暑かったり寒かったり、今日は秋晴れですが風が冷たいですね。
子どもたちの笑顔を大人が奪わないで、その思いで今日の火曜日行動を始めさせていただきます。
今日も、ハッキョのオモニのみなさんたちが旗を持って参加していただいています。
火曜日バンドのみなさんは、日本人のみなさんです。朝鮮や日本の民謡、いろんな歌曲を流していただいています。
朝鮮学校はこれから、運動会は終わりましたが、秋祭り、フェスタがいろんなハッキョで行われることになっていますので是非参加いただけたらと思います。
この火曜日行動は2012年4月17日に始まりました。10年と半年になろうとしています。
12月13日になると500回ということになります。
2012年に始まった時にはあたりの風景は全く違っていました。今建っている大阪国際がんセンターは、当時は大きな駐車場やいろんな建物がありました。
ここに来る方々も、自分たちの孫のためには絶対負けられないと痛い足を引きずりながら坂を上って来た方、ハッキョのソンセンニム(先生)、いろんな方々がこの場に立ち、その中には天国に逝かれた方々もいらっしゃいますが、そうした方々の思いを引き継いで私たちは10年を越えてもこうやって訴えをしています。
私たちの訴えは本当にシンプルです。
大人が子どもを差別しないでほしい。自分の国のことばや文化を当たり前に学び、自分の国のルーツを持って生きることを保障してほしい。とてもシンプルです。なのに10年を越えても私たちはこうやって立っているんでしょうか。
今、海外から来る方々の規制が緩やかになってたくさんの外国人の方々が大阪城公園にも訪れるようになりました。私たちが掲げている横断幕には、英語、韓国語、中国語で“子どもたちを差別しないでほしい”と書かれています。観光客の中にはこの字を不思議そうに眺める方もいます。万博をしたい、海外からお客さんを呼びたい、でもここに来た時にどう思われるでしょうか。若い人も含めてこの場に立って何を訴えているんだろうか。
ここにいる保護者の方々は、長い方はひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんの代から日本で暮らしています。四世、五世、そんな方々が、税金を払い、住民市民としての義務を果たしながら、自分たちの子どもが朝鮮学校に学ぶことに対しては一切の税金が国からも大阪府からも切られたままになっている。こんな理不尽なことがあるんだろうか、それを訴えているのです。
私たちが自分の子どもを公立の学校に送った時に、たとえば私の息子二人は小学校から高校まで公立の学校に行きました、私の息子たちが国から受けて来た支援は年間100万円です。私学に送った場合には32万円です。朝鮮学校が今まで大阪府から受けて来た支援は6万9800円、訳7万円です。
(あ、フェルナンド!)今日は友人の、カタルーニャから来たフェルナンドさんも来てくれました。
子どもたちが受けるべき税金がもともとが7万円という少ない額だったにも拘わらず、打ち切られて10年を越えている訳です。これについて私たちは訴えを続けて来ました。
黙っていれば無かったことにされてしまう、声をあげなければ存在が無かったことにされてしまう、だからこうやって旗を持って立って訴えをしておられるのです。
(あ、アンニョンハセヨ、山田府会議員!頑張ってください)いつも朝鮮学校に理解を持って応援してくださる議員の方もおられます。ぜひ来年の選挙では頑張っていただきたいと思います。
では、トップバッターは大野さんから、お願いします。
火曜日バンドは不滅です❣️
大野さんがアピールのトップバッターです。
☆大野さん
アンニョンハシムニカ。今日もご苦労様です。
今日もたくさんご参加いただきました。
朝鮮学校に対する補助金、朝高に対する無償化も、政府も或いは維新の吉村さんも悩んでるんだろうなと思います。今さらやめられないという感じになってるんだと思います。
安倍さんが置き土産をたくさん作って、岸田総理も大変だなと同情しています。山際経済再生大臣が辞任されました。もっと早く辞任していればここまで長引かずにもっと他の審議もできたのにと思います。それと同時に自民党の数十人の議員が、選挙のための政策協定を結んでいて皆署名をしている。中身は、憲法を改正すること、LGBTQに消極的であること、家庭教育に支援をすること、日韓トンネルを作ること、などです。まさに自民党は終わっているという証です。あれもこれも安倍さんが亡くなったおかげで表に出てきたというのが今の日本社会です。
在日朝鮮人に対してのさまざまの地位向上に対しての配慮は、他の人たちとは違う。戦前戦後を通じて大変な損害を与え苦痛を与えて来た、その責任が日本政府に絶対ある、これを抜きに一歩も前進しないのだと思います。
多くの議員が意欲か命令かはしりませんがブルーリボンをつけてますが、一刻も早く拉致問題を解決しないと永久に朝鮮に対して差別を助長すると思います。私たちは、過去はきっちりと清算して仲良くやっていきましょう。
共にがんばりましょう。
今日も新聞記者の方が来ておられます。
崔さんのアピールです。
☆崔さん
大阪朝鮮高級学校で元教員をしていました。先ほど話がありましたが、去る10月2日に大阪朝鮮中高級学校で運動会がありました。久しぶりに、晴天の下、いろんな支援者の方々に来ていただいて盛大に催されました。
私は朝高の教員だったので運動会というと思い出すことがあります。
朝高の学生たちは、運動会の前日に前夜祭のようなことをします。自分たちだけで集会を行うんですが、その集会である高校3年生の女子学生がこういうことを言ったんです。
「明日の運動会をどういう心持ち、気構えでみんな参加しようと思ってる?」と。「私が思っていることをひとつ今から言います。毎週火曜日大阪府庁前で同胞と日本の支援者の人たちが集まって、高校無償化をはじめ民族教育の権利のために闘っていること知ってるでしょう?火曜日行動というんです。明日、その人たちがたくさん私たちの運動会を見に来てくれるんですよ。明日、来て下さる同胞、日本の支援者の人たちに、民族教育の価値と意義、これを私たちの今の姿をとおして再確認していただく、そのような心構えで私は運動会に参加したい。みなさんどうですか?」 おお、そうだそうだ、ということで続いて学生たちは、「明日の運動会は盛り上げなあかんけど、運動会自体が民族教育を守る闘いとして催されなくてはいけない」と学生たちは自分たちで集まって話している訳なんです。私たち教員はそれを横で聞きながら泣きました。涙を流して泣きました。二つの意味で。一つは、まだ子どもたちにこんな不安を抱かせながら学校生活を送らせている、この状況をまだ解消しきれていない私たち自身の罪について。もう一つは、子どもたちがしっかりと自分たちの学校がどういう状況の中で守られているのかということを見ているということ。心に刻みながら勉強して引き継いで闘っていかなければいけないと考えているんです。私は泣きました。教員たちも泣きました。
昨今の朝鮮半島を取り巻く情勢はかなり厳しい状況ですが、その中で、ヘイト、朝鮮学校の学生に対する暴言、暴力が今、頻繁に発生しています。それについて岸田首相は、国会で「あらゆる差別は許されない。やめさせなければいけない。」と言いました。私は感じました。何を言ってるんだ。率先して民族差別を制度的に助長しているのは政府であり地方自治体じゃないか。そいうことを棚に上げて100万回「差別はいけない」そんな空虚な空疎な言葉を聞いても何の足しにもならない。
構造的、制度的差別をどうのように解消していくのか、改めるのか、それをしっかり考えていただかないといけない。それが私たちの要請です。その皮切りが、朝鮮学校に対する補助の再開、高校無償化・幼保無償化適用なんじゃないですか。みなさん、しっかりと考えてください。今日はこの辺にしときます。
大村さんもマイクを持たれました。
☆ 大村さん
みなさんこんにちは。わたしは「城北朝鮮初級学校の支える会」をやっております。
城北朝鮮初級学校は開校63年を迎えていますが、学校の統廃合で来年からは北大阪初級学校に移り、城北初級はなくなります。
それで今年はクライマックスイヤーと言うことで、この前の土曜日(22日)日曜日(23日)にアボジ会主催で、子ども達、アボジ・オモニ、先生方が集い、子ども達を励まし思い出作りの校庭キャンプが行われました。
わたしも参加させてもらいましたが、子ども達は低学年から高学年まで、自分達で買い出しをし、カレーをつくりました。食後はアボジ達が花火をして、子ども達のために一生懸命されてました。
アボジ、オモニも決して経済的にも時間的にも余裕があって、このような取り組みをしておられるのではありません。毎日大変な仕事をなさっている中で、子ども達のために一生懸命、取り組みをされていました。
どのこども達も愛情に守られて当然ですが、このような様子を目の当たりにすると、特に朝鮮学校の子ども達は暖かい愛情に守られていると思います。
ニュースで言っていましたが、日本の若者は「自分に満足しているか」「将来に希望があるか」というアンケート結果は、どちらも30%代だったそうです。日本の若者の自己肯定感はこのように低い。
これに対し「ほめ育」なんてものが提案されいるんです。「ほめ育」なんてしなくても、朝鮮学校の教育を見たら、こういう教育をやれば自己肯定感の持てる子ども達が育っていくと本当にまざまざと感じました。
橋下元知事は補助金交渉の時にこう言いました。(朝鮮学校の)子ども達を取り戻す。取り戻して正常な学校で学ばせる。と言いました。そんな発言をされて補助金を停止された訳です。正常な学校とはなんですか。日本の学校ですか。何を取り戻すんですか!
これは朝鮮学校の歴史性を欠いた傲慢な発言です。それが補助金停止の理由にされたということは、ほんとうに腹立たしい!
正しい歴史を学んでいかないと、日本の若者はヘイトスピーチやヘイトクライム、そういったことに繋がっていくと思います。
韓国でBTSのメンバーが兵役に行くことが話題になっていますが、日本のメディアは何故韓国に兵役があるのか、を伝えない。日本の植民地支配、南北分断の日本の責任をきちんと捉え直さないといけない。そのようなことは一切報じていません。
韓国では今、尹大統領拒否の何十万人のキャンドルデモが行われている。そのことも日本では一切伝えられていません。わたし達は正しく歴史を知らなければならないと思います。
オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」❣️
☆ オモニ
みなさんお疲れ様です。今日はチェーサー(第四初級)のオモニ会と生野初級のオモニ会が参加しています。OBのオモニも参加されています。それではオモニの一言とシュプレヒコールと歌をうたいたいと思います。
☆ OBオモニ
府庁のみなさん聞こえていますか? わたしは3人の子どもを朝鮮学校に送ったオモニのOBです。火曜行動のこの場にも何度も立ってきました。
わたしの長男が高校2年生の時に高校無償化の話がありました。しかし無償化されないまま、こんな状況が10年も続くとは思っていませんでした。そのうちに初級中級学校に通う可愛い子ども達の補助金も打ち切られてしまい、子ども達を取り巻く環境は厳しい状況が続いています。支える父母達も大変な努力を強いられています。
このような立派な建物の中で働いている人達が、この小さな子ども達の教育を守ることが何故出来ないのでしょうか。
いつまでこの状況を続けるのでしょうか。見て見ぬふりでしょうか。
みなさん、朝鮮学校に実際に顔を出して見てください。
元気に子ども達は育っています。親たち、地域の同胞達が必死に支えています。
この子ども達に、よりよい教育環境が与えられるように、ここでお仕事をされている皆さま、
どうか頭を使って、子ども達のためにより良い環境をつくってください。
よろしくお願いします。
歌 「声よ集まれ歌となれ」
シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう
最後の歌は「勝利のその日まで」‼️‼️
集合写真です。
いつものように、駐輪場での申し送りです。
来週も頑張ります。